一言書評“特別篇” 〜ガンダム・サーガの感想〜


 機動戦士ガンダムより連なる一連の作品群“ガンダム・サーガ”を初めとする富野由悠季さんの作品についての感想をこちらにまとめておきます。
 HPタイトルでもおわかりのように、ガンダムは私の中で最も重要な位置を占めています。これ無くして、今の私は無かったと言っても決して過言ではないでしょう。戦争、政治、地球環境、人類の革新=ニュータイプ、そしてシロッコを初めとする魅力的な敵役。ほんと語り尽くせませんね^^。



私の考えるガンダム・サーガ


 第一期 〜ジオンの時代〜

  一年戦争(U.C.0079〜0080)
   機動戦士ガンダム/哀・戦士/めぐりあい宇宙
   機動戦士ガンダム第08MS小隊
   機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  星の屑作戦〜デラーズ戦役(U.C.0083)
   機動戦士ガンダム0083 スターダスト・メモリー/ジオンの残光
  グリプス戦役〜アクシズ戦役(U.C.0087〜0088)
   機動戦士Zガンダム
    A New Translation 星を継ぐ者/恋人たち/星の鼓動は愛
   機動戦士ガンダムZZ
  シャアの反乱(U.C.0093)
   機動戦士ガンダム 逆襲のシャア/ベルトーチカ・チルドレン
  マフティーの乱(U.C.0105)
   機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

 第二期 〜新帝国盛衰の時代〜

  コスモ・バビロニア建国戦争(U.C.0123)
   機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード
  木星帝国戦争(U.C.0133)
   機動戦士クロスボーン・ガンダム
  ザンスカール帝国戦争(U.C.0153)
   機動戦士Vガンダム

 アフターストーリー 〜新たなる試み〜

  シャア存続作戦(U.C.0200頃)
   ガイア・ギア


機動戦士ZガンダムIII A New Transration -星の鼓動は愛- ZGIII-Love is the Pulse of the Stars-(2006/03/05)

 前回の様子を考慮しつつ、2日目に同じ新宿ジョイシネマ3で臨戦。

 8:25着いてみたら、列は今度こそジョイシネマ3の方に。20人くらい?いました。チケット売り場でDVD割引で200円安く当日券購入、いきなり1600円券出してくれたので、これがデフォでさらに200円引きなのか、聞き直しちゃいましたよ^^;。今回は向こうがしっかりわかってくれてました、よかった!開場20分前です、の助言付き。今回は初回が9:30ですからね。

 8:50開場。席はかなり必死?wにいい場所確保。絶対「恋人たち」のときより注目度は高いよ!ラストが違うって前評判もあってでしょうけど^^。プラモはスルーでパンフ買って、席へ戻って一通り読み。グッズ販売コーナーがジョイシネマ1にあるってことで、臨時出場券を受け取って隣のビルのB1売り場へ。ストラップはパーツのがキュベレイの羽根だったけど、普通のがあったのでそちらで。あとはいつものクリアファイルセット。今回のはめっちゃいいね♪^^買えてよかった。キュベレイのTシャツがちょっとほしかったけど、スルーで。仕事行くしね^^;。

 会場戻ってあらためてパンフ読み。キャスト。列びはカミーユ、ブライト、シロッコ、ハマーン、ラストがシャアという順番。いいね^^。それと、サラが変更になってた。オーディションは毎回やってるんだろうけど、今回は特に見せ場も多いわけだから、前回同様の素人棒読みじゃだめってことだよね^^;。よかった。

 9:30、予告無しで本編スタート。早かったのはこれがあってのことだったのね。

 ネタバレはあるかもだが、掻い摘んで。

 ・ミネバ謁見シーン。ミネバ棒読み過ぎ。シャアのセリフはだいぶカットされた。
   ただ通しで聴いてみると、ミネバはこのくらいでよかったのかも。お子様だし。
 ・セリフ関係大幅変更。まるっきり別作品としてみるのがよいです。1部2部以上に、違うね。
 ・ヤザンの「シャアかっ!?」、ハマーンの「やってみるさ」は、旧来ファンにはツボだね^^。
   TVシリーズでは、確かこれはなかったと思う^^;。
 ・シロッコがミネバを呼ぶとき「姫皇女様」(ヒメミコさま)と呼ぶのが面白かったw。
   ここらへんだいぶストーリー変わった。シロッコ中心で、いいかんじ♪
   政治的な三つ巴になってきた様相。
 ・サラの声は、めちゃめちゃ良くなった!うん、いいかんじでしたよ今回は^^。
 ・ヘンケン艦長、エマ中尉の尻にひかれすぎw。でもこの新婚さんみたいなシーンが
   作品全体をやわらげてくれて、新訳はよかったよ。
 ・レコアのメタスが落とされた後、ファが乗り込んだのは「メタスII」と呼ばれてた。
   そういう名前なんだ、知らなかった。
 ・会話シーンがやたらと増えて、みんなの気持ちを直接会話で伝えてくれるようになった。
   カミーユとサラ、レコアとファ、ファとエマ、ファとカツ。
   ファが多いのは、ラストへの布石だったりする。
 ・シロッコのセリフ「サイキック」「サイコヒット」とかあった。TVでは、サイコバリアーとか
   聞いたような気もしたけど、ここらへんもあったっけ?
 ・死に方変更点。基本的にTV死んだ人が新訳で生き残ることはなかったよ。
   バスクはレコアが無言で撃ったわけだけど、新訳ではヤザンが直接撃ってたね。布石もあったし。
   ジェリドは死に際のセリフ無し。でもかえってこの方が、後腐れも無くなって、すっきりしたかも。
   イメージ的には、たくさん戦死したモビルスーツ乗りの中の1人として扱われた、かな。
 ・赤色十文字(せきしょくじゅうもんじ)角に掲げたジ・O=ライトニングエディションw。
   格好良かったね〜ヽ(´ー`)ノ
   セリフはだいぶ変わったよ。みんな大人になったみたい。富野さんが年の数重ねただけ、変わった感じ。
 ・劇場のシーンも同様。セリフが微妙に変更。ただ、
   「ちがうっ!!!」が多すぎwハモりすぎww。是非劇場で聴いてください^^。
   よっぽど否定したかったんだろうなぁというのが、よくわかった。

