一言書評 〜超獣機神ダンクーガの感想〜


 スカパーでやってるこちらも熱き作品、スパロボでもお馴染みのダンクーガの感想をまとめました^^。


超獣機神ダンクーガ(2001/01/02)

 21世紀のはじめはここからにしました^^。二日間掛けてスカパーで録り溜めたダンクーガのTVシリーズを一挙全話観ました。

 まず第一の感想は、当然と思われるかも知れませんが^^;「え?ここで終わるの??^^;」というものですねぇ…。OVAを観なくてはダンクーガを観たことにならない、途中で終わってる、とは聴いてはいたのですが、まさかこれほどとは…。これはなんとしても観たくなってきた。しかしDVDを買うかどうかは未だ迷うところ…^^;。またスカパーでやってくれないかなぁ…?

 もう一つには、武器の乏しさ。38話という、それなりに長いストーリーながら、第二段階・アグレッシブビーストモードで戦うのがほとんど、ようやく中盤に差し掛かって第三段階・ヒューマノイドタイプへと進み、後半ようやく一番の見せ場、人を超え獣を超え神となりダンクーガに合体するわけだ。なかなか戦いにも慣れず苦戦の連続、終盤を迎え次の段階・飛行ユニットを装備して、ようやくスパロボでも見慣れたダンクーガのフォルムとなった。なったなぁと思ったら月、火星、アステロイドを転戦して一気にエンディングへ…。ガンドール砲の力でムゲの宇宙に行った四人はどうなったんだよぉ。んで、こんなにバタバタしてたもんで、肝心(と言って間違いないはず!)の武器が無いことに気付く。出てきた武器と言えば、輸送機から渡される巨大ビーム砲「ダイガン」、あとはせいぜい「格闘」のみ。スパロボでお馴染み、いつも猛威を奮う「断空剣」「断空砲」「断空光牙剣」などは全く出てこない…。つくづくOVAメインなのだなぁと思ってしまった次第。TVシリーズは単なる導入部分なのですねぇ^^;。

 見所はといえば、やはり“名キャラの最期”ですね^^;。ダンクーガ合体のために命を落とした輸送隊のゲラールキャップ、ガンドールの飛竜乗雲を成功させ、またローラの命を救うために闘死した将軍ロス=イゴール、いつも獣戦機隊を叱咤し、危ないところを幾度も救い、そして月に散った黒騎士アラン、神たることを望み、志半ばで倒れた野望の男・シャピロ=キーツ、死んだときに何を残ったものに伝えられるか、それがその人の一生の価値を決めるとも言うが、やはりこれらのシーンはよかったですな^^。

 キャラクター的には、獣戦機隊の4人はそれぞれにいいところがあって、お互いに助け合い貶しあってるとこがいい(^^;。矢尾一樹の代名詞たる熱血漢・藤原忍や、クールな中国拳法の達人・塩沢キャラの司馬亮がやっぱり一番。シャピロべったりの沙羅とローラべったりの雅人も、それぞれ個々人のエピソードがあったのでそれなりかな〜?沙羅は後半メインぽかったし^^;。最後まで謎だった少女・ローラ=サリバンについては、常に歌いながらみんなをなぐさめてくれる辺り、メガゾーンのイヴを思い起こさせるのですが、ハーモニーラブなどの歌は好きなのですが、しゃべり出すとこれもエデンシティのイヴのような…^^;。これも主題歌歌ったアイドル(藤原理恵)起用の声優ってことでしかたないのかな^^;。

 忘れちゃいけないのがゲラールキャップ(玄田哲章)と黒騎士アラン(田中秀幸)。たたき上げの軍人ゲラールと、全てデータによる戦略に頼ろうとするアランは対照的なキャラだけど、どちらも好きなキャラですね^^。そして悪役の中でも常に上位にランキングされるであろうこの男“シャピロ=キーツ”!スパロボでもかなりヤバめなキャラとして設定されていますが、正直若本氏を代表するキャラでは無いでしょうか? 冷静な割に右肩奮わせて狂笑するあたりは、壊れキャラとしても位置付けられるのかも知れない^^;。とにかくシロッコ並みに危険な人物であること間違い無しですね^^;。

