天使のプレゼント 簡単ネタバレれびゅー
 いちおう1周目をクリアしました。相当ヤリコミ要素があるのでさてさて2周目はどこから手をつけようか?(笑)
 ではプレイ記を含めた簡単なレビューを。
●第1章「母を訪ねて」
 マール1のしょっぱなあたりを想定してますね。エリーちゃん、出番少なすぎ・・・
 終わりはシビアなシナリオかと思いましたがさすがは菌類(笑)、いい味出してます。
●第2章「かぼちゃパンツは・・・以下略(爆)」
 シナリオの持っていき方がよかったですね。ただし戦闘バランスはこの章が一番キツイ(^^;
 なお、2周目以降はかなりラクです。
●第3章「ニャンコが消えた日」
 マージョリーが主人公、というわけで初期レベルがいきなりレベル150(笑) しかも強力な魔法&特殊攻撃が全て使用可能。まともに使えるキャラでこの初期レベルの高さはRPG史上類を見ないものではないかと(^^;;;
 この章はただひたすらニャンコを探します。もちろん周りのモンスターのレベルも相当ありますが戦闘で苦労することはあまりないでしょう。
●第4章「愛ゆえにネコは戦う」
 最初はまたレベル1に逆戻り(汗) 戦闘のギャップに苦しむところです・・・
 ペコニャンの歌、2曲もあってなかなかいいのですが、ネコ語ニャのでイマイチのめりこめませんでした(笑)
●第5章「天使がくれた物語」
 マール王国シリーズの集大成、ともいうべきシナリオ。シェリーさんの一生が描かれてます。以下説明不要(涙)
 これには泣かされました。終わりがわかってるだけになおさら・・・・・・
 人生に満足してるかどうかは自分しかわかりません。ゲームはあくまで物語ですが、いい物語を見る、プレイすることで人生のプラスになるならそれでいい。そう思いました。
 しかもエンディングテーマが「ありがとう」シェリーバージョン。もう、何も言うことはありません。
●第6章「マールだよ、全員集合!」
 今までの章を全てクリアするとおまけとしてこの章がプレイ可能に。しかしゲームとしての「天使のプレゼント」はここからが本番です(笑) 今までの章の中ボスとして出てきた小魔王が力を蓄えて恐怖の大魔王に変身します。大魔王を倒すことがいちおうこの章の目的です。
 とにかく戦闘がおもしろいです。今までのマール王国シリーズの中では最高のデキと言っていいでしょう。
 使用可能キャラはメインキャラのほぼ全員です。マージョリー・アクージョ両一家までもが使用可能なため、「出現するモンスターはパーティー内で一番レベルの高いキャラに合わせた強さになる」ルールがあります。このため戦闘バランスにはかなり苦労しました。大魔王は異様に強いので、1周目でやりこまずに手っ取り早く大魔王を倒したい場合はマージョリー・アクージョ両一家でないと歯が立ちません(^^; ちなみに1周目はマージョリーレベル206でなんとか大魔王を倒しました。
 なお、2周目以降の各章にもこの章のレベル&装備アイテム&モンスターが持ち越されます。なおレベルの上げすぎで2周目以降の各章のしょっぱなが苦労する場合もあるので要注意です。なお、各章のボスの強さは何周しようが変わりませんのでボス戦はかなりラクになります。
 モンスター強化については、複数のモンスターを選び、「きせき」を選んでモンスターが欲しいという選択肢が出た場合、最初に選んだ複数のモンスターの合計の魔法属性値をその新しいモンスターにそっくり引き継がせることができます。これを繰り返せば全属性値がMAXというモンスターも作成可能です。なお属性値があるところまで上がると設定資料集や「マール王国白書(ケイエスエス)」にしか出てこなかった属性神の召喚も可能になります。
 これにパーティー編成やキャラ固有の特殊ワザ(覚醒など)まで入れると相当なヤリコミ要素がありますね。
●総評
 マール王国シリーズは見た目のかわいさとは裏腹に意外とシビアなシナリオが多い(特にマール1)のですが、今回もそれに漏れず、特に第5章は一番シビアなシナリオではないかと思いました。前2作をプレイしているとさらに感動は高まることでしょう。こういうシナリオは簡単なようでいて非常にむずかしいだけに、出色のデキといっていいでしょう。
 グラフィックはリアルにならずにゲームしてるところが逆に良かったです。キャラクターのドット絵は最高です。個人的には第5章の血を流した人々のドット絵にはゾクリとさせられました(^^;
 システム面では少し不満があります。パーティー編成でキャラクターをとっかえひっかえすることが多いので「とくしゅ」や「そうび」が「ステータス」で呼び出せないのがかなり都合悪かったです。あとはモンスターがどんな種類だったのかよくわからなくなるので(爆)モンスターグラフィックはどのメニューでも見せておいてほしかったですね。
 多少細かいところのアラはあるものの、すばらしい「天使のプレゼント」だったと思いました。
(2001/02/18)