 ラストシーン。エピローグ追加。これはほんとにネタバレなので、色を変えるね。

 カミーユがジ・Oにウェーブライダーで突撃するシーンは一緒。でも、「ここからいなくなれー!!!」が無くなり、変わって、女の元へ帰れ、みたいな感じに落ち着いた。いなくなれ は全否定だけど、帰ってあげろよ というのは、ある意味肯定した上で、みんなの元へ帰してあげたという受け取り。結果シロッコも、怨念の波動を発することなく、1人で死んで逝きました。

 その後ウェーブライダー形態からモビルスーツに戻ったZが、力強く宇宙に立つ!ファがメタスIIで迎えに来る。そのようすを、地球の面々が見守る。キッカ、レツ、アムロ、フラウ。ミライ。セイラ、カイ。そして地球降下と今後の話を進めるハマーン、ミネバ。最後にブライト、サエグサw。意識はハッキリとしてて、そういう意味でも無事で、割れたヘルメットを自分で交換したカミーユ、そしてファ。宇宙空間に飛び出して、二人抱き合いくるくる回る。F91に近いかな。迎えに行ったのがファだから、SEEDにも近いけど、ああいった悲壮感は丸でないから、やっぱこれから新しい未来が始まる、という感じのF91に近い^^。

 ファがクローズアップされた意味は、他のみんな=女性は死んでいって、自分の中には残ってはいるけど、ファだけが幻じゃなく本当に生き残ってて、抱き合える唯一の存在だ。それがわかったカミーユだから、強く生きて行けるだろうと。そんな風に読み取れる、感動シーンでしたね^^。

 総評として、1部2部と、微妙かも〜と言い続けて来た(2部は酷評ばかり)わけではあるが、3部「星の鼓動は愛」、これは最高傑作と呼ぶべきでしょう!まさにZガンダムが神話として昇華した瞬間と言っても過言ではない。ここ最近、TVの最終話にアナザーバージョンを作る作品も増えてるけど、そういうことだけでなく、富野さんはZを書ききったな、と心から思えました^^。

 1部2部、そして3部と、何故こう変えねばならなかったのか、その全てがラストで繋がりました!!よかったです^^。大絶賛です♪ 是非とも観てください!!!


機動戦士ZガンダムII A New Transration -恋人たち- ZGII-Lovers-(2005/10/30)

 前回の様子を考慮しつつ、2日目に同じ新宿ジョイシネマ3で臨戦。今作は不評やら声優継承異変問題で騒がれたりもしておりますが、果たしてどんな仕上がりとなってたのでありましょうか。

 8:48着いてみたら、列無い!チケット売り場やってない!シャッター閉まってる!人も疎ら!そんなもん^^;。というかんじで待つこと暫し。9:00にはチケット販売始めてくれて、DVD割引で200円安く当日券購入、シャッターも程なく開いてくれて階段に列形成、9:03には最後尾に。十数人?どうやら早朝組には整理券でも渡して列を散らしておいた模様。やるなブライトw。あ、場所は地下だから、ジョイシネマ1でした☆ 3は午後から追加公演やるみたいね。

 9:15開場。席はなんかー疎らです。右翼中盤をとってから、グッズ販売コーナーへ。パンフは当然として、今回はZストラップとクリアファイルセットにしました。百式金色ストラップは、なんかすぐ色が剥げそうでw。他にマゼラ・アタックTシャツやザクタンクTシャツなんかもありましたね。誰か喜びそうwもう持ってるかな?

 Gacktの新主題歌を聴きながらパンフ読んで待ち。9:40から予告編上映開始。そして本編へ。

 ネタバレはあるかもだが、掻い摘んで。

 ・アッシマーが弱すぎます。あれ?あれ?こんな扱い^^;。
 ・ルオ・ウーミンはどこ行った?ウォンさん復活したけどちょっと違うね^^;。
 ・ゆかなフォウ、やっぱ変です。島津さんぽいとこもあって、かと思うと全然違ったしゃべり方になったり。
  プレッシャーもあってか、全然演じ切れてない印象。
 ・最初の地球編はちょっと切り刻みすぎ。断片しかない継ぎ接ぎなので、ストーリー読み取れませんよこれじゃ。
 ・あとで気付いたのですが、フォウこれまで?この扱いだったら、島津さんが出てこなくても、ある意味よかったのかも。
 ・新映像と旧映像の繋がりが悪い。まだ星を継ぐ者のときは違和感それほどじゃなかったけど、今回は特に地球に居る間、よろしくなかった印象。
 ・サラ、マウアー、変わりすぎです。別人です。映像が旧バージョンのときが…もうだめってかんじで。
 ・宇宙戦闘は逆にいい感じ^^。モビルスーツ戦ね☆ 地球の海上とか、かなり無理あったもん。特にZの変形とか新しくなって格好良かったり♪
 ・ヘンケン艦長!!ww この人はやっぱいいです^^。新シーンのヘンケン、シャア、ウォン、ブライトで語るところは必見ですよ♪(爆笑
 ・サラ、棒読み&だめすぎ。もうしゃべらなくていいから。声は自分で想像してたほうがマシ。
  やっぱベテラン声優さんから若手女優さんへのシフトは無理ありすぎでしょ。
 ・レコアとシャア、ちょっと違う?この辺りから3部への布石として、まるっきりストーリー変わってきそうな予感。
 ・ハマーン、これまた新しく白いガザCで登場、格好いい!!これは本格的に3部のストーリーが見えなくなってきた。
  予告にもあったけど、誰も知らないラストが待ち受けてるらしい。

 総評として、全体的に飛ばしすぎだけど後半盛り返したかな。ただ軸になってるキャラがサラだったのですが、声がダメ過ぎで全体のダメ印象を押し上げてる感じが残念。フォウやマウアーはイメージ変わったけどちょい役だからどうでもいいか。オリジナルキャラの川村ベルトーチカは、声は良いけど顔が変わりすぎ^^;。

 次回作完結編“星の鼓動は愛”、2006年3月4日公開予定。さて、どんな結末になるかな。まるで違った印象のラストになりそう。恋人たちの悲劇が減りそう。シロッコのラストもきっと変わるだろうね^^。楽しみにしてましょう。


機動戦士Zガンダム A New Transration -星を継ぐ者-(2005/05/29)

 ガンダム語るのこんな久々かよ^^;。まあSEEDが暫くあったしな。遂に劇場版Z、やってきました!!

