その8

No.36

そりゃよかった

1999年4月

アメリカでは各所の学校で「銃乱射とか爆弾とか」で死傷者が出ています。
99年4月にもコロラド州の高校で二十数人死亡という事件がありました。

日本の学校ではそのような大量無差別殺人はありませんが、日本の学校が平穏無事でなんの問題もない、というわけではありません。

No.37

くもの糸

1999年5月

バブル崩壊以後の長い不況にも「やっと光が」見えてくるようになりました。
が、あくまで「日本経済」にであって、労働者諸氏にはなかなか光が当たらないどころか、諸氏を暗闇に突き落として諸氏へのわずかばかりの光をかき集めることで見えてきた光です。

No.38

残された地雷

1999年6月

コソボ紛争もようやく和平が実現し、ユーゴ軍の撤退とアルバニア系難民の帰還とが始まりました。そして今度はアルバニア系住民による報復でセルビア系住民が難民となっています。

コソボではあまり地雷の話は聞きませんが、和平後にも惨劇を繰り返す地雷はやはりコソボにもあるようです。

No.39

強制はしませんけどね

1999年7月

国旗国歌法案が7月22日衆院を通過し、8月上旬には成立します。自自公連立の与党絶対多数の中で、かなりすんなり通っていきました。

強制はしないと政府は言いますが、法律としての重みはあるのです。

No.40

地球,2XXX年

1999年8月

ゴミ焼却場周辺などで国や自治体のダイオキシン調査が行われるたびに「この程度の濃度のダイオキシンならば安全」と発表されます。
しかし、環境ホルモンとしての長期にわたる影響とか、わからないことは多いのです。

わからないままこの程度ならと言っている間に取り返しのつかない事態になるかもしれません。

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