一言書評 〜皆川亮二作品の感想〜


PROJECT ARMS(2001/04/08)

 スプリガンの劇場版から、既に2年半も経ってたんですねぇ。似たような世界観の闘いの物語ながら、どちらもそれぞれに好きな作品ですスプリガンとARMS^^。今回はタイトルを「プロジェクトアームズ」として、深夜枠TVアニメとして登場しました!
 出来の方は。まず映像と作画。かなりいいんじゃないでしょうか^^。前作スプリガンはかなり大友ライクに変わってた観もありましたが、今回は忠実に再現されてるように思います。それと動きがいい!!学校の屋上で、涼と隼人がはじめて闘うシーンが出てくるのですが、このときの蹴り足の流れなんて「をを!」と叫びたくなるような流麗さ^^。先が楽しみになってきましたね。全何話でどこまでやるんだろう??まだ公式HPも無いし、アニメ誌もチェックしてないのでよくわからん。

 それから声について。最初、涼が森久保祥太郎だったらどうしよう(笑)とか思いましたよ^^;。まあいい感じの新人ぽい人(聞いたことないだけ)だったので良かったかな?カツミも知らない人だったなぁ。一人だけ。新宮隼人。この男があの“三木眞一郎”であった。スプリガンのジャンが、ちょうど似た役所だけど、子安さんだっただけに、時代なのかやっぱり出てきたのはこの人でした。今まであまり好きでないキャラばっかやってただけに、今回こそはお気に入りキャラ声優になってくれるかもね^^。こちらも期待してみようっと♪ とりあえず初回はなかなかによかったぜよ♪

 あと気になるのはジャバウォック発動したときのグラフィックなどだよね^^。そんなわけで今後もチェックしていきましょう♪


SPRIGGANスプリガン(98/09/12)

 観てきました、劇場版スプリガン。原作ファンとしても満足の出来でした。かなり設定や話の流れはいじくってますが、はじめての人でもわかりやすい(そうか?^^;)ようにコスモスの話なども織り交ぜられて、うまいことまとまってましたね。さすが大友さんと言うべきか。

 原作(第2巻)との違いというと、やはりマシンナーズプラトゥーンとの戦闘シーンや最後の脱出シーンが映画オリジナルでさらに迫力があったこと、こいつはよかったな〜^^。それと欲を言えば、原作にあったジャンの獣人化も観たかったなぁ(爆)。

 なんとなくスプリガンの二人、御神苗優とジャン・ジャックモンドが、コミックでの無敵さ加減がそれほどでもなく、より人間らしい弱さみたいのが描き込まれてた感じがした。そこが大衆向けとしての映画にはいいのかも知れない、とか思いましたね〜。私としては、スプリガン達の絶対的な無敵さが好きなのですが^^;、っま、その辺が映画版の良いとこなのかな?^^

 CVの方は、ほとんど知らない人のオンパレードでしたが、「映画」を観てるって感じがしてよかったかも。実写の雰囲気がなんとなくありましたね〜、ってかなり無茶だけど^^;。ジャンの声、個人的にはメガゾーンのバドやカルラ舞うの冬樹でかなり好きになった佐々木望があってるなぁと思ってたのですが、まあミリアルド子安も良きかなっ?といったとこです(笑)。

 アニメ作品と括るのはちょっと憚られる、ハリウッド映画とも比肩できる作品ですね。っと、私は思いましたけどどうでしょう?^^ 最後に原作の一番最後に出てきた言葉を・・・。

 「いつまでも人類が幸せであるように……」