腹帯の歴史について
          腹帯の歴史は古く、最初に腹帯を使用したのは神功皇后だと伝えられています。
          定着したのは平安時代で、当時の貴族社会の中で宗教的儀式として行われたそうです。
          江戸時代初期になって腹帯は庶民の間に広がりました。その意味づけは 宗教的な儀式以外に、
          安産のために胎児が育ちすぎないようにと できる限りきつく結んだそうです。その後 
          きつく締め付けるのはよくないと戒められるようになり 現在の腹部の保護・保温と宗教的儀式の理由付けがなされています。

   戌の日に巻く意味は?
          戌の日に腹帯をする習慣は江戸時代の終わりか、明治時代に入ってから新しく起こったもの。
          その理由は犬が安産だからというより、 古来、犬は悪霊を防ぎ狐狸から子供を守るからというのが本来の理由のようです。


   現在の諸事情
          現在では安産を祈願した信仰的意味合いや 母親としての自覚を持つ意味で腹帯を巻くといった妊婦さんが多いようです。
          またその種類も様々で さらしの腹帯よりは 着脱が手軽な腹巻タイプのものが使われているようです。


   さらしの準備
                        

       
   腹帯の巻き方