一言書評 〜Kinki Kids関連作品の感想〜


to Heart −恋して死にたい−(99/07/09)

 深刻に思い詰めるユウジと、正反対にやたらとお気楽に励まそうと応援する透子。お互い全く理解し合えそうもないこんな二人、一目惚れの思いは通ずるのでしょうか?^^

 心配する、その思いの強さは同じでも、その相手のことをどう思ってるかで伝わり方は全然違ってくる。こうやって知らず知らずのうちに、人の思いを受け止められず、結果として踏みにじっちゃうことってあるのかな…? 透子の場合、前向きにアタックアタックで行ってるから、そんなこともないだろうけどね^^。しっかし押し掛けで不法侵入…?^^;おーい、頼むからその辺でやめときなさいよ^^;。こんな子いたら、やっぱまず最初に怖いと思うぞ^^;。強すぎる思いを抑えきれないのもわかるけどね^^;。

 ボクサーとしての人生、それは本当の強さを求められる。自分に打ち勝つことが出来なければ、挫折の道を歩むしかない。誰かに認めてもらうよりも、自分に勝つことこそがボクシングの本質だと思う。元日本チャンプと、あこがれの人と、そして透子と…いろんな人が期待してる。それだけでも、自分を奮い立たせる理由になる。ビジネスとしてのボクシングなんかに負けず、ハングリーなボクシングをこそ見せてほしい。それを見る人に、勇気と希望を与えるためにも。

 心がそこにないデートは、嘘のデートは、お互いの心を傷つける。悔しい思いを相手にぶつけたとき、ほんのちょっとだけ分かり合えたような気がした。今は思いが届かなくても、今の自分の言葉がユウジの迷いを吹き飛ばしたことに変わりはない。今までとはちょっとだけ違う、否定されても変わらぬ思いを込めて、今日も見つめ続ける。ガンバレ男の子。負けるな女の子。まだまだ始まったばかりだぞ^^。


to Heart −恋して死にたい−(99/07/02)

 アニメじゃなくって、KinKi剛と深田恭子のドラマの方です^^。でも冒頭のアニメ“フランダースの犬”はよかったなぁ〜^^。ラストは泣けますしね。

 携帯が手放せず、占いを信じて、7の月を気にする女の子。偶然の出逢いとちょっとした言い争い、言いたいことをズケズケと言い合ったその後に見た真剣な姿。一目惚れとは言うけれど、ほんの短い間にいろんな面を垣間見ることが出来て、「知る」ことができた人。そして少しずつその相手のことを知っていくことで、さらに強くなっていく想い…。でも、ストーカーまがいはいけないよ、透子ちゃん(笑)。

 それぞれの、全く違った真剣な眼差しは、見てて心地良い。いつか夢を掴んでやるぞ!と不屈の闘志で、自分の道を突き進むユウジと、届かぬ想いに焦がれるどころか、ひたすら前向き一直線に突っ走る透子。障害が大きいほど燃え上がる想いはどちらも同じ。そして心に迷いがあると、叶わぬのも同じ…。今はまだ、届かぬ想いであっても、願いはきっと叶うと信じて、明日も変わらず、いや少しだけ成長して、同じ道を歩いていく…。負けるな男の子。ガンバレ女の子。闘いも恋も始まったばかりだぞ!(^^)


ぼくらの勇気〜未満都市〜(97/12/20)

 震えが来ました(^^)。たった一人で戦うヤマトの窮地に、モリが、キイチが、みんなが・・・そして最後はタケルが駆けつけた。そして「青春大馬鹿野郎」ヤマトを中心にして、絶対に勝ち目のない戦いと端からは観られる「政府」との戦いに挑む・・・
 感動のラストは、是非是非ご自身の目でご確認下さい。そして幕原の少年たちは、自分のなりたい「勇気ある大人」へと成長する。


ぼくらの勇気〜未満都市〜(97/12/06)

 今のドラマの中ではあまり人気がないのでしょうか?私は好きですね、未満都市(みまんシティー)。毎回重いテーマが含まれていて、いろいろ考えさせられます。
 今回の「ユーリの死」は、仲間達に、そして父親に看取られて死んでゆくユーリが幸せな死を迎えて、悲しい中にも感動があった。クライマックスも近いです。今からでも観てみては? 最後にユーリの最期の言葉を紹介しておきます。
「・・ヤマト、・・勇気をありがとう」