El Dorado(黄金郷) |
1985年4月25日発売 徳間ジャパン |
・Studio Act Side ポーカー・フェイス・シティ 追放者 バーニング・エンジェル エル・ドラド<El Dorado> ジョーカー ・Live Act Side |
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彼ら初で最後のメジャー発売LPは、片面が解散後のスタジオ録音作、もう片面が1年近く前の日比谷野音ライブという変則的なスタイルだった。スタジオ面の各曲は、前作までと違いかなりポップな部分が前面に押し出されており、アレルギー解散の理由のひとつとしてCHU-YA&De-LAX結成間もない86年頃のインタビューで宙也が語っていた「もっと単純に歌が歌いたかったし、ダンサブルな曲をやりたかった。」という発言もうなずける。野音特有のドラムスが若干抜けたような音ではあるが、ライブ面のテンションはもの凄く高く、U子のベースはまさに"子宮で弾いている"ようにブンブンうなっている。最後の曲である「プラスティック・トーイ」が終わったあとに耳をすましてしつこく聴いていると、次の曲である「エル・ドラド」のイントロがかすかに聞こえてくる。「おいおい完全版があるなら出せよ。」と言いたくなる! |