珍珍洞 (Cave of Phalluses)

ガンガラーの谷にある琉球時代からの宗教施設。昔の案内板には、

玉泉洞公園には数多くの鍾乳洞があるが、その中でも珍珍洞は特に変わっている。 洞の長さは180mと余り長くはないが、中央部の鍾乳石(つらら石)はすべて斜めを向いている。 これは川の流れによって生じたもので、鍾乳石は全て下流の方向に曲がっている。 このような鍾乳石群は日本全国どこを探しても見ることはできない。

と書かれていました。 私は5月に訪れましたが、洞内はやぶ蚊≠ナいっぱい。虫除けスプレーを忘れずに!  近くには「満満洞」も..

交   通

那覇バスターミナル(沖縄都市モノレール 旭橋駅 下車)から
琉球バス 54番 前川線, 83番 玉泉洞線で 「玉泉洞前」まで 45分〜75分。
 「ガンガラーの谷」公式ページ で、バスの 時刻表,路線案内等の情報をGETできます。

車の場合は、沖縄自動車道「南風原南IC」から8分。 「那覇空港」からなら、30〜40分。

CAVE GUIDE
所   在
  沖縄県南城市玉城字前川202番地
見   学   ガイド付きツアーに参加。
  ※原則 前日までに要予約。 予約先 098-948-4192, 受付 9:00〜17:30.
  ※ガンガラーの谷内へは、ツアー参加者以外の入場は出来ません。
料   金   一般 2500円, 学生証提示の学生 1500円, 保護者同伴の小学生以下 無料.
駐 車 場
  20台(無料) 2022年6月現在



現在は、イキガ洞と呼ばれています。
 

斜めを向いたつらら石
[Brief Note]

珍珍洞の鍾乳石は、洞穴いっぱいに流れる水と、その粘土のために流れの方向に成長し、斜めを向いている きわめて珍しい鍾乳石です。 案内板によると その出来方は、
@大雨などで洞内に流れ込む川の水の水量が増し、水は天井まで達して、つらら石が水没する。
Aつらら石の 流れの方向(下流側)に、川の水に運ばれて来た粘土が付着する。
B水が引くと、つらら石は粘土を覆うように成長する。 これが繰り返されて、珍珍洞は現在の姿となった。


小半鍾乳洞にも、「斜柱石」と呼ばれる斜めの鍾乳石が群成していますが、こちらの成因は不明です。

'93.5


行ってきたよメール
 昭和62年発行の昭文社発行のエリアガイドに、玉泉洞の項目に「遺跡公園 ソテツやガジュマルが生い茂る植物園には、死者の谷 と呼ばれる10万年以上も前に陥没した鍾乳洞跡や天然橋、珍珍洞なる男性のシンボルそっくりの鍾乳洞、300年前の崖葬などがある。入場無料。とあります。 その頃沖縄在住でしたので家族4人で行きました。駐車場に絵看板がありましたが、はげっちょろけで少し不安でしたが、珍珍洞にはスイッチを入れるとどデカいシンボルが見える様になっていました。あちこち探索して記念写真撮って後ろ振り向くと、なんと甕に入った人骨で風葬の跡でした。私たちの他にはひと組だけ声が聞こえていました。。 それから2000年に母を案内して行ったら何だか行き方解らなくて売店で聞くと、売店の建物の裏手に木のドアがあって直ぐに珍珍洞にいけましたが川の臭いがあまりにし尿臭くてすぐさま退散しました。 玉泉洞自体が以前とルートが違っていて前は風葬の跡も見られた記憶しています。 残念ながら証拠となる写真が有りません。懐かしい記憶だけです。
[2022.6.10 Yoshiko Morimotoさんより
 ガンガラーの谷が、「玉泉洞 遺跡公園」だった頃の情報ありがとうございます。 エリアガイドにあるように珍珍洞は、遺跡公園(死者の谷)〜 自然公園(古琉球の谷)として、1972年に観光化され名前を変えながらも 長らく無料で見学できていたのですが、2008年からは、ガンガラーの谷としてガイドツアー以外での入洞,見学はできなくなっています。 歳月の流れを感じますが、有料のツアーに多くの方が参加するようになって、価値ある谷の環境は守られ、改善されてきていますので、 「川が臭い」なんてことは、今ではなくなったのではないかと思います。

2009年4月30日に玉泉洞とセットでガンガラーの谷を訪れてツアーに参加しました。 蒸し暑かった玉泉洞の内部と違い、入口のケイブカフェは風が通り抜け爽やかな感じ。 薄暗くてジメジメという鍾乳洞のイメージを覆すお洒落なカフェでした。

ツアーの参加者は10名ほど。 珍珍洞の例の石で解説員の方が一緒に写真を撮りますよと言ってくれるのですが、参加者に女性の方が多かったのでみなさん写真は遠慮気味でしたが、しっかり触っている方が多かったのはご愛敬。 ちなみにツアーデスクで確認したところ、現在はガンガラーの谷の洞窟を訪れるためにはツアーに参加しないといけないとのことでした。
[2009.5.6 ぷぅさんより
なるほど、珍珍洞をはじめ古琉球の谷へは、ツアーに参加しないと行かれなくなってしまったんですね。 団体行動が苦手なじじいにとっては、料金はともかく、古琉球の谷は、二,三人でぷらぷら歩くのが雰囲気が伝わり易くてよろしいと思っていましたが、 ガイドの説明つき探訪とで賛否は分かれるところかも知れませんね。 このHPも大分書き換えさせて頂きました。 貴重な情報、ありがとうございます。

