要旨

気象庁では1995年度末より、地上観測装置のJMA−80型(以下80型)からJMA−95型(以下95型)への移行を開始した。95型は1996年現在東京管内14官署に設置されている。また、気象大学校にも研修用として設置されている。
この中で風向風速計センサの仕様が大幅に変更されている。本研究ではこれらの風速センサで得られるデータの中で、応答特性の違いを最も反映する瞬間風速のデータについて比較した。同時にプロペラの物理学的な特性についても比較を行った。
その結果、最大瞬間風速の観測値が95型の方が若干大きくなることがわかった。

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