3.3.1 距離定数

風速3m/sにおける距離定数を計算してみると図3.21のような結果であった。風速計の観測値が実際の風速の63%(1.89m/s)に達したのは、80型で約2.7秒後、95型で約0.8秒後であったので距離定数はそれぞれ8.1m、2.4mとなった。80型の距離定数はほぼ公称値と等しいが、95型は測候時報63.5(1996)の実験値よりも小さな値となった。
また、減速時についての特性をみるため30秒後から風速を0m/sにした。この図から減速時よりも加速時の方が応答が早いことがわかる。

図3.21 風速3m/sにおける距離定数

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