一言書評 〜ガサラキの感想〜


 ガサラキ関連の感想をこちらにまとめておきます。


ガサラキ(99/03/29)

 餓沙羅。最終回は始まりから違う。全ての謎が解けることは望まないが、豪和一族のひとつの行く先が示されるであろう…。一清の望んだ世界そのもの、が。あるいはそれは、嵬の望んだ世界か…?

 豪和一族、その悲願と嵬の血脈。オリジナルの骨嵬を起こすことによってこの世に導き出される答えは、人外の者の所業…。人は嵬を用い、人を超えることで何かを成そうとする。時を超えた意志、恐怖、怒り、悲しみ…。そして餓沙羅鬼の出現。

 実写を挟む、サードインパクト的な要素も取り入れ、ガサラキもまた、エヴァと同じように人々に問い掛けた。それぞれの終焉を迎えた多くの嵬たち。一清は、果たして本望だったのだろうか? 一度の鑑賞でそこまでは読み解けない。こちらはコミックと小説に求めることにしよう。まずはこれにて。終劇。


ガサラキ(99/03/21)

 句読点。「秋」と書いて「とき」と読む。いいですねぇ^^。毎回冒頭のこの句も結構好きだったりします^^。

 ついに始まったTA同士の直接戦闘。イメージ的にはLMに乗った士郎正宗タイプの戦闘シーンに近づいてきたかな? ガンドレスも密かに気になってたりします^^。コミック2巻ももうすぐ発売なんですねぇ。楽しみです^^。

 TAが化け物のように動く瞬間…。これは元々備えられた機能?にしてもやはりユウシロウにしか顕現できない現象であろう…。アメリカの決意は、戦いを終わらせるための難しい決断に繋がった。しかし、西田氏の命を賭した決意は、豪和の思惑を変えるには至らない…。一清の、ユウシロウの心に描かれた終局とは…?。次回、最終回餓沙羅。


ガサラキ(99/03/14)

 無間。実戦配備・厳戒態勢の日本とTA部隊。アメリカの動きは慎重。まさに現代、あるいは近未来の世界情勢を暗示しているかのような展開…。うーむ、この作品って…^^;。やっぱすごいよなぁ。どうなっちゃうんだろう…?^^;日米TA戦争、考えただけでも怖ろしい展開だ…。リアルすぎる…^^;

 シンボルもユウシロウも、それぞれの想う心のままに動く。そしてデータ、マネーは豪和の思うままに動く…。近未来型戦争の予兆…。その全てを握るのは、ガサラキを制した者…? 数多の想いが錯綜する中、事態は結末のまるで見えない戦争へと突入する。ミハルに過酷な運命が襲いかかる今、ユウシロウはこれをどう打開しようというのか?心を閉ざしても、悲しみは消えない。変わらないときなど無い。変えられない運命など無い。その言葉を胸に抱き、ミハルは還って来るであろう。数多くの運命、思惑を乗り越えて…。句読点。


ガサラキ(99/03/07)

 権化。ついにアメリカの存在も見え隠れしはじめた。黒幕が多数登場し、物語は複雑化していく…。その黒幕の一角、一清の下へ走ったユウシロウの意図は…?傀儡の野望…無関心を知る神、悲しみを知るちっぽけな人間…嵬は、豪和は何を求めるのか…?

 日本の持つ、アメリカへの怒りを語る西田氏。国を憂えるその心は、民心には届くのだろうか?この物語の意図と結末が、未だ見えてこない…。語られる対話は、それぞれの目指す明日を見据えている。

 臨戦態勢、役者は揃った。それぞれの舞う舞は、如何様に歴史を造るのか?沈黙していた骨嵬も動き出す…?無間。


ガサラキ(99/02/28)

 疾走る。誰しも一度は強い意志を持って自らを問わねばならない…。TA中隊、そしてユウシロウは問い続ける。中隊とユウシロウはときに離れながら、いざというときに頼りに出来る仲間。お互いの思惑はありながらも、こういう味方がいることは心強いものですね。西田氏をさらに高見から見下ろす人物も数名。戦況はどう移ろうのか…?