 さて、OVA版はどうやっていつ観ることになるのか、それまではまた別作品を観ていくことにしましょう。


超獣機神ダンクーガ#5 最後に来た男(2000/10/09)

 コンピュータよりも自分の目を信頼する。科学者とはこうありたいものですね^^。これで遂に4機全てが揃った獣戦機。そして最後に来る男とは、どんな性格的問題を抱えているというのだろうか?^^; 出撃する3機の獣戦機には、そんなことはまだわからない。ただ、野獣の本能のままに戦うだけ。やはり、BGMに“バーニング・ラヴ”がかかる戦闘シーンは格好いいですね^^。ダンクーガは常にこうあってほしいものです^^、スパロボのように^^。ここへ駆けつける亮も旧知の仲。口に花をくわえて出てくるところが、どこかブンドル様のよう…(笑)。ビッグモスの戦線投入も目前。血の気が多いのもいいけれど、やはり反りが合わない奴とのチームってのは、やりにくいんじゃないのかねぇ^^;。殴り合ってみて初めてわかるのが獣戦機隊らしくていいけどね^^;。

 予備知識もなく実践投入されるビッグモスも、さすがは亮と言うべきか。やはりクーガー、ライガーを超えて、地上の主戦力となり得る火力を持っている。戦車から野獣へ、戦い慣れしてきた二機の獣戦機も頼りになる。しかし廃都とはいえ、ビルをそのままぶっ倒して武器にしちまうとわ^^;。でもこれで、ビッグモスもアグレッシブ化成功。こちらの戦力が整ったと思えば、敵方も遂にシャピロが指揮官として前面に出てくる。本当の闘いはこれからだ!やってやるぜっ!!(燃)


超獣機神ダンクーガ#4 狙われたジャミング(2000/10/09)

 3人目の獣戦機メンバー、女たらしの式部雅人。性格に問題ありというのが資格とは言っても、こうもすごいメンツが集まってくるとねぇ^^;。シャピロという名前に過敏になってしまう沙羅、士官学校時代の話も既に後戻りできない遙か昔の話なんだよね。それにしても問題児たちのやることなすこと、やはり軍隊じゃない^^;。これがこの作品の持ち味なんだよね。いいことなんだと目を瞑ろう(笑)。

 新兵器と原始的戦闘技術のイタチゴッコ。ジャミングシステムもミノフスキー粒子と同じように、レーダーを使わぬ戦術を用いれるようになれば無用の長物と化す。野獣の本能などという超原始的な力を使う割に、ちと抜け目のある博士や将軍。シャピロの遠大な計画の前には、全てのことが些末なこととしてうつっているのかも知れぬが。とにもかくにも3機となった獣戦機隊、お調子者の雅人はまだまだ戦力として不足か^^;。でもやはり、このランドライガーも強い! アグレッシブモードも多用は疲労と窮地を招く。だからこそ三位一体の攻撃は重要であると認識した3人。今後の戦闘はどうなるかな? あとは頼れる司馬亮の到着を待つばかりだ。一人の時は気楽かもだけど、頼れる仲間はほしいよね、忍^^。


超獣機神ダンクーガ#3 シャピロ!転生!!(2000/10/09)

 徐々に明らかとなってくる獣戦機のシステム。葉月博士も完全主義で、完璧となるまで明かさないらしい。獣戦機隊に新たに沙羅が編入。シャピロのことが気が気でない彼女の思惑は? そのシャピロ、タイトル通りムゲ=ゾルバトスへ取り入ろうと動き始める。軍の機密を惜しげもなく手土産として献上する、その大きすぎる野望。しかしこんなやつが突然入ってきたら、組織はズタボロだろうなぁ^^;。ほんと凄いキャラだよ、シャピロという男は^^。若本さんの声がまたピッタリ合ってますよね^^。

