天使のプレゼント マール王国物語
2000.12.21発売 \5,800 ( 限定版 \8,800) 日本一ソフトウェア
1人専用 メモリーカード2 最低164KB
 「リトルプリンセス」発売から約1年。マール王国シリーズの集大成として、プラットホームはPS2にバージョンアップした上で帰ってきました。
 今回は短めのシナリオをたくさん集めたいわゆるオムニバス形式です。いちおう第5章まで、ということになってます。当然主人公がくるくる変わるわけで、第1章がコルネット(マール1)、第2章がクルル姫(リトプリ)、第3章がマージョリー、第4章がペコニャン(リトプリ)、第5章がシェリーとなってます。それぞれの章で、今まで語られなかった物語が綴られていくことになります。
 PS2になったことでグラフィックや操作系、戦闘システムなどありとあらゆるところが改良されてます。あたたかみのあるグラフィックはそのままに背景を3D化、その世界を2Dキャラが動き回るいい雰囲気になりました♪
 最大の変更点が戦闘システム。マールはSLG風タクティカルバトル、リトプリはシンプルなコマンド入力式だったものが、今回はそれを足して2で割ったような感じでしょうか。メインキャラを1人選んでリーダーとして、他の仲間をオプション的な扱いでパーティーのメンバーにします。最大3人まで付けられます。このパーティーが最大4つ作れるので、最大で16人も戦闘に参加できます。メンバーは今までのマールシリーズのメインキャラのほとんどに加えてモンスターまで参加できます。にぎやかな戦闘シーンは必見です。
 なお、メインキャラのレベルはいろんなところに引き継がれるのも今回の特徴です。繰り返しプレイが前提のつくりになってます。特にモンスターについてはやりこみ要素満載なのでいろんな遊び方ができますね。
 マール王国シリーズ最大のウリであるミュージカルイベントは今回も健在。総集編でありながらしっかり新作イベントを出してくるところはさすがですね(^^) 個人的には第3章の「サバト」がおもしろかったです(笑)
 音楽については今さら語る必要もないでしょう。同じ場面の曲も微妙にアレンジされています。優しく、懐かしい雰囲気のある音楽でいいですね♪♪♪
 それぞれのシナリオはつながりのない完全にバラバラのものですが、訴えかけるものは全く同じものです。ただし、マールとリトプリをクリアしておかないとわからない部分もあるので、この前作2つのクリアは必須でしょう。シナリオの内容については簡単に「ネタバレれびゅー」の方に書いてますが、このゲームやってて本当に良かったと思いました。
 エンディングテーマは今回は・・・・・・最高です。言葉になりません。

 マール王国の世界に浸れるのも今回で最後。存分に楽しみましょう♪(2001/02/18)
 ネタバレれびゅーはここから