作るのはこのルアーです。


8時間で作るルアーでスズキを釣ろう!
実際にこのルアーで釣った記録

思ったより釣れるのでビックリしています。
ちなみにルアーの名前は8時間で作成したミノーなので
「Eight Hour M85」と名づけました。
次の予定は[Eight Hour V80]です。バレバレ(笑)


本体とリップの型紙です。本体の長さが8.5センチになるように して使ってください。


厚紙で型紙を作成し(全長8.5cm)バルサ材を 左右対象に2枚型紙に合わせて切り抜き、瞬間接着剤で仮止めします。 さらに横の部分を削ります。上からみると写真のようになるようにします。 この辺は大雑把でいいです。


全体的に丸みを帯びるようにカッターでバルサを削ります。 この辺も大雑把でいいです。写真の上は削っていないもの、下は削ったものです。


仮止めしていた2枚のバルサを分け ボディに合うように真鍮(しんちゅう)線(0.8ミリ太さ)のを曲げます。 ペンチでやると良いでしょう。アイの部分はクギ等に巻きつけて丸くします。


真鍮線の補強の為に木綿糸でグルグル巻きにします。そのあと 瞬間接着剤で木綿糸を固めます。ちなみに私が愛用している 接着剤は某上州屋で安く売っている写真のブツです。


写真のようにカミツブシを真鍮線にセットします。前から特大、特大、大々。

ちなみに使っているカミツブシは←です。


両側に真鍮をセットする溝を彫刻刀で掘ります。 多少合わなくても構いません。後で気力であわせます(笑)


瞬間接着剤で貼り合わせます。ここで気力を使います。軽く内側どちらでも 良いので瞬間接着剤をたらし重ねます。そのあと3つアイについて次の作業を 行います。(1)軽く両側からバルサをおさえる(2)瞬間接着剤を アイの隙間に大量に流し込む(3)1テンポおいて力いっぱい両側から 押さえつけます。(4)しばらく待つ。そうすると白い煙を出しつつ(臭い! もしかして有害?!)固まります。


上からみた状態。シンキングなので形を整えつつボディをしぼりこみます。


しぼりこんだ状態。上の写真と比べて・・・あまりわからないかも しれませんが、結構バルサのカスが出るくらいに絞れました。


ここで初めて紙ヤスリを使って表面の仕上げを行います。


上が削ったままの状態。下が紙やすりで仕上げた状態です。 ここまでを25分で行ってください。


セルロースセメントに5回ドブ漬けして下さい。1時間に1回です。


そのドブ漬けが終わるまでの間にリップを作ります。 材質はポリカーボネイトです。1.5ミリ厚です。


Pカッターで真っ直ぐに切断し、カーブのところはペンチで ブチブチ切ります。ここも大雑把です。


ギザギザのリップを180番320番の紙ヤスリで 整えます。左のふたつはギザギザで、右のやつが ヤスリをかけたやつです。(右上部にキズがあるは 上の工程でペンチを使うときに失敗しちゃいました)


グンゼのMr.COLOR、158番の 「スーパーイタリアンレッド」で赤い部分の塗ります。 筆塗りです。何故普通の赤を使わないのかというと スーパーな方がスゴそうだからです。


筆の尻尾部分を平らに削り、そこに今度はスーパー・・ じゃない普通の黄色をつけ白目というか黄目部分を 書きます。ポトっと落とすような感じです。


爪楊枝の尻尾部分を平らに削り、黒色をつけ黒目を 書きます。こっちもポトっと落とすような感じです。


リップをつける溝をカッターで掘ります。 斜めにならないように注意して下さい。


リップを瞬間接着剤をたっぷり使ってくっつけて スプリットリングとフック(海用8番)をつけて 完成です。おぉ!ちょうど8時間! あとは釣るだけです。


私に大漁をプレゼントしてくれた試作品です。 写真では分からないかもしれませんが歯型でボロボロです。
8時間で作ったルアーでは強度が心配?と思われるかも しれませんが、73センチのシーバスのファイトも楽に あつかえるくらいです。結局、今シーズンこれで20尾位の シーバスファミリーを釣りましたが実際にはバラしが多数 あったので倍くらいのヒットはあったと思います。
ルアーは芸術品ではありません。使ってナンボです。 このルアー格好悪いけどリッパに自慢できるルアーだと思います。 みなさんも作って釣ってみてください。