藤神敬也 BEAT FANTASISTA
FM三重78.9 毎週土曜21:30〜21:55放送 藤神敬也BEAT FANTASISTA 2002年8月17日放送分
- 敬也(以下、「K」):
- さて先週に引き続き、今夜も宙也さんに来て頂いています。
- 宙也(以下、「C」):
- どもーですぅ。また来ちゃいましたー。
- K:
- どうも本当に遠いところまで。
- C:
- いえいえとんでもないっす。敬也さんのタメなら。
- K:
- ありがとうございます。嬉しいです。皆さん分かります?こうやって自分のアイドルの方に来て頂いて、親しげに話して頂けるということがどんなに幸せなことか。あのですねー先週色々お話させてもらった何か改めてこうね対面で話していると、色んな物が蘇ってきてぐっと来てたんですけれども、今日は宙也さんの音楽論的なものとかを改めて、宙也とは?みたいなものを暴きたいなと思っているのですが。
- C:
- (笑)ナイナイ。
- K:
- でも、あの今、De-LAXと、もうひとつLOOPUSというバンドやってらっしゃいます、宙也さんは。
- C:
- ハイ。
- K:
- その辺のとこやっぱりご自分でどうなんですかね。二つやることの意義というか。音楽に対する自分のその何かの違いによって生まれてきてるという感じがあるんですかね。
- C:
- うーん(悩)うーんとね、LOOPUSは、えーもう、かれこれ、6年以上やっているんだけど、De-LAXを解散してまた新たに始めようって作ったバンドで、でその間にDe-LAX再結成の話があって、ま、正直最初は迷いがあったのね。もう新しく始めてるし、過去のことを蒸し返すようなことは、ま、信条として…無しだったし。ただ、一回やって見たらちょっと気持ち良かったんだよね。やっぱ幸せになってね。で、俺はDe-LAXを再結成するときの条件は、再結成をお祭りにするんじゃなくて新作を作りたい、って言って、うん…ま、新しく曲も作り始めてってとこで、でー、曲を作り始めてもやっぱり迷いはあって、このー同じ…うーん、なんて言うのかな、これは偏見かもしれないけれど、ギター弾きとか、ドラマーとかと違って、ヴォーカリストで、楽器もやらないでステージに立つ人間が、二つのバンドを果たして出来るのかどうかっていうのが最初あったんだけど、やり始めちゃうとね、全然違うモードに簡単に切り替えられるんだよね。それが、逆にバンドマジックだなと思ったのね。うん。このバンドのこの音に埋もれていれば、俺はどう演じようと、De-LAXの宙也でもあれば、LOOPUSの宙也にもなれるっていう…その自信は、まあ…平行してやりはじめて、ちょっと認識した。
- K:
- なるほどね。何かね、実は僕もソロと、これはリスナーの方に言うのは初めてなんですが、世間で言われるギターバンド的なものをやってるんですわ。
- C:
- あ、ホント。
- K:
- あのね、何かね、それってやっぱ宙也さんの影響もあったりして、まさに何も持たないでやってる歌ってるのとはちゃんとチェンジ
出来るっていうのか…
- C:
- え、そっちでも歌ってるの?