 前日様子見。ちょうど入れ替えの時間帯でしたが、次回の列すら長蛇になっており、立ち見も入場規制でアウト。こりゃ本腰入れないとだめだなと考え、出直すことに。

 自宅戻って劇場を検索。池袋だとフリーペーパーbuku特典で1000円で観れるそうだけど、やっぱり席数に余裕がある新宿ジョイシネマ3で観ることに。

 9:20、劇場前着。既に徹夜だか始発だかの列が物凄いことに^^;。それでもチケット買って最後尾に。これでもまあ、半分よりは前だったかな。10時開場のアナウンスが聞こえたけど、少し遅れ気味で展開。開演は10:45だからね。

 10:16、開場してサクサク入場、パンフをGETして、席も割といいトコ取れた。スクリーンがちょうど目線に来る、左側の中央より通路側。ここらへんで斜に構えてみるのが何ともシロッコらしくてよいのだw^^。

 まだ時間があったのでグッズ買いに行こうかと表出てみると、またもや長蛇の列が^^;。ほんと、すごい人だよなぁ。Cap300で少し立ち見も居たから、そのくらいはいたんだろうなぁと。暫くここまでのログ整理してから、30分過ぎに行ってみてやっとこ購入。買ったのはクリアファイルセット(エウーゴ&ティターンズ1枚ずつ)と、クラッチバッグB(これは赤地に金色文字の百式シャア仕様^^)。紙モノ整理するのにもちょうどいいし、せっかくだからねぃ♪^^

 10:45、定刻に予告CMから上映開始。程なく、 本編がスタート。さすがに1時間40分ほどにまとめてるだけあって、かなりのカットが入り、テンポよく進んでいく。

 全体的に言えたことは、険のある部分が意識的にカットされて、全体に柔らかく、優しくなってるなぁという想い。イベントのレポート書いてても思うんだけど、実際にあった事実ではあっても、つまらない、何となくいやなエピソードは、それを一つ省くだけで、全体の印象がよかったものに受け止められる。事実を知らないで読む側にはね。実際、今回の客層を観てると、もちろん私くらいのリアルZ世代も居るにはいたが、ほとんどが遂最近になってゲームでZガンダムを知ったのではないかという子供ばかり。でもその子供にも、旧来Zはあまりオススメできない部分があるのに、今回のZはいいんじゃないかな、と思わせるくらいの身近なアプローチはあった。カミーユは変わらず吠えてるんだけど、前後のきついセリフがいくらかカットされたことで、知らない人には聞き流せるくらいのものになってる。編集ってすごいな、と思った。

 かといって、旧来のイメージが丸でなくなったわけではない。これは明らかにZであり、激昂すべきところはしている。でも、何というか若さが少し抜けて、冷静にあの頃のことを語る人が増えたなと。シャアもそうだし、レコアとエマが30番地事件のG3について過去映像観ながら人の苦しみを噛み締めていく追加シーンなどは、憤りは感じつつも冷静に対処していこうという方向性を見せている。旧来のZには無かったアプローチだと思う。

 キャラクターで変わったのは、ジェリドが情けなくなったのと、ライラがちと哀れだったのと、ハヤトがめちゃ格好良かったのと^^、ラストのアムロの叫ぶシーンですね。ここらへんはやっぱり新訳と言われるだけある、新しい時代の、20年目のZガンダムだと思いましたね。何と言っても、ハヤトの声は、あの檜山ですよ!!!最初は何でこんな格好いいのと思いつつ聞いてて、アウドムラに搭乗してからはもうあの絶叫の人檜山修之その人でした^^。これだけで語れる人は語れるでしょう!!(≧∇≦)ノ

 次回作は既にラストにCMが流れました。機動戦士ZガンダムII-恋人たち(Lovers)-です。タイトルの左にベルトーチカ、右にフォウがいるという、何とも意味深な構図で、どんなアレンジが加わってくるか、今から楽しみですね^^。公開は10月。期待しましょう!!


ガンダム声優列伝(2002/06/09)

