藤神敬也 BEAT FANTASISTA


FM三重78.9 毎週土曜21:30〜21:55放送 藤神敬也BEAT FANTASISTA 2002年8月10日放送分
敬也(以下、「K」):
今夜はスタジオに、この方が、このお方が!です。遊びに来てくださっています。日本ロック史上最大のトリックスター、宙也さんです。
宙也(以下、「C」):
(笑)どうも、こんばんは、宙也です。
K:
本当にようこそです。
C:
お呼び頂きましてありがとうございます。
K:
あのですね、聞いて頂けているみなさんには、どうして今日宙也さんがここに来て頂いたか謎めいている方もいらっしゃると思うんですけれども、以前からお世話になっていまして、もう宙也さんのおかげで、ぼくはこの世界でなんとか頑張って行けるんじゃないかと思っているんですけれども、
C:
そういうのやめてくださいよ
K:
出会いは古くって、ぼくが東京に出て音楽で飯を食べて行けるようになってから紹介して頂いて、三重県にいるときから、ま、僕のアイドルという感じでね、
C:
(笑)なんでだよ(笑)
K:
今日もスタジオまで一緒に車に乗って色んなお話しながら来たんですけれども、こうやって面と向かってマイクを前にすると緊張してしまいます。辛いんですが…
C:
んなこと言わないで下さいよ。こっちまで緊張するじゃないですか(照)
K:
でも最近どうですか。この間も久々にライブを見せて頂いて、やっぱりメチャメチャ格好良かったんですけれども。
C:
ありがとうございます。De-LAXというバンドは、デビューしたのは1988年で、それから5年間やって、1度解散して、4年前か、に再結成してまたやってます。
K:
なにげに僕が三重県にいるときに、De-LAXていうバンドはほんと凄い特別だったんで、宙也さんの存在感っていうのは、予測不可能っていうイメージが僕の中であって、でやっぱり、凄く、昔のアレルギーも、いわゆる僕等がロックを聴いてて、東京のロックシーンというのが凄くカッコイイ存在で、何だかわかんなくて、自分もそこに参加したいんだけどまだガキんちょでみたいなときに、宙也さんの存在感というのは凄くでかくて、やっぱり自分の中でポップが好きっていうのが凄くあって、それが見事に合致したのがDe-LAXっていうバンドだったんですよね。だから三重県時代からライブも見に行かせて頂きましたし、そこで思い描いていた方と、東京へ出てきてお知り合いになれたということは俺にとって凄くでかいことだったんですけれども。この間のライブは、渋谷のON AIR WESTで見させて頂いたんですが、あのときにやっていた曲というのは当時の、再結成前の曲が多かったり?
C:
そうですね
K:
何も変わらないバシバシなロックンロールが聴けて嬉しかったし、お客さんもあれですね、今の全然若いリスナーの方たちもいっぱいいて。
C:
そうなのかなあ。普通のロックコンサートよりは年齢層高いと思うけど(笑)
K:
うん、結構俺、周り見渡してみて、結構普通に自然にやっぱりちゃんと受け継いで聴いててくれるんだと思って俺が凄い嬉しかった。
C:
若い子もいた?…それは君が年取ったんだ(笑)
K:
(笑)それも言えてるんですけどね、ホントに聞いてるみなさん、いつもより饒舌じゃないかも知れないんですけどね、宙也さんて目が凄いんですよ皆さん。お分かりかと思いますけどね…
C:
なに目そらしてしゃべってんだよ(笑)
K:
(笑)目見てると固まっちゃう何かを持ってらっしゃる方で
C:
(笑)ホントにねー。だって突然こうやって現われるからね敬也。この間のON AIR WESTん時もそうだけど。
K:
そうそうそう。だってね、宙也さんのほうこそひょうひょうとしてるから掴みどころ無いですよね。マジで。宙也さんに連絡しようと思ってもある日電話しようとしたら電話番号変わってたりとか(笑)
C:
(笑)
K:
だってぶっちゃけ合うのって2年3年ぶりぐらいでしょ。
C:
そうだね、でも久々に合った感じしないよね。もう付き合い長いし。突然合うと今のように誉め殺されるんだけど(笑)
K:
これは本心ですけどね。ではこの辺で1曲。今日はホントに俺の番組なんで、僕の好きな曲をかけさせて頂きますので、ぜひぜひ皆さんに聴いて頂きたいと思います。よろしいでしょうか、宙也さん。
C:
はい、もうバッチリな選曲でございます(笑)DEEP INSANITY

「DEEP INSANITY -25時の狂気-」 from KINGDOM (FORLIFE FLCF-31077)


