この夜に限ったことではないが、LOOPUSのS.E.は静かに、そして幻想的とも言えるように響く。まさに序曲(overture)のようだ。そんなS.E.が流れる中、まるで儀式へ向かうかのように薄暗いステージにメンバーが登場するシーンもLOOPUSのLIVEで好きな時間だ。寸前までざわついていた場内に一瞬にして緊張感が張りつめ、次にその沈黙をかき消すようにメンバーへの歓声が沸き上がる。年一回のAREAは個々のパフォーマンスが良かったわけじゃない。いや、むしろいつもより粗めだったように感じた。なのに終わってみればLOOPUS史上でもかなり上位にくるほどの圧倒的なステージだったと思う。じわじわと盛り上がる序盤、じっくり聴かせる中盤、そして凄まじい音圧で攻めまくる終盤。場所・選曲・そしてメンバーの意気込みが見事に結実したLIVEだった。

未完のポートレート
lake placid blue
underground
pixy
fantasia
gc-8

blossom
メランコリア
shift
reverence
be(新曲-3)