秋元羊介
マスター・アジア(Gガンダム)
東方不敗(Gガンダム)
天野由梨
レイン・ミカムラ(Gガンダム)
池田秀一
シャア・アズナブル
キャスバル・レム・ダイクン(ガンダム)
クワトロ・バジーナ(Zガンダム)
石塚運昇
アイムザット(ガンダムX)
石野竜三
張五飛(ガンダムW)
井上和彦
ジェリド・メサ(Zガンダム)
井上喜久子
アイナ・サハリン(08小隊)
井上遙
セイラ・マス(ガンダム〜ガンダムZZ)
アルテイシア・ソム・ダイクン(ガンダム)
大塚明夫
アナベル・ガトー(0083)
ナレーター(ガンダムW)
大塚周夫
エイパー・シナプス(0083)
大塚芳忠
ヤザン・ゲーブル(Zガンダム)
チボデー・クロケット(Gガンダム)
大友龍三郎
ナント・ルース(F91)
岡本麻弥
エマ・シーン(Zガンダム)
リィナ・アーシタ(ガンダムZZ)
置鮎龍太郎
トレーズ・クシュリナーダ(ガンダムW)
折笠愛
ドロシー・ムーア(F91)
ファラ・グリフォン(Vガンダム)
カトル・ラバーバ・ウィナー(ガンダムW)
柏倉つとむ
グレミー・トト(ガンダムZZ)
勝生真沙子
レコア・ロンド(Zガンダム)
かないみか
ティファ・アディール(ガンダムX)
川村万梨阿
ベルトーチカ・イルマ(Zガンダム)
クエス・パラヤ(逆襲のシャア)
菊地正美
イーノ・アッバーブ(ガンダムZZ)
草尾毅
ドレル・ロナ(F91)
玄田哲章
ドズル・ザビ(ガンダム)
ゲモン・バジャック(ガンダムZZ)
デザート・ロンメル(ガンダムZZ)
郷里大輔
バスク・オム(0083〜Zガンダム)
小杉十郎太
ヘンケン・ベッケナー(Zガンダム)
小林清志
エギーユ・デラーズ(0083)
ジレ・クリューガー(F91)
子安武人
ドワイト・カムリ(F91)
ミリアルド・ピースクラフト(ガンダムW)
ゼクス・マーキス(ガンダムW)
ギム・ギンガナム(∀ガンダム)
榊原良子
ハマーン・カーン(0083〜ガンダムZZ)
マウアー・ファラオ(Zガンダム)
ナナイ・ミゲル(逆襲のシャア)
坂口大助
ウッソ・エヴィン(Vガンダム)
佐々木望
ハサウェイ・ノア(逆襲のシャア)
オルバ・フロスト(ガンダムX)
紗ゆり
レディ・アン(ガンダムW)
塩沢兼人
マ・クベ(ガンダム)
カムラン・ブルーム(ガンダム)
塩屋浩三
モンド・アガケ(ガンダムZZ)
塩屋翼
ビルギット・ピリヨ(F91)
島田敏
パプティマス・シロッコ(Zガンダム)
島津冴子
フォウ・ムラサメ(Zガンダム)
マサイ・ンガバ(ガンダムZZ)
鈴置洋孝
ブライト・ノア
関俊彦
デュオ・マックスウェル(ガンダムW)
関智一
ドモン・カッシュ(Gガンダム)
高木渉
ガロード・ラン(ガンダムX)
高杉哲平
マイッツアー・ロナ(F91)
竹村拓
グルス・エラス(F91)
ランスロー・ダーウェル(ガンダムX)
辻谷耕史
バーナード・ワイズマン(0080)
シーブック・アノー(F91)
冬馬由美
セシリー・フェアチャイルド(F91)
ベラ・ロナ(F91)
サリィ・ポゥ(ガンダムW)
飛田展男
カミーユ・ビダン(Zガンダム)
ドーザ(ガンダムX)
戸谷公次
カクリコン・カクーラー(Zガンダム)
ゴットン・ゴー(ガンダムZZ)
永井一郎
ナレーター(ガンダム)
長沢美樹
パーラ・シス(ガンダムX)
中原茂
トロワ・バートン(ガンダムW)
難波圭一
カツ・コバヤシ(Zガンダム)
橋本晃一
ウォン(Gガンダム)
林原めぐみ
クリスチーナ・マッケンジー(0080)
速水奨
ギニアス・サハリン(08小隊)
原えりこ
エル・ビアンノ(ガンダムZZ)
潘恵子
ララァ・スン(ガンダム)
檜山修之
シロー・アマダ(08小隊)
広森信吾
アストナージ・メドッソ(Zガンダム〜逆襲のシャア)
ビーチャ・オーレグ(ガンダムZZ)
古川登志夫
カイ・シデン
古谷徹
アムロ・レイ
堀秀行
シュバルツ・ブルーダー(Gガンダム)
堀川亮
コウ・ウラキ(0083)
堀内賢雄
マシュマー・セロ(ガンダムZZ)
ハンゲルグ・エヴィン(Vガンダム)
ジャミル・ニート(ガンダムX)
本多知恵子
エルピー・プル(ガンダムZZ)
プルツー(ガンダムZZ)
エニル・エル(ガンダムX)
松井菜桜子
ルー・ルカ(ガンダムZZ)
ドロシー・カタロニア(ガンダムW)
水谷優子
サラ・ザビアロフ(Zガンダム)
ミリィ・チルダ(ガンダムZZ)
カリス・ノーティラス(ガンダムX)
光岡湧太郎
D.O.M.E(ガンダムX)
ナレーター(ガンダムX)
緑川光
ヒイロ・ユイ(ガンダムW)
森功至
ガルマ・ザビ(ガンダム)
森川智之
アブドル(ガンダムW)
シャギア・フロスト(ガンダムX)
矢尾一樹
ゲーツ・キャパ(Zガンダム)
ジュドー・アーシタ(ガンダムZZ)
矢島晶子
リリーナ・ピースクラフト(ガンダムW)
リリーナ・ドーリアン(ガンダムW)
梁田清之
ザビーネ・シャル(F91)
山口勝平
サイ・サイシー(Gガンダム)
山寺宏一
ギュネイ・ガス(逆襲のシャア)
横山智佐
ルクレツィア・ノイン(ガンダムW)
若本規夫
バルド中尉(F91)


伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇(2000/11/25)

 こちらもスカパーPPVプレミアから。伝説のアニメを一挙放映ってやつです。でもさすがは富野さんとうなってしまうぐらいの、凄まじい展開^^;。歌は覚えていても本編はほとんど覚えてない本作も、この二つの劇場版を観るだけでかなり内容理解できます。イデとはなんなのか、何が目的であったのか、コスモや他のソロシップの乗組員たちはどこへ向かうのか。大人よりも子供が、赤ん坊がイデを発現してしまう辺りは、やはりニュータイプ論を核とするトミノイズムの本道と言ったところですね。

 星をも打ち抜くイデオンガン、両手から飛び出すイデオンソード、その全ての武器はイデのゲージが発動を示さないと使えない不安定なもの。そうこうしているうちに、仲間が、敵が、容赦なく無惨にもばったばったと殺されていく。最後の爆発に飲み込まれてコスモをはじめとするイデオン乗組員全員が光に消えたとき、実写のイメージ映像が流れ、最後に精神意識体として幸せに争い無く旅立っていく主人公たちが宇宙を駆ける…。是非ともエヴァのラストと比べてみることをオススメしておきます^^。


機動戦士ガンダム第08MS小隊(2000/11/25)

 アニマックスのPPVプレミアって、724とは別チャンネルで放映してたんですね。この作品で初めて知りました。なので以前撮ろうと思ってたエスカ劇場版は知らないうちに終わっていたという^^;。それにしてもこれだけの作品を一挙放映ってのもすごい!30分×13話+映像特典まで全て含めてですからね^^。その後通常枠の724でもやったのですが、一日で取り終えてしまう気楽さはやっぱりうれしいです。これからも期待していきましょう。