K:
藤神敬也BEAT FANTASISTA、ここからは熱いコーナー今夜もスルーパスなんですけれどもね、今日はゲストに来て頂いている宙也さんともう少しお話をしたいと思いますので、またまたよろしくお願いします。
C:
よろしくお願いします。
K:
今聴いて頂いた「DEEP INSANITY」なんですけれどもね、やっぱりぐっと来ますね。
C:
うん。俺もこの曲は好き。当時から好きだったし。
K:
やっぱりそうですよね。
C:
でも再結成してからもやりたがる曲。
K:
歌詞がいいんすよね、この曲。なんか歌詞が一番ぐっとくるかなって、凄くそういうのがあってほんとにある種ロック感みたいなので、相変わらず僕は宙也さんもご存知のとおり、いつまで経っても大衆POPから抜け出せないヤツなんですけれども。
C:
(笑)それはそれで素晴らしいことですよ(笑)
K:
いや、やっぱりロックンロールの、ロックミュージックの持ってるアート性を、俺の中では一番体現してくれてたアーティストっていうのがやっぱり宙也さんなんで。
C:
バタッ(笑)また誉め殺された(笑)
K:
全然誉め殺しじゃなくて俺は素で言ってますからね今日。そういうところで今でもやっぱ、こないだステージを見せてもらってあまりにも自分とタイプの違うあれに、うらやましいっすよね。凄く動物的じゃないですか、宙也さんって。感覚的というか。
C:
うんうん。
K:
そこに何の計算もないというか、何も働いてないというか。でもあんな感じで人の前で歌うことができるということは俺なんか常にびびりながら、「あぁあのへんの客帰りそうじゃねぇのか」とか思いながらライブやってる小心者としてはね
C:
そりゃでも、性格もあると思う、うん。計算すればするほど外すっていう。プライベートでもそうだし(笑)
K:
(爆)その辺のところはね、電波に乗っからない話もいっぱい出てくるんで、やめときましょうね(笑)それでですね、やっぱり俺の中では、宙也さんとの最初の出会いってのが、自分の中で凄く、何ていうのかな、夢物語的なものとして残ってるわけなんですね。宙也さんもう覚えてないかもしれないですけど。
C:
いや覚えてるよ〜。インパクトあったもんホント。こんな目つきの悪いやつ久しぶり見たと思ったよ(笑)
K:
(笑)あのねぇ、宙也さんのお家まで行ったんですよね。そん時に宙也さんもそう思った?目つき悪いって。俺も宙也さん出てきたときに実物、生宙也見るの初めてじゃないっすか(笑)そりゃあね仙人に見えましたよ(笑)
C:
えー(笑)
K:
お髭乗っかってて、ちょい髪も長めで、こうグラスはめてて。
C:
そうだっけ。だって家にいたんでしょ。
K:
あのね、下に迎えに来てくれたんですよ。
C:
下に迎えに行くのに俺サングラス掛けてったの?
K:
俺の記憶の中では。俺にはそう見えてたのかもしんない(笑)その眼がグラスに見えるくらいインパクトあったのかもしれないんだけど、その日覚えてます?マッドカプセルのライブだったんですよ。
C:
あーそうだね。そのあとリキッド行ったんだよね。
K:
その足で初めてお会いしたのに、じゃあ今からマッドカプセルのライブがリキッドであるから一緒に行こうって言われて、俺の運転手で宙也さんが一緒に横に乗っかって、もう俺初めてお会いしたのに、それそこ会話もないまま、今度は別の人のライブに行って、隣に俺のヒーローが乗っかってるという…
C:
ヒーローって言うな(笑)
K:
(笑)マジでね、俺だからあの一日もうふわふわしてたんだよね。
C:
あーそっかぁ。
K:
あの日初めてマッドも生で見て、マッドも今もずっと好きなんだけど、んで、そん時よりちょっと前にマッド初めて見てカッコいいバンドだなと思って。もうその日は俺にとってすげぇ特別な一日。もう何人に電話したか。俺覚えてますもん。だって最初に電話で話したとき、俺電話の内容を録音したんですよ俺。
C:
(爆)ハハハ、マジで!?
K:
で友達がうちに遊びに来て、これ面白いもの聞かせてやるよー「もしもしーはじめましてー」「これ誰ー」「これ、宙也さんだよー」って
C:
マジ!?(笑)それ初耳!!
K:
当時の俺の仲間に聞かせた覚えがある。
C:
何やってんだよ(笑)
K:
ね。そんな感じだったんです。聞いてくれてる皆さん、いかに俺がテンション高くやってるかお分かり頂けたと思うんですけれども、それで宙也さん、実はお願いがありまして、もしよろしければここまでご足労頂いたので…来週ですね、ぼくも毎週東京から三重まで来ているんですけれども、来週お時間とか有りましたら、また一緒にここっちに来てくれたりとかして頂けます?話もっと色々したいなあと思って。
C:
マジで?いいっすよ。
K:
じゃあ皆さん、来週もまた宙也さんに出て頂きますので、お楽しみにして頂きたいと思います。今日は本当に楽しかったのでありがとうございます。
C:
ありがとうございますこちらこそ。
K:
じゃあ来週もまた来てくれるかな?
C:
いいとも!(小声)
K:
じゃあもう1曲聴いて頂きます。De-LAXで、宙也さんどうぞ。
C:
SUMMER NIGHT!

「SUMMER NIGHT」 from Our Favourite Roads (FORLIFE FLCF-30157)



とてもありがとう:FM三重番組担当ディレクタ氏、藤神敬也氏
ありがとう:宙也
テキスト作成:mirai@ch_zero管理人さん
HTML作成:うぉ@管理人

しゃべり言葉の性質上、ここに書かれているものと実際の放送内容は、一語一句完璧に一致していませんのでご了承下さい。