 何を為そうとしたかが重要。企業の論理では、よく「結果」が全てであり「経過」は問題ではない、という論理が展開され、それが現実でもある。しかしそれは状況と共に変わるべきであり、戦時下にあっては時代を造った人よりも造ろうとした人の方が大きくクローズアップされるものである。人は、そして嵬はどう生きるべきか、それを問い続ける物語が今ここにある。結果がどうあれ、ユウシロウとその仲間たちの生き様を見守ろう。権化。


ガサラキ(99/02/21)

 動乱。ミハルが自問するところはエヴァに通ずる…(謎)。シンボルは何を求めるのか…?そして今度はTA中隊が考える…。自分たちはどう生きるべきか…?その時ユウシロウはどう動くのか…?その答えが、すなわち中隊の目指すべき道なのだろうか…?

 夢を見ることと悩むことは、理想と現実を行き来すること。どちらも人間にとって生きていくためには必要不可欠のこと。それが出来る人だけが、明日を生き抜くことが出来るのであろう。特に、このような動乱の世の中では…。この中でどれだけの人間が、そうあることができるのであろうか…?疾走。


ガサラキ(99/02/14)

 慟哭。特自TA中隊長へと語る西田氏の言葉は重い。理想を抱き続けることは過酷な試練、それは無関心から来る無理解に妨げられる。自分自身の持つ価値観が判断の際には重要であり、法などは問題とならない。法は常に人間の問題を解決することはないからである。人間の命運を決めるときに、法による最終判断を下してはならないということである。その法を作るべき人間のその時に判断が、新しい時代に則した法を作っていくからである。

 自分が何をすべきか常に問い続けて生きる、そうすることで自分の求めることに近づく。存在意義すらあやふやな組織に身を置くことは、日本人が何を求めているかを探ることにも繋がる。かく言う私も同様な判断の下に、自然をかくも破壊し続けた科学(化学)というものを知るために化学を学び、それをもって人間が自然と共生するにはどうすればいいのかを模索し続ける者である。

 日本人が各々の判断の下に、心の下に行動することができるようになれば、日本という国は生き残れるのである。少なくともそう信じた男たちが、そして女たちが、今日本のために立ち上がる。この作品、アメリカが観たらどう思うだろう…?

 シンボルに連れ去られたミハルの運命は…? ついに物語は、日本の命運を賭けた対米戦争へと突入する!動乱。


ガサラキ(99/02/07)

 裏窓。今回は久々に豪和の暗躍シーンがたくさん。一清、清継、どちらも好きなんですよね〜^^。私の好きキャラの変遷としては、かなりこういった色合いのキャラが多かったりします。アニメからは、メガゾーンのB・D、Zガンダムのパプテマス・シロッコ(この2人はHNに使ったりもしてる^^)、それ以外ではいわゆる塩沢キャラ(笑)、若本キャラ(爆)、さらには不動明王アカラナータとか、マキャベリスト的な存在であったり、いろんな点で無敵であったり、常に物事を冷徹に洞察して、誰に理解されずとも正しき道を選択してみたりとか。私の読んできた作品群にも、必ずと言っていいほどそんなキャラを探し出すことが出来るでしょう^^。ガサラキは戦争物や伝奇物としても好きですが、キャラ的に好きな人が多いのも魅力の一つですね。

 こういった市街戦、メカものVS人間という図式は、最近ではパトレイバー、ガンダム08小隊、アップルシードなどでいろんな戦い方してるけど、自分より大きなもの・力のあるものに勝つ!というのは、どこかいいものがある。何というか、どんな困難な状況にあっても人は打ち勝つことができるのだ!という励みみたいなものが^^。最後の王さんのセリフ「いいもんだなぁ、何の邪心もなく人のために命を懸けられる一瞬ってのは…」にはグッときましたね。次回にも期待!慟哭。


ガサラキ(99/01/31)

 混沌。起きれなくて半分観れなかった(T_T)。まあよい…。
 ついに明かされた嵬の出生。いわゆるドラゴンフィストの交野冬香、あるいは風使いの芹ちゃん楓ちゃん(謎)。悲しい運命を持っていても、やはり新たに生まれた別の命。そこには、前の命とは別の、違う生き方があるはず…。どの作品でも、それは重視されてきた。果たして嵬は、自分の生き方を選び、生き続けることができるだろうか…?がんばってほしいものです。裏窓。


ガサラキ(99/01/24)