 流れだけはざっとフィルムコミックで知ってはいたのですが、いざ本編を観てみると、やはり違った感動があります。ボールで無謀にも突貫していくアマちゃんことシロー=アマダ。ここでアイナ=サハリンと運命的な出逢いを果たし、地球降下後には小隊長として部下にいろいろ言われながらも徐々に成長していく。グフを駆るエース級パイロット・ノリス=パッカードをも倒した腕はさすがというべきか。ノリスにアイナの思い人であるとの気持ちの揺れがあったとしても、やられた左手をもぎ取って武器にしてしまうEz−8のシローの機転もすごかった^^;。ボロボロになっていく陸戦ガンダムも、お約束としてしっかり用意されててよかったなぁ^^。

 良く言われることですが、前半の監督・故神田武幸さんの頃が良かったって話ですが、ゲリラ戦や陸戦、モビルスーツをパラシュートで降ろしたり、マシンガンで微妙に射線がぶれながら乱射していくシーンなど、なるほど、と思ってしまいましたね^^。神田監督の作品ってスカパーみてるとホントに多いのですが、あれもそうだったのかこれもそうだったのかと、ただただ驚くばかりです^^。

 しかし言っておきたい。後半をバトンタッチされた飯田馬之助氏。予定通りの交代とはいえ、なにかと比較されてしまうわけですが、映像特典では「これでもかっ!」ってくらい挑戦的に語ってくれています。当たり前ではあるのかも知れないけど、その意気込みには圧倒されるばかり。ガンダムに傾けた熱意ってのは並大抵ではないんだな、がんばってたんだなぁと感服致しました。

 スパロボのユニット的に、めっちゃ使える“アプサラス”があります。こいつは本当に犯罪的^^;。よくぞガンダムであれを倒せたもんだと感心いたします^^;。あの拡散メガ粒子砲とビームカッターのようなものは、戦線に本格投入されていたら、さぞや脅威となっていたでしょう。アプサラスプロジェクトはビグザムプロジェクトに破れ、一年戦争の表舞台には登場しなかったわけですが、アイナの兄・ギニアス=サハリン(CV速水奨^^)の狂気にまで発展した熱情、名作ガンダムに刻まれるべき熱き戦いでありました^^。

 最後の1話「ラストリゾート」はかなり特異な展開。この展開って、どこかクロスボーンのシーブックとセシリーのラストに似た印象を受けるんですよね^^。戦傷を負って二度とモビルスーツに乗れぬ身体となったシローが、アイナとともに小さな家庭を築きながら平和に暮らしていく…。賛否両論あれど、まずまずの展開で幕引き、よかったんじゃないかなぁと思います。劇場版ミラーズ・レポートや、CDドラマもあるので、外伝の外伝もさらに観ていきたいなぁと思います。まずは小説か!(笑)


機動戦士ガンダム#43 脱出(2000/05/20)

 連戦に次ぐ連戦でパイロットの精神も疲弊していく中、やはりこの二人・アムロとシャアは何処か違っていた。しかし惜しむらくは、一人の女性の精神に取り込まれていく弱さを見せ付けていくところ。「ちっぽけな感傷は、世界を破滅に導くだけだぞ!少年!!」と言ってやりたいですね、私としては^^。同時に考えてしまうのは、やはりこの当時シロッコは何を思い、何を望みながら、遠き木星宙域で事態を傍観していたのだろうか、ということ。ほんとはヒイロやゼクスにも感想を聞いてみたいものだが、ちと世界が違うので残念ながら却下^^;。

 最後の最後で素顔をさらし、男を見せたキャスバル。頭を吹き飛ばされ、千切れた足が流れていった無惨なキシリアを横目に、光る宙域を離脱しアクシズへと逃げ延びた彼の再登場は、7年の歳月を待つことになる。次に会うときは心強き味方・クワトロ=バジーナとして。 しかしそれにしても、最後にアムロの脱出で誘導して見せたカツ。このときの方がよっぽどニュータイプ能力開花されてたのでは?^^; Gディフェンサーの彼は、敵が強すぎたためか、我が強すぎたためか、残念な最期でしたよねぇ^^;。

 やはり全ての始まり・一年戦争。見るべき点は多々あります。繰り返しアニマックスで放映されるこの名作、見かけたときにはまた見たいと思います^^。


機動戦士ガンダム#42 宇宙要塞ア・バオア・クー(2000/05/20)

 のっけからグレートデギンがソーラレイで消滅し、サンライズ英雄譚で再現されたギレンの「敢えて言おう、カスであると!」の演説もあり、80%完成品のジオング登場等々、マニアにも見所盛り沢山なこの回。さらにホワイトベースのパイロット達が出撃するとき、ブリッジのフラウ・ボゥに何やら話しかけるハヤト・コバヤシの姿が見れます。これは、後のフラウ・コバヤシを知る人には「これか!」と思わせるシーン^^。やりますな、さすがは後のアウドムラ艦長と言うべきか^^。それにしても宇宙戦闘でここまで強かったのか、ガンタンクって^^;;。この火力は侮れませんな^^。

 ザビ家骨肉の争いはさらに加速していく。エギーユ・デラーズも、アナベル・ガトーも、アイナ・サハリンも、シロー・アマダも、皆この宙域 ア・バオア・クーに集結しているはず。自称「しかし私もニュータイプのはずだ」の男 シャア=アズナブルも苦戦している。後に待ち受ける運命も知らずに、目の前の敵を倒すために奔走する。満足に操れぬジオングと共に。真実は、見えるか?