- K:
- そっちではギター弾きながらなんですけど。うん、まったくソロの藤神敬也とは違う世界観を出したいなと思ってやってるんすけど、俺は今のお話聞いてても、でもやっぱり宙也さんということに関しては何も変わらないというか。そこでライブとか見てて、その前で演じられている模様というのは、全然こう違う部分として、最近ちょっとLOOPUS見てないんですけど、イメージとしてやっぱ違うじゃないですか。だけど、中心に立ってそこにいる宙也さんというのは、変わんないっすよね。やっぱ僕の場合ぶっちゃけ、あの、そういうプライベートな部分でお付き合いさせてもらってるところの見方っていうのがどうしても加わったりすると思うんで、それは全然いけないことでもないと思うし、凄くやっぱりもっと愛情深くこう、アーティスティックな風にも見られると思うんですよね。だから、宙也さんが変化する瞬間とか…例えばそれはDe-LAXのとき、LOOPUSのときっていう変化もあるだろうし、トータルのステージの中で、曲をやっていくごとに切り替わる感じっていうのが凄く見てて思うんだけど、でももう宙也の他に宙也みたいな感じっていうのは凄く分かって。でもそれって凄く歌い手として幸せな感じだなって。
- C:
- ホントホント。両方現在進行形だと思ってるし、もちろんDe-LAXには過去があって、確固たるイメージってのがあって、そこにうまく乗っかれるっていう安心感みたいなのはあるのね。で、LOOPUSはあのー、どんどん前に進みたいっていうか、未知の世界を見てみたいみたいな、それは言葉で簡単に言えないんだけれど、そのモードチェンジっていうのは自然にできるっていうか。
- K:
- うん。
- C:
- この歳になってね。ソレより何より、この歳でね、二つのバンドで歌えるってこんな幸せなことってないなって。
- K:
- ホントですね。それは純粋に音楽人として、誉れですよね。わかりました。それでは先ほどから名前の出てきてますLOOPUSの曲のほうも皆さんに是非聴いて頂きたいと思います。宙也さんお願いします。
- C:
- 今夜はルーパスで(笑)
- K:
- (笑)…面白かったです。
- C:
- lake placid blue
「lake placid blue」 from uterus (aquarius AQCY-6211)
- K:
- はい、藤神敬也BEAT FANTASISTA、ここからは熱いコーナー、
名前が今日だけ変わります、今夜もルーパス(笑)
- C:
- (笑)
- K:
- ね、さっきLOOPUSの曲聴いて頂きましたけれども、カッコいいです。俺の思ってるとおりだなと思っちゃいました。
- C:
- うぃっす。
- K:
- それでですね宙也さん。さっきまでの真面目なトークとはちょっと世界観が変わっちゃうんですけど、突然よろしいでしょうか。今この季節なんで、このコーナーで聞いてくれてる皆さんの怖い体験談などを送って頂いてたりするんですけれども。
- C:
- あー夏だしね。ベタだねぇ。
- K:
- (爆)いやーんばれたって感じなんですけど。凄く霊的な感じってするじゃないですか宙也さん。わかります?
- C:
- えー(笑)
- K:
- 俺のイメージは凄く霊感強くてみたいな感じがありますね、ぶっちゃけ。
- C:
- え。それは仲良くなってからも?
- K:
- それはもうその前からのパブリックイメージの頃からありますよ。
- C:
- あー。
- K:
- 何か芸能の神が憑いてんのかなこの人は、みたいな。なんか降りてんのかなみたいな、そういうイメージが凄く強いからこういう話もちょっと。今日は凄くいいテーマで葉書を頂いてるので。えー、鈴鹿市は◎◎さんからこんばんは。「敬也さんこんばんは。霊は信じないと言っていますが、遭遇した場合は話を聞いてあげるといいらしいですが、果たしてできるかどうか。邪悪な霊、動物霊、低級霊、地縛霊と色々ありますが、自殺などをすると成仏されずこの世をさまようことになるのでやめましょう。人には守護霊様、指導霊様がついて、一日が終わったら感謝をするといいそうです。」ということなんですが。あのですね。
- C:
- え、信じないって言っちゃったの。
- K:
- あのですね、信じないというよりですね、信じてるんでしょうけれど、ただやっぱりメディアでのあまりにもいい加減な霊能者が言っているのをね、バンバン聞いていると、結局のところ俺の意見に一番近いのは大槻教授だなっていう気が、だんだんしてきたわけなんですよ。
- C:
- うーん
- K:
- ただあの人も概念としては、霊は有る。それでお金とって、実際何にもよくならなかったりってことができるのって、言うようなことをいつも言ってるじゃないですか。あそこまで手厳しくは思ってないですけど、でも話のベクトル的には考え方のベクトル的には近いかなって今は思ってます。
- C:
- ふんふん。実際でも怖い?
