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岩屋観音窟





 岩屋観音窟は、唐から戻った弘法大師が諸国の霊場を巡歴した際、 楠の古木に刻んだ観音像を安置したと伝えられる鍾乳洞です。 奥行約13m,幅約2m,高さ11mと規模はあまり大きくありませんが、 鍾乳石,石筍は良く発達していて、安置された木像も1200年以上を経た現在では、 石灰華にすっかり被われ石筍状に石仏化しています。

付近にある説明板には
岩 屋 観 音

伝承 その昔弘法大師が諸國を巡歴されたとき、この岩屋に錫をとどめ、
   一刀三礼手すから観音像を刻んで、この岩窟の中に安置されたと
   と伝えられる。
奇跡 一千有余年の長年月に鍾乳洞の天井から落ちる水滴をうけて、木像
   がすっかり石佛に変ったものである。それは まことに奇跡で その
   尊容には人工を越えた きびしさ、ふくよかさがある
祈願所
   江戸時代、このことが藩主毛利綱広の耳に達し 時の山代代官 佐伯
   長右衛門に命じて山の内にあった受恩庵をこの地に移させ洞窟内の
   聖観音を護持する意味で岩屋山護聖寺と公称して毛利家の祈願所と
   された。
天然記念物
   昭和九年一月二十二日この奇跡の観音像を安置する「岩屋観音窟」
   を学術的にも保存の価値あるものとして天然記念物に指定された。

    平成元年三月
美 川 町A

と書かれています。
※SPIRANさんから ご提供頂いた写真を元に作成しました。 サンキュ♪


所   在
  山口県岩国市美川町根笠字岩屋 (旧:玖珂郡美川町大字根笠) 
拝   観   終日開放(無休)
料   金   無 料
交   通
JR「岩国駅」より、錦川鉄道 錦川清流線にて40分の「根笠」駅下車。 岩国市生活交通バス「美川地域内路線 - 下り」に乗り換え「岩屋」下車、徒歩5分。
山陽自動車道「岩国IC」から、国道187号線を経由し約30分。
中国自動車道「六日市IC」からなら、国道187号線を岩国方面へ30分。
駐 車 場
  あり。(無料) 2021年8月現在



 tooppyさん2012/7/29

 でか丸くん(大水車)と岩屋観音行ってきました。 前にも行きましたが、岩屋観音は、見て無くて、今回は、初めて、見て感動しました、 とても、涼しくて、気持ち良くなりました。また行きたいです。
 岩屋観音窟に行って、岩屋観音を観てないって、前回は何を観てきたのでしょう?  なんか他にもっと面白いものがあったのかな〜って、とっても気になります。 来訪時に気持ち良くなられたということは、岩屋観音は、tooppyさんにとってのパワースポットということですかね。

 ゆきさん2007/6/14

 先日、岩屋観音へ行きました。 そのついでに石童庵上さんが昔行かれたと思われる洞窟(奥の院)を見てきました。 岩屋観音の横に奥の院までの遊歩道がついており簡単に行くことができます。 奥の院の入り口は中腰で立てるくらいの高さでそのまま15mくらい進めます。 その先には5〜6mくらいの高さのホールがあり観音像が安置してあり周りには数十枚のお賽銭が地面にありました。 ここまではライトさえあれば汚れず安全に行けます。 観音像の右横にはまだ奥に続く空間があり1.5mくらいのチムニーを登るとその先には3mくらいの縦穴がありました。 縦穴の底には軍手と空き缶が落ちていました。 縦穴の底にはまだ下に続く穴がありましたが頭が入る程度の大きさで人が入ることはできませんでした。 観音像より奥は泥だらけになりますし縦穴もあり、非常に危険です。観音像より奥はおすすめしません。
 奥の院、見るからに入ってくださいと言わんばかりの人型?をした入口なんですね。 もっと、秘密めいたイメージがあったんですが、お写真を拝見すると、確かに踏み固められて多くの人が通っている風の道ですし、 洞内のコインも沢山あっては、どれが石童庵さんのものなのか確認のしようが無いといった感じかな。
※チムニーとは「体が入る程度の狭い割れ目地形」のこと。 これからお出かけの方、はまると危険ですので、「奥の院」へのお一人での入洞はお止め下さいNe。

 石童庵さん 2007/3/17

 岩屋観音のある美川町(今は岩国市に合併されましたが)は、私のふるさとの町です。 岩屋観音の安置してある鍾乳洞の脇を上っていくと、ちょうど真上の位置に、もう一つ、鍾乳洞があります。 その奥、50メートルぐらい入ると、そこにも観音像が安置してありますが、その観音像の裏をよじ登ると、さらに奥に入って行くことができます。

 35年も前の、中学生の頃のことですが、懐中電灯を持ってその奥に入ったことがありました。 ちっぽけな懐中電灯でロープなどの装備もありませんから、すぐにやめましたが、かなり奥まで行けます。 入った証拠に、コイン(何円のコインだったかは忘れましたが)を置いてきました。

 どなたか、チャレンジする人があったら、コインを確認してきてください。 35年前の、懐かしい思い出です。
 中学生のやんちゃ盛りに、もうひとつの洞窟にお宝を隠してこられたと言うか、洞窟の奥に踏破の足跡を残してこられたなんてロマンですね。 おきらくごくらくとしては、危険なことはお勧めできませんが、岩屋観音窟の真上にももうひとつの洞窟だなんて、情報、おいしすぎです。

 SPIRANさん2006/2/20

 2006/2/16 山口県美川町の岩屋観音窟へ行ってきました。 小さい洞窟で、あまり有名ではないみたいですが天然記念物に指定されています。 見学料は無料、照明もあります。

階段を上ると祭壇があり、その奥に観音様がいらっしゃいます。 この観音様は、弘法大師が彫った木像が千年余りの間に鍾乳石に覆われて石像となったものだそうです。 洞窟は奥行きはなく、観光案内などでは幅2m,奥行13m,高さ11mとありましたが、見た感じでは幅6m,奥行10m,高さ15mぐらいです。 ただし祭壇が祭ってあったりするので奥へは行けません。 歩き回ったりできませんが、2次生成物は 一面にびっしりとありますので、鍾乳洞好きならけっこう楽しめるかと思います。


 行き方は山陽道岩国ICからR2、R187で徳山、六日市方面へ40分、「(地底王国)美川ムーバレー」、「観音水車でかまるくん」を目指して行くとすぐわかります。 美川ムーバレーから1kmくらい、観音水車のすぐそばです、道の狭い所が数ヶ所あります。 美川ムーバレーは玖珂鉱山跡の坑道43kmのうちの1kmを利用した地底探検のテーマパークです。 人工の洞窟(地底王国?)ですが結構よくできています、こちらは入場料1200円、定休日水曜。 ここにはホテルもあって、照明を消したコースを懐中電灯だけで探検するナイトツアー付き宿泊プランもあるそうです。
 恥ずかしながら、岩屋観音窟の存在を、私、知りませんでした。
高知の龍河洞にある石灰華で被われた縄文土器「神の壺」も真っ青の 鍾乳石で覆われて石像になってしまった、楠の観音像まであるんですね。 なかなか興味深い存在です。 廃坑を利用した「ムーバレー」は、穴好きとして押さえてありますので、機会があれば、天然と人工の2穴巡りにチャレンジしたいものです。




2,3行で構いません。 岩屋観音窟に関する今昔の情報や写真,
訪れた際の皆さんの感想を E-mailでお寄せ下さい。 このページに掲載させて頂きます。
じじいが出かける際の参考にもさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

  - 2006.3
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