機動戦士ガンダムZZ#47 戦士、再び…(2000/04/25)

 ガンダムに続けて、なんとZZの最終話!なんと美味しいのであろうCSは^^。ジュドーとハマーンの最終決戦。ニュータイプ部隊の黒いキュベレイ軍団とキャラの戦いも、強化人間の悲しみを見せてくれた。ネェル・アーガマの仲間が安否を気遣う中、ジオン発祥の地で決着を着けようとするハマーン、そして彼女に引き寄せられながらも全てを終わりにしようとするジュドー。カミーユを初めとする、人の意思で動き出すZZ。バイオセンサーを発動させた今、ただの女性へと戻った孤独なハマーンは敵ではない。憎しみに捕らわれず、今の自分の肉体に捕らわれず、自分の頭だけで考えなければ、人はニュータイプへと革新できるのか。地球にしがみつく馬鹿共の抹殺、そのハマーンの残された意思を次いだのは、実はマフティーだったのかも知れない。シャアに反感を覚えたことから端を発したアクシズ=ハマーン、マフティー=ハサウェイの反乱。戦いの源たる者はやはり歴史の舞台から退場すべきなのかなぁと思う。そしてそれは、ブライトを殴ったことで解決することじゃない。それでも、しっかりケリを付けてくれたジュドー。セイラが導いたリィナとの再会を果たし、今“ジュピトリスII”で木星へと向かう。後の世の、木星帝国にジュドーの名前が刻まれているのか、それは誰も知らない。それでも本編を通して感動を与えてくれたジュドーに、今ありがとうと言いたい。誰よりも、カミーユが、ファが、そのメッセージを伝えているのだろう。


機動戦士ガンダム#41 光る宇宙(2000/04/25)

 CSでたまたま見つけた、あの名シーンの回です。ギレンが、キシリアが、シャアが、アムロが、セイラが、そしてララァが、それぞれの思いの中で行動し、最後にはララァが散り、アムロが嘆き、シャアが悔やむ。懐かしいですね〜。しかしガンダムってこんなに強かったのか^^;。エルメスのビット避ける戦闘シーンは、をいをいそこまでかい^^;と言わんばかりの軽快な動き。いやぁすごいよ、さすがはニュータイプと言うべきか^^;。あの動きされちゃシロッコも真っ青です(笑)。

 名台詞はほとんどが頭に残ってる部分だなぁ。アムロ、ララァ、シャア、セイラの戦いのシーン、ソーラレイ発射のシーンは特にね^^。ア・バオア・クーの決戦も大詰め。これからが白熱するとこですな。いずれもう一度ちゃんと見直したいものです。


機動戦士Vガンダム(99/08/22)

 久々に懐かしのガンダム・サーガを見ております。ちょうど半分くらいまでを一気に見終わったので、この辺りで内容に触れてみますね。

 私の中でガンダム・サーガを歴史毎に分類すると、アムロ、シャア、ブライトらが活躍する、一年戦争から逆襲のシャアの後日譚である閃光のハサウェイまでが第一期、それ以降のコスモバビロニア、木星帝国、ザンスカール帝国との戦いが第二期、シャア・コンティニュー・オペレーションをどう位置付けるかは難しいが、取りあえず第一期の外伝かな? それと現在の∀が第三期という感じになる。このV(ヴィクトリー)ガンダムは第二期の終盤ということですね。

 いろんな意味で“白いモビルスーツ”の伝説復活を謳っているこの作品では、特に前半部分では様々な点で一年戦争からアクシズ戦役の辺りを踏襲している。モビルスーツでは、コアファイターを中心に3つのブロックから成り立つ、最もファーストに近いと思われるガンダム・V1と、通信機能を強化したヘキサ、オーバーハングキャノンという追加重火器装備のVダッシュという辺りの一連のVシリーズは、分離可変というファースト・ZZなどの利点を、Fシリーズで可能となった小型化・高出力化に融合させて、最強クラスのモビルスーツへと進化させている。

 しかもこれらの機能をほとんど本能で熟知し、十二分に使いこなしているウッソの能力こそが、やはり何と言ってもすごい! 生き残るため、勝ち残るための手段とはいえ、ガンダムのパーツであるハンガーやブーツを敵にぶつけたり、臨機応変に変形・分離・合体を繰り返したりと、その機転の鋭さは驚かされるばかり。まあ、あの時代にガンダムの各パーツがストックとして10もあったとして、アムロに同じ真似が出来たかというと首を傾げる次第だが^^;、とにかく分離合体に関する連携は見事だ。

 本体を小さくして、必要に応じて機器をドッキングさせることで機能強化させ、基本的には心臓部となる部分のみで身軽に動き回るという点は、実は放送当時くらいから流行りだした“ノートパソコンによるモバイル”の概念に非常に近いものがある。実際ウッソはいつもノートパソコンを常備し、使いこなしている感がある。自分の趣味の延長線上で、こんなところにも共通点があるというのは、何となく嬉しくなってしまうものだ^^。

 さて、ガンダム・サーガのもう一つの論点、人の意思のぶつかり合い・人間ドラマの展開は、とにかくこの作品、“女性”がクローズアップされる。ただひたすら、争い無き平和の世を願う女性、戦うことで、その中に何かを見出そうとして、そして散っていく女性、運命に翻弄されながらも、凶気に身を委ねて暴走していく女性。ひとたびひとつところに集まれば、諍いのタネは尽きない女性たちも、多くの人の死を目の当たりにすることで、次第に女性という存在を超え、全ての存在を慈しむ“母性”へと昇華し、戦いを、歴史を、人々の営みを見守っていく…。シュラク隊の立て続けの死は、間違いなくウッソや周りの人々にそういった思いを残しながら、物語前半部分を象徴づけた出来事であろう。

 後半はさらに盛り上がる。じっくりと見定めることとしよう。


機動戦士Zガンダム フィルムブックPart2(99/06/26)

 今の私を語るのに、決して欠かすことの出来ない作品群「ガンダム・サーガ」。その中でも中核を為し、最も思い入れ深く、何度も繰り返し見ては心に焼きつけてきた作品が、この「Zガンダム」。今回はその世界観が完全網羅された完成度、しかもZの中でも特に好きな後半部分のストーリーが、活字として、そしてフィルムとして、完璧に再現されている。やはり買わずには、そして語らずにはいられないでしょう^^。

 人の意思を吸いながら、刻の涙を見届けながら、常に人がわかり合える可能性を模索し、悩み苦しみ、人の革新へと覚醒していった少年。カミーユの心の叫び、シャアの葛藤、そしてハマーンとシロッコの明日を冷徹に見つめる目。これらの想いがぶつかり合う三つ巴の戦い。全編に渡る(特に後半の)セリフの数々は、名言として私の心の中に刻み込まれてて、もはやバイブルとすらなっています^^。