 宿業。一週見逃したガサラキは、やはりビデオチェックです^^;。なんかオープニングまで変わっちゃってるし、ここから後半なのでしょうか?むぅ、一週見逃すとほんとー訳わかんなくなるからなぁ、ガサラキは…^^;。
 いきなり時代が過去へと戻ってますが、これが豪和の物語る歴史でしょうか?骨嵬が二体。恐るべき世の中だ…。そしてこの世の邪と戦うために生み出された鬼神“骨嵬”は、人の世を救う神なのだろうか…?神依。その宿業は重い…。骨嵬の戦いは、それは一方的な虐殺ではないのか…?豪和は、かつての神事・奇蹟の勝利を今の世に現出しようとしてるのだろうか…? しかし、変わらぬ時など無い変えられぬ運命など無い。その憂四郎の言葉こそが嵬の未来を造る。そう信じて今日も生きていく…。混沌。


ガサラキ(99/01/13)

 同行。久々のガサラキはビデオチェックです^^;。(嵬はこっちの字だったか…汗)
 豪和の話がひたすら続く回は、重い^^;。昔はこの手のばっか見てたので大好きなジャンルだったのですが、どうも疲れてるせいか…うーむむ。。。

 くがいは骨嵬と書く。嵬を守る一族・豪和。そしてシンボルは…? 役者は揃ってきた。謎も少しずつ見えてきた。ガサラキという作品が世に問おうとしているのは何か?一話ずつ、しっかりと見極めていこう。 呼び戻さないでっ!恐怖をっ!餓沙羅鬼をっ!閾。


ガサラキ(98/12/28)

 旅立ち。オープニングが前回までのあらすじみたいな感じで変わりましたね。そろそろ佳境というところでしょうか?
 TAのデータをめぐり、豪和一族が暗躍する。くがいとTAの謎に軍が気付き始める。実験の被験者たるミハルもユウシロウも、傀儡という名の生体兵器を今に現出させるための道具。この後の展開としては、豪和一族VSユウシロウ・ミハル・軍のTA部隊とかなってくると面白そうではありますね^^。さて、どうなりますやら^^。同行。


ガサラキ(98/12/20)

 綻び。人を人でないものにしてしまう力よ、恐るべし…。豪和一族のもつ業、暴走するTA、いったい何が起きようとしてるのか? この作品の最終目的は?いったい何を求めるのか?何を願うのか?
 傀…、ユウシロウはやはり死んでいた…。するとミハルは?それでもユウシロウは戦う。実験動物として…、あるいは自分の存在理由を確認するために…。人の意志をもった傀たるユウシロウに、今またくがいの影がつきまとう…。旅立ち。


ガサラキ(98/12/13)

 絆。ついにその凄さを見せ始めた“TA”。人体を暴走させる、くがいを目指すモノなのか?真実を知らされぬまま暴走させられるTA部隊と軍部の確執はさらに、大きく…。生きたデータを埋め込まれた化け物のようなTAは、果たして何を具現しようとするのか…?生きながら 操り人形とされる 人の命の儚さよ…。
 手段…それは自分の意志で生きる資格の無いモノなのか?少なくともユウシロウとミハルは、そうあることを欲しない。謎を秘めた戦いは続く…。綻び。


ガサラキ(98/12/06)

 餓沙羅の舞を舞うユウシロウ。そして偽りの神は復活し、苦界が甦る。一週見ない間に恐るべき展開になっている。これだから目が離せない、ガサラキは(^ー^)。その恐ろしさは、使徒か、暴走初号機クラスか? 怒れる神の恐ろしさよ…。
 戦争モノから始まった物語は、時代を超えて傀儡・操りモノの世界へ…。そして日本の古来へと舞台は展開する。謎を解く鍵、ユウシロウとミハルは、今 京の都へ…。

 脚本は、小中千昭だったのかっ! これでだいぶ謎が解けた(笑)。小中千昭と言えば、「あの」lainの製作者ではないかっ! 今lainはシナリオ集を読んでるが、これの注釈を読んでいくと、何故lainが そしてガサラキがこんな世界観なのか、わかってくる気がする。あわせて読んでみると良いであろ(^^)。


ガサラキ(1)(98/11/23)