- K:
- 自分の経験したこと…
- C:
- 自分に降りかかると怖いよね。
- K:
- それが結構クールに捕らえられたんですよね。それもかなりエグかったんですよ。
- C:
- ホントー。ちっちゃい頃、癌じゃないかってよく思ってたくせに(笑)
- K:
- (笑)
- C:
- この人ねぇ。自分のちっちゃい頃、癌じゃないか、肺がんじゃないかってね、レントゲンのとき肺をずらしてね…
- K:
- はっはっはっは。
- C:
- 撮らせないようにしたらしいですよ。自分が癌だって言われるのが怖くて(笑)
- K:
- (笑)すっごい怖い話ですねそれ。いやもう、それ普通に話してたネタじゃないですかそれ(笑)
- C:
- ゴメン、君の番組だった。イメージを壊してしまった(笑)!
- K:
- おもしれー(笑)そういう怖い(笑)その手の話はまた今度しますね(笑)そうそう、そういうヘタレなやつだったんですけれども、霊の話しに戻すと、自分でも結構エグい経験はしてるんですよ。本当にうわ!っていうか、本当に金縛りにあって、見たら黒い男が立ってて首締めにきたとか。でもそれを今考えるとその日めちゃくちゃ疲れててもうかなり精神的にも身体的にもテンパってる状態だったんだなって客観的に思えるから、もしかしたらそういうものが…人間って限界になるとそういうものが見えるのかなって説明もつかなくもないから、否定できないなって思ってるっていう。宙也さんどうですか。そういうところって、そういう霊的なっていうか、精神的な部分って非常に大切にするんじゃないかっていうイメージもあったり。
- C:
- いやいやそんなに…。ある意味クールに。信じる信じないじゃなくて、霊はいるんじゃないかなっていうか。死んだ人の霊っていうのは、あのね、10年ちょい前、De-LAXのライブで、神戸のライブハウスでやってるときにその当日にお婆ちゃんが死んだのね。そん時に…俺のモニター?業界用語でいうコロガシ。二つ置いてあるんですよ、スピーカーがヴォーカリストの足元には。その俺から見ての右側のスピーカーがね、突然消えたのね音が。で、あとから、数秒ぐらいだったんだけれど、ワンコーラス分くらい右側のスピーカーから自分の声が出なくなって、全く電源が切れた状態になって。後からPAさんに調べてもらったけれど原因が全然わかんない。で、ライブ終わったら婆ちゃんが死んだっていう知らせが入って、時間聞いたらちょうどその頃で…
- K:
- ああ。やっぱりそういうのってシンクロするってよく言いますもんね。
- C:
- あとね。言霊っていうか、火の玉?あれは伝導体だから、電気のあるところによく来るってね。だからレコーディングスタジオとか…電気伝わってくるみたい。
- K:
- 俺既にね。ふだん怖くないんだけど、宙也さんが話してるだけで怖いんだけど何か。いや、皆さん、ほんとに話は尽きないんですけどね。残念なことに時間が来ちゃったんですよ皆さん。本当に先週に引き続いてありがとうございました。
- C:
- このあと飲み?
- K:
- このあと飲みで(笑)またぜひ来てください。ちょっと大変なんですけれども皆さんにも色々知って頂きたいと思いますので。では本当にありがとうございました。宙也さんでした。
- C:
- ありがとうございました。どもー。
- K:
- では最後に、De-LAXのほうからですね。これは再結成してからの曲なんですけれども、紹介してください、どうぞ。
- C:
- はい。darkOrange。
「darkOrange」 from RenaiSSance (TRIAD COCP-50184)
とてもありがとう:FM三重番組担当ディレクタ氏、藤神敬也氏
ありがとう:宙也
テキスト作成:mirai@ch_zero管理人さん
HTML作成:うぉ@管理人
しゃべり言葉の性質上、ここに書かれているものと実際の放送内容は、一語一句完璧に一致していませんのでご了承下さい。