 中でもラストの劇場でのシャア、ハマーン、シロッコ、そしてカミーユが、それぞれの思いを言葉としてぶつけ合うシーンは特に記憶に残ってるのですが、今回のこの本で「Pick Up Dialog」として全セリフが収録されてるのには感動しました(TーT)。ここでのシロッコの辛辣なセリフが心に残っているからこそ、「歴史の立会人」たる私の想いを込めたサブタイトルが決まり、彼の母艦であり、自分の理想を実現するための拠点であり、自己の能力を高めるための基地であり、唯一心安らげる戻るべき処でもある、木星帰りの巨大輸送船「ジュピトリス」を、そんな様々な想いを込めてメインタイトルにした次第です^^。

 数多のガンダムファンの中でも、今尚絶大な人気を誇る「シャア・アズナブル」の最凶の敵として立ちはだかった最強のニュータイプ、パプティマス・シロッコ。彼を信奉する人はほとんどいないでしょうが^^;、彼が理想と掲げた「女性を中心とした社会」は、その後の作品群に於いても、女王の存在を第一義とするコスモ貴族主義(ベラ・ロナ)、マリア主義(マリア・ピァ・アーモニア)、そしてディアナ・カウンタ(ディアナ・ソレル)まで続いている(広義にはオルファンも入るか?)。作中での言動や行動にどれほど問題が有ろうとも^^;、後の世に築いたであろう理想の世界は、生の感情のままに生き抜いたシャアやアムロ、カミーユ、ハマーン等には想像も創造もできなかった正しき世であると思う。そんな理想郷に少しでも近づくことを目指して、「ジュピトリス」は今日も航海している^^。

 そういうわけで、「Zガンダム」、そしてこれに続く「ZZ」、それらを含めた「ガンダム・サーガ」、是非とも富野さんのそんな想いを読み解いて、感じ取ってほしい作品です^^。


ブレンパワード(99/06/03)

 よく考えたら、作品見終わった後何も書いてませんでしたね^^;。というわけで、想う処を書いてみましょう^^。

 WOWOWから始まり、コミック、小説、フィルムブックとメディアミックス化が進行して、コミック以外は読了してましたこの作品、富野さんの作品であるということもありまして「ガンダム・サーガ」と常に比較されがちなのですが、根底に流れる思想的な部分は似通ってると思いますが、やはりこれは別作品として楽しめましたね^^。何よりも、「人が死なない!」。ガンダムは、戦争、平和、政治、宗教、その他諸々のエッセンス・メッセージを、「人の死」を通して伝えようという感がある。どの作品も「刻の涙を見た少年」の物語であり、同じ過ちを繰り返す人類と、それを超えてお互い分かり合おうという概念「ニュータイプ」という存在が主題になる。それはもう、悲壮感いっぱいです…。

 「ブレンパワード」には、そういう人の死や悲壮感みたいなものが無い。主人公はやっぱりそっちの方にいつも走りそうになるんだけど^^;、周りの仲間、あるいは敵となった肉親たち、そして最後にわかり合った(と考えられる)オルファンなどから、「プラスの思考」を受け取ることで、悲壮感から来る回答ではない、「そうか。こういう答えもあるんだ!」という結論を導き出すことができた。誰かの犠牲の上に立つ平和ではなく、みんなが手を繋いで、誰も傷つかずにわかり合える方法、そこに辿り着くことができた。

 これは、富野さんの作品が発した、ガンダムとはまた違った形の、これから生きていこうという全ての人たちへの新しいメッセージだと思う。ガンダムとは別の作品で試みられ、そして導き出されたこのメッセージは、今「∀ガンダム」という作品によって、ガンダムにも結びついた。「ガンダム・サーガ」によって、地上波で20年以上も訴え続けてきた要素を、衛星波という新しい舞台で生み出された「ブレンパワード」で得た新たな息吹で包み込み、今また地上波に戻って遂に世に送り出された「∀ガンダム」。この両作品の集大成的な∀を語る上でも、やはり見逃すわけにはいかないですね、この「ブレンパワード」は^^。是非ともより多くの方に見て頂きたいですね。


重戦機エルガイム(98/09/14)

 時間かかりましたがようやく通して見終えました、エルガイム。古い作品で、富野さんのものであるということ、FSSに繋がる永野作品であることなど、いろいろと興味はありつつもなかなか観ることが出来ないでいた、これもサンライズの傑作の一つですね。

 世界観や登場する人物名、ヘビーメタルなどはいろんなとこで知ってはいましたが、やはり実際に観てみると違いますね〜迫力が^^。そしてキャラが生き生きとしてる。ダバにしてもギャブレーにしても、ほんとーに我が道を行くという感じで若者らしさってのを痛感させてくれる、この辺り富野さんの言わんとするところなんだろうなぁ、とか思いつつ、それぞれに個性的で味のある主要キャラ達が、皆殺しの憂き目を見なくてよかったなぁと思ったりしてました(苦笑)。なんかすっきりする終わり方がよかったですね^^。

 FSSとはいろいろとシンクロするとこがありますが、おなじ名前が出てくる度に感動したりしてましたね〜^^。バスターランチャーぶっ放す辺りはやっぱ爽快♪ ラスト、オリジナル・オージェと対決するときに決戦の地に向かうMark−Uの額に、ファティマらしき影が浮かんだと見えたのは、目の錯覚か、はたまた永野さんの趣味の産物か?(謎笑)。

 ガンダムから少し離れた富野作品、やはり面白くかつ考えさせられます。まあ、考えさせるといっても、ガンダムほど主人公がマイナスの性格でないため(笑)、ダバやギャブの存在が常にプラス方向を向いてるのがうれしい限りですが^^。同じ永野さんとの共作、ブレンも早くみたいですね^^。


機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・レポート(98/08/08)

 噂に聞く正統的ガンダムサイドストーリーですが、この劇場版が初見だったりします。キャラの名前や組織のことなども全くわかんない状態で観てたわけですが、楽しめました♪

 情報部のアリス・ミラーの報告書に沿った形の作品になってる外伝の中のさらに外伝になるわけですが、短い中にもこの08小隊という作品のエッセンスが詰まってて見応えありました^^。癖のある08小隊の面々や、アイナ・サハリンとの出逢いから敵味方で分かり合おうとするシローの真っ直ぐさがいいですね^^。戦争の意味と残酷さ・悲惨さを常に最前線にいながら問うという、ガンダム色も色濃く出ています。それでも自分と、自分の小隊は「絶対に生き残るんだ!」という命令を常に下す、若き小隊長殿に敬礼っ!

