2000年8月の新宿LOFTを最後に休養という形でステージを去り、翌年3月に宙也の口から正式な脱退が報告された京極輝男。De-LAXの最重要メンバーであった彼の脱退に関してはファンも、そしてなによりメンバーや京極本人にももやもやした気持ちが残っていたかもしれない。ある意味そんなバンドからのケジメの一発と感じた。

場内に響く「THE HOLY LAND」のSEに乗って、少し照れくさそうな京極が登場。そして「ISOLATION」!このイントロの"音"だけで今日のLIVEの大成功は約束されたようなものだ。ほぼ6年ぶりにもかかわらず全くブランクを感じさせなかった。

「SEX,GOD,BLOOD」のガラスが砕け散る音、「CRAZY BOY」のブラスアンサンブル、「WAR DANCE」のサイレン。バンドの全曲がこの5人で刻んだ音なのだから当たり前と言えば当たり前だが、どの音も不可欠でこれらの曲達に必要なんだと痛感した。と同時にこの夜がこの音の聴き納めで、この姿の見納めなんだと思い知らされた。

ケジメを付けたDe-LAXが今後どういう展開をするかも気になるところ。4人で続ける決意表明もあったことだし、この4人だからこそ出せる新しい音にも期待していいのだろうか。

beat'N'message
MAYBE SUNDAY
WORLD'S END
DEEP INSANITY
darkOrange
ONE PLUS ONE

ISOLATION (with 京極)
GLOBAL STREET (with 京極)
SEX,GOD,BLOOD (with 京極)
ROCK & FREEDOM (with 京極)
PSYCHO PARTY (with 京極)
SERIOUS MOOD (with 京極)
CRAZY BOY (with 京極)
WAR DANCE (with 京極)

熱帯LADY (with 京極)
SPIRITS A GO-GO (with 京極)

MIDNIGHT RIPPER
NEUROMANCER (with 京極)