その2

No.6

猿を笑えない

96年10月

ソ連の崩壊、東西冷戦の終結、核軍縮の進展。それでも未だ全面的な核兵器廃絶には至っていません。そんな物を手にしていても実際何の役にも立たないし、かえって自らの行動を束縛するのに。

猿は、手が通るだけの穴のあいた容器にエサがあると、エサを握った手が穴から出ず身動きできないそうです。

No.7

「日本から?」「いじめで・・・」

96年11月

94年、ルワンダでフツ族によるツチ族虐殺があって、その後の民族紛争から、ザイールなどに大量に難民が流れ出ました。難民キャンプでは食糧事情など難儀はありますが、一応傷害、殺人などの身の危険からは保護されているようです。

そのような保護を得られるなら、と・・・

No.8

いいなあ、テレビに出られて

96年12月

No.7ようなの難民キャンプで、あるいは干ばつとか内戦とかで、アフリカはじめ途上国には飢えた子供たちがいっぱいです。中でも特にひどいところが選ばれてテレビに映ります。

飢えがなくてテレビに出られない国の子供は、不満から(ホントは肥満から)糖尿病になります。

No.9

汚染物質

97年1月

隠岐沖で起きた海難事故で二つに割れたロシアのオンボロタンカーナホトカの船首部分は福井県三国町の海岸近くに流れ着き、辺り一帯を重油まみれにしました。付近住民や、各地からのボランティアたちはひしゃくなどで重油汚染を取り除こうと必死です。

地球の汚染はこればかりではなく、製造物責任者はその除去に必死です。

No.10

スサノオの命

97年2月

スサノオ(ヲの方がホントらしい)の命は、タカマガハラを追い出され、出雲の国の肥の川あたりをうろついていた時、箸が流れてきたので上流に人がいるとわかりました。

現代でも、人のいそうもない山奥でさえ、人間活動の痕跡を川の流れに見いだすことができます。

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