渡辺浩弐さんと言えば“バーチャリアンコ”の名付け親。 以前はトークライブにもゲストとして遊びに来てくれてました。 「電脳少女バーチャリアンコ」でも声の出演やってますね。 「ひとりきり」はアンドロメディアの曲だったり、 アンドロメディアのサイトでは当時BBSが盛り上がってて、 リレー小説でははるこちゃんも参加してましたね。 著作の文庫版では一度はるこちゃんが表紙で登場したこともありました。 (マザー・ハッカー 1999年のゲーム・キッズII/幻冬舎文庫) この辺りは「D’sガレージ21」以前の話だったかな?^^ |
アンドロメディア(98/07/18)
ええ、他での評判はどうなんでしょ?^^;劇場もがらっがらでしたし…^^;とかいいつつも、しっかり観てきましたよ♪劇場版アンドロメディア(^^)。広々として伸びやかに観れるので、客が少ないこともそれなりにうれしかったりします(^^;)。
気になるのは原作のイメージとのギャップや違いだったりするのですが、ほとんど劇場オリジナル作品として観るべきでしょう。共通するのは、人見舞、AI、ユウ、インターネット研究会、イコン、あとはタカナカヒトシならぬ高中サトシが天才的ハッカーでイコンの生みの親であるということ、その設定が同じだけで、ストーリーも、登場人物も、原作とは全く別物に仕上げられてました。でも、これはいい意味映画向けにアレンジされたという印象を持てたので良かったですね^^。
内容では、AIが生成されてくデジタルシーンや、電脳空間を飛び回る映像シーンが気持ちいい。人間らしい感情を身につけるにしたがって、次第にAIのCGがより人間らしくなっていくのも面白い。そしてこれはオリジナルにかなり近い形で実際に再現されたスーパーコンピュータ=イコンがかっこよかった(^^)。中盤からユウが肌身離さず持っているイコンの端末もいい!スクリーンだと詳細にはわからないけど、ノートのディスプレイ右側にケイタイが取り付けられてる感じで、実にモバイル向け^^。崖の上からの決死のダイブがすごかったけど、これで壊れてないのがさすがだ…^^(って、映画だからだけど^^;)。
ストーリーも原作とは違うといいつつ、同じようにしっかりと、重い。AIを巡って暗躍する組織の大人達がプログラムによって淘汰されていくのは、本当に怖ろしい、来るべき未来を暗示しているようで、この辺は渡辺さんの作品のつかみどこを忠実に再現してるなぁと、そこはよかったなと思いました(^^)。
一ヶ所だけ。ストーリー上全く意味のないライブを延々やって下さったDA PUMP! あれはいけませんねぇ(ーー;。彼らが出てきた作品上の意味は、結局のところ私には理解できませんでした。
あ、唐渡亮の高中サトシはよかったですね〜^^。原作のヒトシもこの方の印象がありましたね〜。FIVEの淀橋ともオーバーラップするような感じで^^。それでもやっぱりBDっぽいイメージが^^;。殴り合いのシーンは、ユウと省吾、高中とBDがまたもや頭の中でシンクロしてしまった^^;;。
ま、いいたいことはまだまだ多々あれど、面白かったです!是非劇場でどーぞ!(^^)
マルチメディア・バカ/モニター上の冒険X(98/07/13)
よーやく読み終わりました(<遅すぎ〜^^;)。渡辺さんの著書にはいつも驚かされます。私が知ったのが遅かったのもあるのですが、既に8年も昔に書かれた作品なのに、今現在の事象をまるでその時点で見ていたかのように、ありありと書かれているんです。これがつい最近書かれたものであったとしても、非常に纏まっていてわかりやすいマルチメディア論と捉えられるかも知れませんが、最初に発行された8年前も、この文庫が発行された4年前も、今ほどインターネットや次世代ゲーム機などが普及する遙か以前のことなので、その先見の明というものに、ただただ驚かされるばかりです。多分、インタネ知らない発売当時にこの本読んでても、半分も理解できなかったでしょう^^;。もちろん今でも半分理解できたかはわかりませんが^^;;。
さて、アンドロメディアが映画公開と相成りました^^。どーやら原作とはちょっと違った感じになってるようですが、しっかりとチェックしておきたいと思います(^^)。この感想はきっとドラマ側に書くことになるでしょう^^。