El Dorado(黄金郷)
EL DORADO 1985年4月25日発売

徳間ジャパン
28JAL-3004

・Studio Act Side
ポーカー・フェイス・シティ
追放者
バーニング・エンジェル
エル・ドラド<El Dorado>
ジョーカー

・Live Act Side
Our Time
Tokyo フラストレイション
二重思考(ダブルシンク)
J.B.の夢
プラスティック・トーイ

彼ら初で最後のメジャー発売LPは、片面が解散後のスタジオ録音作、もう片面が1年近く前の日比谷野音ライブという変則的なスタイルだった。スタジオ面の各曲は、前作までと違いかなりポップな部分が前面に押し出されており、アレルギー解散の理由のひとつとしてCHU-YA&De-LAX結成間もない86年頃のインタビューで宙也が語っていた「もっと単純に歌が歌いたかったし、ダンサブルな曲をやりたかった。」という発言もうなずける。野音特有のドラムスが若干抜けたような音ではあるが、ライブ面のテンションはもの凄く高く、U子のベースはまさに"子宮で弾いている"ようにブンブンうなっている。最後の曲である「プラスティック・トーイ」が終わったあとに耳をすましてしつこく聴いていると、次の曲である「エル・ドラド」のイントロがかすかに聞こえてくる。「おいおい完全版があるなら出せよ。」と言いたくなる!