 シャピロの謀略によりナスカへと向かう2体の獣戦機。何も知らない忍と、必要以上に知りすぎている沙羅。イーグルとクーガーの連携は、現時点でまだまだ無敵。獣戦機のシステム上、負けん気は絶対必要とは言うものの、チームプレイというのは必要ないのかこの隊には^^;。しかしそれをも上回る脅威の力、ランドクーガー・アグレッシブモード。そしてこのイーグル・アグレッシブ! この“突撃”は、コンパクト2の獣魔の如く、αでも猛威を奮っています^^。強いよね〜、ダンクーガにならずとも^^。

 まずはシャピロ転生の前哨戦。本当の闘いはこれから。早いトコ全員集まってくれないかね。今後が楽しみです。


超獣機神ダンクーガ#2 吠えろ!獣戦機(2000/06/30)

 ロス=イゴールと葉月博士の手厳しい出迎えで、遂に獣戦機隊へと配属された忍。たった一人で立ち向かわねばならぬと知らされた忍の目にも、獣戦機の戦力は圧倒的で、すっかり魅了されたわけだ^^。そしてムゲ野郎どもの横暴も許すことは出来ない。熱き男・藤原忍の生き方は、やはり並みではない^^。「武器は分かった、これだけ知ってりゃあとはいらねぇや!俺達に必要なのは、理屈より行動だ。乗ってみりゃわかる。それがわかんねぇようなら、飛行機には乗らねぇ!」実に忍らしきかなという独白ですね^^。長官や博士の言うことなどまるで聞かない、これが野生児・忍の本領だ!^^

 待ってましたの即時実践投入!試験飛行じゃ飽き足らない!最初っから司令無視ってのがいいのか悪いのか^^;、とにかく獣戦機隊の永き戦いが今始まったわけだ。小手調べは上々、しかしただの戦闘機でないところに獣戦機の真の強さがあることを、マニュアルをハンパ読みしかしてない忍は知らない…。しかし、忍の野獣の本能がイーグルの真の力を引き出す! このシステムはいいっすよ^^。怒りの本能がそのまま力になるマシン・獣戦機。乗り手の体力を吸い取るこのシステム、やはり乗りこなすには忍クラスの精神力が必要なのか。心強い仲間の到着が待ち遠しい。


超獣機神ダンクーガ#1 帝国の野望(2000/06/30)

 スパロボで断空剣を知ってはいても、原作を意外と知らないのがこのダンクーガ。ご多分に漏れず私もその一人。いきなり登場するこの“ムゲ・ゾルバトス”、スパロボでも出てきますが一体どんなやつなのか。シャピロと沙羅、最初っからこんなにラブラブだったんですねぇ^^;。シャピロ・キーツ隊長と藤原忍の初対決、宿命はこの辺りから始まってたんですかね〜。帝国の襲来、無力な地球連邦軍…。ムゲ帝国は思うがままに攻め込んでくる。頼れるのは、やはりこのはみ出し者集団・獣戦機隊のみ!

 このあまりにも巨大すぎるシャピロの野望には、かなり恐れ入ったけど…、それを実行してしまうとこがまたすごい!さらにコンピュータ制御を解除して、本能のままに戦いながら敵を倒し捲る忍の凄さ!何でこんなに強いのか^^;。それにしても容姿・声・野望の大きさともロイエンタールを彷彿とさせるシャピロの魅力は大きいですね^^。ダンクーガの魅力はやはりこの人あってこそ!ですね^^。

 心の赴くままに行ってしまったシャピロと置き去りにされた沙羅。誰よりも負けず嫌いの忍は勿論黙っていない! しかし拷問にも耐え抜き、並々ならぬ精神力を見せ付けるシャピロの意気込みは、未来の覇者を予感させる。そして一度の敗戦で基地を失った藤原忍は、日本の先進基地で編成される“獣戦機隊”へと編入される。ここからが本番、やってやるぜのセリフも決まってた!^^ これからが楽しみです^^。