一言書評 〜ルパン三世の感想〜


 誰もが知ってる永遠の名作、モンキーパンチの「ルパン三世」の感想をまとめました。


ルパン三世 カリオストロの城(99/02/26)

 懐かしいなぁと思ってたらもう20年も経ってたんですねぇ(遠い目…)。ガンダムと同い年とは…道理で内容があんまり記憶にないはずだ(汗)。アニメ界にあっては知らない者はないというくらいの不朽の名作、じっくりと観てみましょう^^。宮崎駿作品としても有名ですよね、カリオストロは。でも相変わらず、ほんとに何十年経っても変わりませんね、ルパンは^^。

 カリオストロ伯爵とルパンの10年来の因縁、ゴウト札の謎、そしてクラリスと指輪…複雑に絡み合いながら進む謎解きはいつもながらスリリング。冒険活劇、っていう言葉があるけどちょうどそんな感じですね〜。ハラハラドキドキ目が離せないという感覚、今でこそスピルバーグはじめハリウッド映画では当たり前となってますが、20年以上も前からこの作品を作ってるモンキーパンチをはじめとする日本のコミック&アニメ作家の優秀さが表れてるなぁと実感できますね^^。しかもまだまだ衰えることのない面白さで現在でもルパンの面白さは健在です。世代を越えて楽しめる作品とはまさにこういうのを言うんでしょうなぁ^^。

 銭形のとっつぁんの鼻が利くのも大したものですが、それをまんまと利用しちゃうとこがさすが絶妙ですね〜。天空の城よろしく、塔の天辺に軟禁されたクラリスに逢いに行くシーンは、そこだけでシリアス・ギャグがうまいこと配されている。さらにその後のクラリスに語りかけるシーンは、心が籠もっててとても優しい。短い中にも喜怒哀楽を織り交ぜた名シーンですね^^。さすがだ〜

 腐れ縁のとっつぁんとは迷コンビ! なにげに頼りになったりするんですよね〜^^。世界の暗黒面を支配するゴウト札、それを巡る大脱走劇も大波乱ながら実に爽快♪ 仲間たちも勢揃いして役者は揃った! しかしながらいつも上層部と名の付くところの判断というのは度し難いものですなぁ。とっつぁんの無念も伝わってきますね。権力機構とは縁のないところで活躍する無敵にして不死身のルパン。だからこそ、誰の目にもその存在は魅力的に映るんでしょうなぁ^^。男とはかくありたいものだ(^ー^)。

 ラストの厳かな禁断の式典に集ったルパン一味。盛大に花火をぶち上げての逃避行と、バレバレな不二子ととっつぁんの活躍も、してやったりっ!ってとこですよね〜^^。

 結局カリオストロは自らの欲望のために無惨な最期を遂げ、後に素晴らしい宝を現出せしめた。人それを自業自得という^^。クラリスが最後に盗まれたもの、「心」こそがこの世の至宝なのですよね^^。素敵な街並みと共に、この名作を心に刻みましょう。終劇。


ルパン三世 炎の記憶 〜TOKYO CRISIS〜(98/07/24)

 栗貫のルパンも既に何作作られたのでしょう?ちょこっとしたとこはやっぱり違ってる感じがしますが、そこもまたよし!って感じですね^^。コロンボの石田太郎にしてもそうですが、イメージを崩すことなく、また前の役者さんにあまりこだわることなく、自分なりのキャラとして演じてほしいものですね^^。 そしてCVといえば、この作品はほんとにいつまでも変わらず、うれしいものです(^^)。ハーロックでは聞けなくて残念だった井上さんのCVもしっかり五右衛門してますし^^。次元も不二子もとっつぁんも、いつまでも変わらず頑張ってますね♪(^^)

 さて作品の方は、何やら謎〜な先読み(軽い未来予知?)少女が出てきて、連中に絡んで来るんでしょうか?追跡劇は、相変わらずのノンストップイベントアクションで、目が離せない面白さ^^。ザッツ・エンターテインメントって感じの作品、最近作ではなんとなく減ってきてる古き良き、かつ古さを全く感じさせないとこがルパンの魅力ですね(^^)。

 歯痛の次元に斬鉄剣のない五右衛門^^;、散々な設定ですねぇ^^;;。そしていつもながら冴えてるルパン一味のハイテクな盗みっぷり。指紋や網膜パターン照合もなんとでもなってしまうとこがすごい^^。転んでもタダでは起きない面々は、見ててほんと爽快です(^^)。元気出ますね♪ CGの花火はちょっと違和感^^;。でも綺麗ですねぇ〜♪

 遺伝子操作、クローン、突然変異、イレギュラー…最近よく語られるテーマですが、今後どうなっていくのでしょう?まりやの父が考えたように、平和のために、人のために役立てていってほしいですね。

 ※銭形幸一って名前、知ってた方っています?^^;