一言書評 〜東まゆみ作品の感想〜


スターオーシャンEX(2001/04/08)

 EXと聞くと、どうしてもプロトガーランドやヤコブ局長を思い出してしまうのは私の悪い癖(笑)。てわけで脱線はここまでにしといて。

 ヴァンパイアセイヴァーと同時期に読み始めた東まゆみさんのコミックス“スターオーシャンセカンドストーリー”、原作はエニックス/トライエースのゲームなのですが、私も弟がプレイしてるのを横で見ていた程度。なのでコミック版が私の基本になってるとこあるかなぁという印象の作品です。東さんの作品は徐々にいい味出してきてます^^。コミックスも今後も期待♪

 それで今回、この東さんのコミックスをベースとしたTVアニメが始まりました!!タイトルはちょっと変わって「スターオーシャンEX(イーエックス)」。エクストラバージョンということなのか、アニメだからEXとしたかはわかんないけど、かなり忠実に原作を守ってくれてると思いましたね^^。雰囲気も世界観も、東さんの良い部分残したまま続いていってくれるといいですね^^。

 いやそれにしてもどびっくり!(笑)いきなりクロードくん超弾導バスターライフルぶっ放してくれてるし(爆)違った面で面白可笑しく観れるとこも○かな^^。

 声の出演。気になるところで主人公クロードくんは結城比呂。わたし的にあまり印象に残って無くて、せいぜいがエヴァの日向マコトくらいなもん。あとはラジオとかで人気あるらしい、とか噂でね。でも、この声がまたクロードにあってるから良いのだ!この作品を機に、また好きな声優にリストアップされてくかも知れない^^。レナの方なのですが、これが何故か飯塚雅弓。魔術師オーフェンという作品は、わたし的にはかなりこのスターオーシャンと似た印象受ける作品。いわゆる剣と魔法のファンタジーRPG的冒険譚。なのでこのオーフェンに出てくるクリーオウと同じ声ってなると、やっぱりそういう繋がり?みたいな気もしないでもない^^;。エスカのミラーナ姫でもあるわけだが、こちらはちと印象違うけど、でもやっぱり剣と魔法的世界の登場人物って印象はあるなぁ。今度並べて比べてみると面白いかもね^^。

 そういうわけでこれからは地上波2作品もスカパーに交えながらチェックしていきたいと思ってます♪^^


ヴァンパイアセイヴァー 魂の迷い子(1)(2)(99/05/22)

 本来ならゲームの方に出てきて然るべきこの作品なのですが、私はコミックから入ってみました^^;。ずっとカプコンのゲームはやってなかったのですが、ちょっとこのゲームのキャラについて知りたかったところ、ちょうどいいコミックを見つけてしまい、衝動買いに走ってみました(笑)。まあ衝動だけではなく、この作者東(あずま)まゆみさんの絵がすっごく気に入ってしまいまして^^、隣にあったスターオーシャンまでも買ってしまったという…。ほんとはスターオーシャンの方が先に目に付いたのですがね^^;。久々の新人発掘はかなりいい収穫だったッス♪(^^)

 跳梁するダークストーカー、蔓延るは魔界…そして運命の迷い子・リリス。彼女の本体たる魔界一の実力者、夢魔・モリガン=アーンスランド。そして魔次元で暗躍するドーマ家当主・冥王ジェダ。この三人のダークストーカーを中心に、物語はバトルフィールドへと進んでいきます。対戦格ゲーが原作ゆえ、派手なバトルも見物です^^。当然ながら他にも魅力的なキャラが満載ですね♪

 しかし、コミック版で語らなくてはならないのはこのバトルの方じゃ無いんですね〜。リリスと最初に出逢い、彼女に生きる目的と、勇気と、運命を自ら切り開いていく力と、そしてひとときの安らぎと幸せを与え、分かち合った少年・ジョーン=スタトレイ。彼の語った一言一言が、暖かく胸に心の中に染み渡ります。“生きるために我々は生まれてきたのだ”“我らの運命(みち)を切り開け 疾風(はやて)の如き金の矢よ!!!”他にも感動のシーンはいっぱい^^。フェリシアの章もガロンの章もレイレイとリンリンの章も、そしてリリスの旅立ちの日・感動の別れの章も、ほんとにあったかくなる名シーン&名セリフがいっぱいです。さらにもーすでにマイキャラと化して一人歩き始めちゃってるダークハンター・バレッタさんでのお笑い方面のツボもしっかりと押さえてて、うーんやるな東!と唸ってしまうほど^^。絵柄だけじゃなく作品世界にも惚れ込みましたね♪(^^) これからも続刊と、これ以外の東さんの作品にも期待していきたいと思います^^。