 本編も観たくなってきました^^。また、いずれ〜^^。


ブレンパワード(98/05/04)

 WOWOWなので観る機会は暫く無いだろうと思われていた期待の富野さんの新作ですが、先日観せて頂く機会に恵まれまして、4話だけ観ました(^^)

 まだ世界観や人物等の設定が全然分かりませんが、取りあえず主人公のユウ(だったかな?^^;)が、カミーユやシーブックのような雰囲気を持ついかにもな富野キャラだったので、期待が持てそうです(^^)。きっとガンダム見続けてきた人ならすんなり世界に入れるでしょう。メカ(なのか?^^;)のブレンパワードは、フォルムはさすがの永野デザイン、MHライクな永野さんのポリシーが現れているなぁと思いました。今回はファティマは入ってないでしょうが(笑)、最初から意志の疎通が出来るようです。このような設定は古くはやはり元祖の永野さんMH、それから聖刻の操兵、新しいとこではエヴァなどもありますが、いざというときだけの発動というわけでなく、いつでも会話できるところが一歩進んでいるのだなぁという感じがしました。

 この先、いつ続きが観れるかわかりませんが、まずは当初の計画通りのコミック版に期待しつつ、大作となるか否かじっくり観ていきたいと思います。


機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー(98/04/19)

 今までは小説&劇場版ジオンの残光でしか観たこと無かったんですが、ついにビデオをお借りして一気に観ました(^^)。制作側の思い入れなども途中途中で語られてて、ガンダム世界を踏襲しながらニュータイプが出せなかった辺りなどもよくわかりました。一年戦争時代のギレン、キシリアを始め、ティターンズ勢力となっていくジャミトフ、バスクの暗躍、寒い宇宙の果てでただ刻を待つハマーンなど、重要なキャラとの絡みも面白いですが、やはり何よりもコウとガトー、ゼフィランサスとサイサリス、デンドロビウムとノイエジールの闘い! これに尽きるでしょう(^^)。

 後の世に自分たちの生き様を伝えるために、闘い、散っていった数々の戦士たち。戦争を扱うのだから重くて暗い話になりがちだけど、それでも自分の生きた証を残そうと必死に戦い続けるアツき男たちがいい! やはりガンダムを語るなら必見の一作品ですね。プロデューサーじゃないけど、是非、買って、保存版として確保して、星の屑を目撃しましょう(^^)。


富野由悠季先生インタビュー(SPA!)(98/03/08)

 インタビュー等ではいつも辛辣な酷評を展開する富野先生が久々に新作「ブレンパワード」を初めとして、現在のアニメ界及び作品について語ってくれました。

 U.C.0079、つまり1979年から放映開始したファーストから来年で20周年を迎えるガンダム。やはり「G」「W」については「ガンダムがはやりのキャラクター扱いされ、僕の手を離れて継続し、付き合いきれない…」とまで言い切っているように、私以上にあれらは「邪道」だと位置づけておられるご様子(^^;。そして、一応のピリオド的作品「V」は「ガンダムの商品価値を本気で潰そうと…」して作った作品だという(^^;。

 それと、ガンダムで富野さんをとらえる多くの方は「シリアスこそ富野」と思いがちだけど、こいつは完全否定されてます。私が長猫のときに感じた「エンターテインメント」こそがアニメであるべきだと。自分に才能がないからシリアスになってしまうとのおっしゃりようです(^^;。

 私が富野さんにお会いしたのは「閃光のハサウェイ」の頃だから、もう何年前だろう?実際お会いするとほんと優しそうな御方なんですよね〜(^^)。まあ、ブレンパワードは、エルガイムの頃は相当もめたりぶつかったりを繰り返してた「あの」永野さんとの久々の仕事で期待なのですが、なんせWOWOWだし〜(^^;、私はやはり来年の20周年記念ガンダムに期待したいと思います。3/14にサンライズほむぺで何かが起こるそうです。期待しましょう(^^)。


フィルムコミック・機動戦士ガンダムF91(98/03/07)

 「ジオンの残光」に続き、またこの巨大なコミックを買ってきました(笑)。F91も好きなキャラ(ザビーネ〜♪)が多くって、作品的にも新世紀の導入部分なので、斬新な変化をしたガンダムを見ることが出来て楽しい。映画自体の内容については最早語るまい。私がガンダム語り出すととどまることを知らないことはご存じの方も多いでしょう(苦笑)。

 して、その他の内容ですが、前のジオンの残光でもあったように、ガンダムサーガ中のF91にリンクする諸作品の紹介がまとまっていていいですね。シャアが敢行し、未遂に終わったアクシズによる隕石落としの直後からU.C.0100までの語られていない部分、その後に続くハサウェイの話(号泣)、小説版に収録された前日譚「ブッホ〜ロナ家への軌跡」、さらに後日譚となるコミック版までの流れが一気に読めて、長い長いガンダムサーガの前後関係がよくわかって資料本としても面白いです。

 さあ、買いましょう(^^)


機動戦士Zガンダム設定資料集(98/01/31)

 PS版ゲームの設定資料集なのですが、ゲームをやらなくてもZを語る上で絶対に「買いっ!」の一冊です。キャラ、MS、名シーンや名台詞が網羅されていて、思わず見入ってしまいますね。当然衝動買いです。(笑)

 ガンダムについては、いずれ語りたいと思っていますが、作品世界が非常に重いのと、壮大なサーガにまで発展していて、なかなか切り口が難しい。でもやはりこの「グリプス戦役〜アクシズ戦役」は、ガンダムを語る上で外せない時代ですね。

 ストーリー紹介では、シャアとカミーユの各モードを網羅した全シーンを紹介。0083の時代から逆襲のシャアまでの話の流れがよくわかるまとめかたで、時代背景と各人の葛藤もわかりやすくなっています。当然コウ・ウラキやアナベル・ガトーもGP01Fb、GP02Aで登場するし(^^)。さあ、考え込んでないで買いましょうね。(笑)