珍珍洞と玉泉洞の鍾乳洞には8月9月と2度行ってきました。
珍珍洞周辺は御嶽(うたき)になっているので暗い時間に行くと結構怖いので明るい時間に大勢で行くことをオススメします。 子宝が授かるということで離島から拝みに来る方も多いそうですよ。
今月は石垣島鍾乳洞に行ってきます。 なぜか、鍾乳洞に縁がある。。
ブログに紹介してるので興味があれば覗いてみてください。  http://yaplog.jp/hanadoku/archive/284
[2006.10.5 華さんより
怖さを前面に出した、ブログ拝見させていただきました。 UPされている写真を見ると、確かに夕方は怖そうな感じがしますね。 自分が訪ねたのは、太陽サンサン木漏れ日キラキラの時間帯だったので 行き着くまでの遊歩道の雰囲気に、原始の森とか,南国の密林を漂ってるような感動を覚えたんですが、 色んな表情を持ってるんだなって関心しきりです。

12月に沖縄に行く前にこのHPで情報を仕入れてから行きました。
おかげで無事玉泉洞自然公園に行くことができたので簡単ではありますが報告いたします。 こちらは家族3人で、訪れた日は2003/12/23です。
自然公園の入り口は、おきなわワールドのゲートをくぐって右へ進むと、右手にハブ博物公園の建物があるので、 その入口の前を通り過ぎてまっすぐ進むと駐車場みたいなところがあって、その脇に薄汚い看板があります。 その看板に従って階段を降りると玉泉洞自然公園です。
古琉球の谷から川に出たところで、川と一緒に下流に進んだところが珍珍洞でした。 最後に例のモノがありました。 ここはなぜか電気がついていました。 完全に放棄しているのでもないみたいです。 川に沿って反対方向にいくと満々洞がありましたが、入り口も塞がっており、とても入れる状態ではないです。 そのまま進むと外へ出てしまうみたいですので、来た道を引き返しました。 全部で所要30分といったところでしょうか。
[2004.2.4 lilulaさんより
武芸洞に比べて、こちらは訪れる方が結構いらっしゃるんで、照明もきちんと保守されているんでしょうね。 けど、訪れる人数の差って、やっぱ、あの鍾乳石見たさなのかな?

古琉球の谷を通過してさらに道を進むと、ようやく珍珍洞に辿り着くことが出来ました。 こちらも武芸洞と同じく放置状態で、私の場合やぶ蚊ではなく凄まじい蜘蛛の巣に悩まされつつ前進しました。 そして、洞内の道を奥へ進むと、歩道の終点に「例の岩」が大きくぶら下がっていました。 う〜ん、想像以上に大変立派な形をしていました。
[2003.7.2 クゲールさんより
また、成長したのかな?

私も以前、友人に誘われ覗いた事があります。 チンチン洞とは見ての通り男根で、何でも『子宝』に恵まれるとの言い伝えがあるそうです。 私が行った際も外国(台湾かな?)の団体がワイワイーガヤガヤ楽しそうに見学していました。 沖縄観光の穴場かも知れませんね。
[2002.8.22 マーミーさんより
珍珍洞の鍾乳石にご利益があるなんて知りませんでした。 でも、言われてみれば、道祖神を始め、この手の形状には子宝とか夫婦円満のご利益がありましたね。 珍珍洞も右へ習えと言った所でしょうか。 それと、団体さん、これまたこの手の形状に盛り上がっちゃうのは、日本人だけじゃないってことですね。
 
玉泉洞に行ったとき、ついでに珍珍洞などの場所を確認をしてきました。
場所は、王国村入口に入ると、右側にハブ公園があり、 その更に奥に「自然公園」というものがあります。 その「自然公園」に行くと、武芸洞、古琉球の谷、珍珍洞の看板があり、 案内が出ているので、それに沿って行くとたどり着くことができました。 ただ、自然公園の出口は、王国村の外に出てしまうので、 まだ見学をしたい場合は断って再入場する必要があります。
[2002.3.28 おーさんより
「自然公園」は、位置的には玉泉洞のちょい南≠ニいった感じの雄樋川沿いにあります。 私が訪ねた’93年当時は、まだ玉泉洞王国村≠ネどという大そうな所では無かったのですが、 玉泉洞に併設されている割には ひと気も無く、原始の沖縄を堪能できる雰囲気のものすごくいい場所です。 見学は、玉泉洞と合わせて2時間くらいですので、皆さんも是非訪ねてみてはいかがでしょう。


2,3行で構いません。鍾乳洞を訪れた際の皆さんの感想や情報を E-mailでお寄せ下さい。
それぞれの鍾乳洞のページに掲載させて頂きます。
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