 待望のコミック版が登場!予定よりも早く店頭に出回ってたらしい(^^)。なんにしてもよかったよかった♪
 どこまでが原作(TV)忠実で、どこからがMEIMU版になるのかは置いておくとして、とにかく 豪和 と シンボル の関係、ユウシロウとその兄弟たち・一族について、TAが何を意味し、ガサラの舞が何故必要になるのか? その辺りがまとまって読めて朧気ながら解ってきた気がする。インヴィテイター たる ユウシロウ と ミハル にどんな運命が待ち受けているのか?二人の関係は? 期待して続刊を待とう!^^


ガサラキ(98/11/22)

 軍と政府の対立の構図。中央総研で密かに進められる“実験”とその“サンプル”。どうやら日本古来より伝わる“傀儡”の技術を現代戦争へと導入しようというつもりらしい。餓沙羅鬼。という名の操り人形。日本の衆愚政治を指摘し、日本をどう変えていくか?ということを真剣に論じる人物達…。これは日本を真に支配する、黒幕達の物語なのかも知れない…。
 死んでいたユウシロウ。今の存在はどのようなモノなのか?やはりからくり…?


ガサラキ(98/11/19)

 リアルな戦争シーン。日本、多国籍軍、米軍、アルメキスタン…。日本軍の“味方”にとっても謎の人物、ユウシロウの戦闘シーンはやはり異質。TAはいったい何を“糧”として動いているのか…?ほんの数分の戦闘であれほど動悸が激しくなるというのは、余程のシステムなのだろうか?ミハルとの話もまだ始まったばかりである。


ガサラキ(98/11/01)

 淡々と語られる戦争とその報道シーン。ようやく登場人物も揃ってきたようですが、なんかこのままずーっと謎のまま進むんじゃないでしょうか…?^^; まあ、それはそれで細菌の傾向かも知れませんなぁ(苦笑)。FSSなどのように、設定などを深く知っても、或いは知らなくても、どっちでも楽しめる作品がやっぱ面白いと思うぞ^^。っていうか、早く内容細かく知りたいですねぇ^^。


ガサラキ(98/10/18)

 背景や人物設定の解説も入らない作品もめずらしい。たんたんと3話も終わってしまったが内容は未だ不明…。きっとラストまでこの調子なのだろうなぁ(^^;。
 戦車vs二足歩行兵器。そりゃー無茶でしょう(爆)。TAのコクピットはなんか体感ゲームのよう。湾岸戦争をモチーフにしてるようだけど、あれも結構ゲーム感覚とか言われたしなぁ。ちょっとオラタンぽいかも知れない(笑)。
 ガサラキは、是非原作(コミックか小説)で読みたい。そしてアニメを観る。これでしょうね^^。


ガサラキ(98/10/15)

 遅れましたがしっかりビデオチェックです♪ ニュースシーンがMZ23を彷彿とさせてよいですなぁ(^^)。謎多き物語というのは、エヴァにしてもlainにしても、このガサラキにしても、引き込まれる面白さがありますね。いったい何なんだこの展開わっ!?と思ってる間に1話終わってしまうという…そんな状態^^。
 謎の組織の主要メンバーと思われる人物、謎をはらむ主人公・ユウシロウ、ニュースで流れる現実世界。この全く異なる3面でストーリーが展開される作りが良い。そして、さらにその世界観を、高みの見物を決め込むようにROMる歴史の立会人たる私がいるという(爆)。…面白い(^^)。TAがキーワードだな?^^ 逆さにするとATだし…(謎)次回にもさらに期待!


ガサラキ(98/10/04)

 久々の高橋良輔作品登場。ダグラム、ボトムズ、メロウリンクの雰囲気に加え、エヴァっぽさも入ってるかな?^^; でも、なぜ青葉と日向がいる?(爆) いや、ヤコブ局長のガーランド部隊か、あるいはオレンジのマシンソルジャーか?なんか苦しみ方がバドみたいだし(^^;。
 さすがに事前チェックしてないのと第一回ということで世界観が見えない^^;。ガサラの舞いとはなんなんだ? ロボットに純日本的な、美夕的な要素もあり、やっぱり精神意識世界などのエヴァな要素も随所に見られるという…うーん、今後に期待ですね(^^)。声優陣も見知った名前が並んでて嬉しいですね^^。檜山に速水とわっ^^。最近は全然知らないヒトばっかの作品多いから^^;。
 そして、CMがテレ東らしいですね^^。スパロボにIN MY DREAMか^^。むぅ、ガサラキはコミック版もチェックせねば^^;。やるな、エースダッシュっ!(^^)