2008/05/04(日)11:00〜17:00 於:秋葉原UDX アキバ・スクエア(東京・秋葉原)
2008/06/01(日) 於:DRUM Be-1(福岡・天神)
2008年4月のAXライブから、5月初旬、6月初旬と、ちょっと遠目で見ていた桃井の現状を
感じるままに書いてみたいと思う。参加したイベントは、一応MEMOは取っているが、今はそういう時系列で追うことよりも、
一連の流れを通じて、気付いたことだけを所感としてまとめておきたい。とそういうこと。
AKIBA-おたくまつりのセットリストにみる、憤り(?) |
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実はこのイベントには、参加してきている。
前日のドリパは、同じ会場にいながら一度も観ることはなかったりしつつも。
まあ結果として、桃井から気持ちの距離を置くことに拍車が掛かったことになったわけだが。何故そんなにも?とあちこちからその後散々言われたけども、
そこはわたし的なセットリストの深読み訝り、にある。1.Party!
2.Enter!
3.Romantic summer -momo-i version-
4.21世紀
5.さいごのろっく最初の2曲は、このイベントの協賛だかなんだか、とにかく桃井をこのステージに呼んだのが
とらのあなだった、ということから、関連曲で良くわかる話。続いてのロマサマは、あまりよくわからない。でも、なんとなくだが、
徐々にと言っていいほどゆったりとしたペースで、私の中で
AXライブのときほど、このバージョンに対する違和感がなくなってきたようだ。なんというか、桃井の既存曲に対するこだわりというよりも、
如何に既存曲を今の自分に合わせられるか?そうしたらいったいどうなるか?
に日夜挑戦している姿が、垣間見えたりもしたので、だいぶランクアップした感じがする。ただ思ったのは、このバージョンを聴くときには『瀬戸の花嫁』の存在は、
遠く忘れるべきであろうこと。やっぱりさくらちゃんあっての瀬戸版ロマサマなのだ、と思うから。続く2曲は、☆UP DATE時期に出来上がった、avex時代の桃井としては、最高傑作の
代表曲と思う。でも、セットの流れがどうだか。よく意図が読めなかった。21世紀は昔を懐かしむ曲。さいごのろっくは憤った昔を叩き壊す曲。そう位置付けられる。
曲ができた時系列からすると、憤っていた昔、さいごのろっくがまずあり、
全てを認められるようになった昨日、ゆめのばとんが来て、
それでも変わらない現在、21世紀が来る。徐々に落ち着きを取り戻してくる流れだ。なのに、このステージは、さいごのろっくで締め括る。まるで何かを叩き壊したいかのように。
このステージ、最初に宣言したのだが「MC削って曲数増やしたかった」と。
つまりは歌で今の思いをぶつけて、聴いてる人に感じ取って読み取ってほしかった、わけ、だ。私が見るに、今のなにか、状況、境遇、現況、なんでもいいのだが、
とにかく今また「濁った水槽」に戻ってきてるのではないか、と思ってしまったわけ。
だからこそ、ちょっと離れて様子が見たくなった、の、で。そういうところから、ジャンプしたくなってきたのではないかな?と
自分では思っていたのだが、やっぱり得心がいかなかった。桃井の気持ちがまるでわからなかった。ただ、今回のツアー初日で、どうやら同じオーラを紡ぎ出してるようなことが、
私などより100倍は熱心に応援してるであろう人のレポートに上がってきている(参照リンク)。正直、この「さいごのろっく」に込めた思いが、まだ正確には読み取れてない。
現実、そんなことはわかるわけがないのだが、それでもわかりたいと思ってしまうところが、
私が桃井のファンではないことの証なんじゃないかなとも思うわけで。2008年5月以降、どうも「さいごのろっく」が気に掛かってるわけである。
Semツアー、セットリストの微妙にして大きな違い |
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一旦視点を変えよう。私は参加してないのだが、ツアー初日の福岡のセットリストが上がってきた。
参照リンクで見ていたものの「冒険王」は明らかに「夢冒険」の誤記であろうことから、
他の方のを参考にさせてもらった(桃井がMCで敢えて言い換えてない限りは、ね。)。渋谷AXのセットリストをベースに、今回の福岡で変わったところだけ赤でピックアップしてみた。
01.Party!
02.GURA GURA Ver.2.0
03.㌧㌦ベイビー
04.ナイト・で・ないと
05.スペースラブ Ver.2.0
06.Mail Me Ver.2.0
07.夢冒険
08.Chuo Line
09.21世紀
10.ルミカ
11.WONDER MOMO-i 〜New recording〜
12.今、あなたが好き
13.Get Wild
14.Sunday early morning
15.Romantic summer -momo-i version-
16.悠遠のアミュレット
17.さいごのろっく
18.Thunder Shot!
19.LOVE.EXE -momo-i quality version-
20.Life is free 〜momo-i live version〜
21.もっと、夢、見よう!! -Now I feel...version-
22.ゆめのばとんスペースラブが入ったのが最初良くわからなかったのだが、
「雄大な宇宙」というのと「悠遠のアミュレット」が、
幻想的に考えて、非常に大きな気持ちで今を過ごしてる、ようにも読み取れる。片や、やっぱり「さいごのろっく」に注目ポイントが行ってるあたりに、
別の思いも相当綯い交ぜになってることとは思うのだが。私がおたくまつりで思い至った憤りに辿り着いたのも、
元はというとこの「悠遠のアミュレット」と「アルバム・ツアーセットリスト」にある。
AXの選曲にも、3月の「オリジナル・アルバム」にも、2007年最強の傑作曲であるはずの
この曲が入らなかったからだ。大人の事情と片付けるには、あまりにもったいなく、
不遇であり、ましてや桃井がこれで納得できてるとは到底思えなかったからだ。もちろん、収録選曲されたシングル曲にも、いい曲は多い。が、やはり、
志倉千代丸氏が桃井以上に桃井のことを歌詞に纏め上げてくれたこの曲は、
提供曲とかいう括りなど関係なく、桃井の代表曲と誰もが認めることだろう。
私のまとめてる曲リストに、実はこの曲は入ってこないことになる。詞曲が桃井でないので。
なんとつまらぬこだわりで、作ってきてしまったのかと、思わずにはいられない。そういうことがあって、アルバム、AX、おたくまつり、さいごのろっくと来て、
今の桃井を見失ったところに、今回何度目かの距離を置いた経緯がある。で、これだ。
セットリストに「悠遠のアミュレット」が入ってきた。
ただそれだけのことなのに、こんなに嬉しいことはない。
少しの違いだけれども、この1曲が入ったことそれだけで、桃井はるこは まだまだだいじょうぶだ
と根拠の無い自信が湧き上がってくる、わけで。
大人の事情だけで、いつまでもその枠内でしか活動続けられないようなら、
桃井もそれまでの人だと、諦めかけてたわけです。でもそれも、刻が解決してくる。
こうして入れることができたのは、きっと桃井の思いが、努力が実った結果だと思いたい。なのでやっぱり、このツアーはまだまだこれから期待できる、とそう信じれるようになってきた。
今日この頃なのである。
年1回は大袈裟としても、月1回くらい振り返って桃井を見てみると、
やっぱり成長が見て取れる。そのくらいであってくれないと、やっぱり困る。
他の誰でもない、桃井はるこだからこそ、実現できる夢がきっとあるのだから。
Presented by Y. SATO, in 2008
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