大学の頃は、電子メールも、電子ニュースも、所謂ネットサーフィンも、 Web ページの作成も楽しんでいたのですが、大学を出ると、途端にその 環境がなくなりました。パソコンすら無かった訳ですから当然ですね。 しかし、1998 年の秋に初めての自作マシン( Baldo )を手に入れてからも、プロバイダに申し込むのが億劫だったので、 なかなか Internet life は始まりませんでした。 が、とうとう、 1999 年の夏から秋にかけて、インターネットの大海へ 乗り出すことを決心したのでした(ちょっと大袈裟)。
当時は、全国の何処へ飛ぶことになるか判ったものではなかったので、 全国にアクセスポイントがある ISP を選ぶことにしました。 そして、クレジットカードを持っていない私は、口座引き落としの出来る ISP を選ぶこととしました。んで、電話で問い合わせて確認した所、 目を付けていた ISP の二件目が第二の条件に叶う事が判り、 申し込むことにしました。その ISP は、 ぷらら です。 申し込んでみると、結局、引き落としはカード会社を 利用したものだったのですが、別にカードが来る訳でもなく、 ISP への支払い専用ということで、問題はありませんでした。
モデムといえば、外付の印象が強かった私は、OMRON の ME5614D を 選びました。何か異状が発生した時に「ぶち」と切ることが 出来るのも外付ならではのことです。 Winmodem が Linux や *BSD などで問題となっていますから、 この選択は間違っていなかったといえます。
特に問題なかったようです。ノートにはな〜んにも記録されていませんから。 取扱説明書やら、 ISP から届いた資料などで十分に設定できるでしょう。
以下、 Debian GNU/Linux 限定の 設定方法です。 まず、 modconf で net/ppp のカーネルモジュールをロードするようにします。 Debian では、 pppconfig なるプログラムが用意されていて、これを使って シリアルポートや、電話番号などの設定を行なうことが出来ます。 Debian GNU/Linux slink JP では、日本語化された pppconfig-ja なるものも ありました。 正しく設定されたら、 pon で接続、 poff で接続できます。 接続時間を気にして、頻繁に接続や切断をしたいことがあるでしょう。 一般ユーザから接続できるようにするには、そのユーザを pppd のグループである dip に登録する必要があります。
pppxp なるソフトウェアを使っても接続できるそうですが、 私はあんまり使ったことがないので、パス。