ここ数回、とてつもないパワーを発するLOOPUSの4人だが、この夜のLIVEもとても印象に残るものになった。なお、このLIVEはネットを通じて全国(いや全世界だ)に発信された。

中世バロックを彷彿させるフレーズで一気にLOOPUSワールドに引きずり込む「Fachinate Love」をオープニングに今宵の宴がスタート。最近のLOOPUSを端的に凝縮したような曲調は格別だと思う。ここから3曲は外の梅雨空に負けないほど"じめじめ"のステージング。

ここで宙也の優しいブルースハープに律の歪んだギターが被さり、お久しぶりですの「風」が来て少し湿度を低くする。淡泊な「aWa」を挟んで、驚きアレンジの「メランコリア」が登場。テープディレイをかましたぐるぐる回る三賀の幻想的な音を軸に、遙か遠くに響く律のMBVっぽい音作りが絡み、Version4.0まで飛び抜けた感触。

そして復活「ecstacy」。イントロ聴いている間は別の曲だと思っていました(笑)。約3年4月ぶりにLIVEで披露されたわけだが、そこは長年LIVEでこなれている曲の貫禄。つい前回も聴いたくらいにすんなり体内に溶け込んできた。

アンコールはLove & Rocketsをセッションで決め、なんだかんだで湿度は箱の外以上に高くなった。終演後に流れるZiggyまでBauhaus版という凝った演出もLOOPUSらしい拘り。

Fascinate Love
Dirty Pop
Evil God's Cabaret

aWa
メランコリア
ecstacy
G-machine
Biorising
zero

Mortorcycle (セッション)