コントロール参考図2.

 食事と投与のタイミング



食直前ではなく、食後にインスリンを打つと、
上図のように、炭水化物による高血糖を引き起こし、高血糖も持続する事になります。
ご注意下さい!

上図は、アピドラ注を参考にした図です・・・
標準食に0.15単位/kgのアピドラ注を投与した場合の「食事と投与のタイミングデータ(外国人1型糖尿病)」

食直前に投与した場合(濃い黒線のグラフ) と 食直後に投与した場合(灰色の線グラフ) の
超速攻型インスリンの効き方の違いが、タイミングがずれるとこのような高血糖を引き起こす事を表しています。

食後に各種インスリンを用いるタイプや、食前に「NPH注、二相性ミックス注」「R注、混合製剤(30R,3/7等)注」等、
超速攻型インスリン以外のインスリンを用いている場合、自己分泌インスリン能が温存・残存し食後高血糖となるタイプで、
機能不全、又は代謝不全・分泌不全等々の2型糖尿病の特徴です。

「高血糖是正」にインスリンが必要であっても、小児・若年発症であっても、
相対的な原因(肥満などのメタボリック症候群や、下記の問題)等があれば、1型糖尿病(IDDM)ではありません。

様々な発症原因がトリガーとなる「その他の糖尿病(ODM)」や、
胎盤に抵抗性を持った「妊娠糖尿病(GDM)」、遺伝や主病、生活習慣等によって抵抗性等々を持つ2型糖尿病(NIDDM)で、
インスリン依存状態(IRDM)の2型糖尿病(NIDDM)です。

ご自身の抵抗性となっている相対的な問題(ODM等)となった
 「遺伝性疾患」、抗体を育む「食の問題」、「主病(持病)」、それらに対する「薬物」等々の問題を、
しっかりと見据え、根本原因を改善・対処する必要があります。

拙速にインスリン等の薬物に漫然と頼りきると、「薬物依存状態の重症(2型)糖尿病」となり得ます。

ご注意下さい!



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