夏コミ(コミックマーケット60)探索レポート
IEで文字の表示サイズを「中」にすると駅長の意図どおりの表示になります。
●7月16日
熱い。
じゃなかった、暑い。
今年は早くも梅雨明けである。
このままだとたぶん8月中には水不足が心配されるであろう。
というわけで今年も夏コミシーズンを迎えた。
今日は7月16日。今回の夏コミ開催は8月10日〜12日。
JRの指定券に詳しい方はおわかりですよね。
「指定席特急券・グリーン券・寝台券・座席指定券は、
その列車が、始発駅を発車する日の1ヶ月前(前の月の同じ日)の10時から発売します」(JTB時刻表より)
もう1ヶ月前過ぎちゃってるんですけど(爆)
仕事が忙しいというのが非常によくない典型的な例です(死)
仕方がないんでとりあえず空いてそうなところを押さえる。
人気の高い「サンライズ瀬戸・出雲」は既に全部押さえられてしまった。
やむなく「あさかぜ」を押さえる。3年連続コレである。
帰りの新幹線も結構厳しい。少し遅めの時間帯だがやむをえない。
結局おおまかな旅程はこれで固まる。
8/11 姫路23:23→(あさかぜ)→7:33東京
8/12 東京18:45→(ひかり169)→22:23姫路
3年連続全く変わり映えのない旅程である。
そしてこの時点で
超大手の新刊の入手はあきらめてると思ってください(涙)
●7月22日
今日は南光町のひまわり畑撮りである。と同時に
上月町のイチゴジャム入手の絶好のチャンスである。
5月に浦上奈美さん、ふうれいさん、観用少年さんに上月のイチゴジャムと遠野の空がらすをプレゼントしたのが記憶に新しい。
今回も浦上奈美さんにはジャムを持っていくことにしている。
きなこアイスも売っていたので買おうかと思ったがさすがに溶けるだろう、
ということでイチゴジャム3個を買う。2つがおみやげ用で、1つは自己消費である。
しかし
こんな風にしか差し入れできない俺って・・・(泣)
ただの差し入れよりはインパクトのあるものがいいと勝手に思ってるんですけど(殴)
●7月某日
コミケカタログを入手する。
相も変わらずタウンページを上回る情報量だと言っておこう。
さらに厚みも重量も(汗)
とりあえずさらっと見る。
・・・・・・やっぱり3日目だけっすね。逝くのは。
おや、UKOZはセンチ、それも晶ですか。
晶といえば長崎、長崎といえば・・・(ニヤリ)
これで差し入れのブツは決まった(謎)
●8月8日
夏の高校野球開幕。
これが終わると関西もほんの少しだけ暑さがやわらぐ。
そしてUKOZへの差し入れのブツが長崎の茂木一○香本家より到着。よしよし。
●8月10日
コミックマーケット60開幕。
とりあえず何事もなく開催されて何より♪
いまさらながら逝ってくる3日目のサークルチェックをする。
なお緑風館常駐を前日に終えたのはこのためです(殴)
ちまちまと作者様のWEBページも見ながらチェック開始。
さて、はたと気付く。
経験上、おそらく入場時間は11時ごろであろう。
サークルチケットを持ってる、というアドバンテージもない。
この時点で超大手サークルの本の入手は完全に負けである(遠い目)
早い話がSOLDIER FROG(樋上いたる)や
Cork Board(久弥直樹)の本の入手は絶対に不可能である(滝涙)
ということでとりあえず入手できそうな雰囲気と好みを兼ね備えたサークルをリストアップしてみた。
注)なお筆者の基本属性はKEY系で、それにわずかに創作が加わるという構成になっております。
ただし全てにおいてサリーガーデンズ(紺野キタ)が優先されます。
スペース | サークル名 | 作者様(敬称略) | コメントなのです。 |
A-02a | 依澄屋 | 依澄れい | 現在の最強お気に入り♪絵がこんのさんに通ずるものがある。 |
A-09a | ぷるぷるひよちゃん | 桑原ひひひ | 独特のセンスが素敵なのです。ギャグもシリアスも。 |
A-09b | 虚弱体質 | 高野うい | 絵も素敵ですがお話が秀逸。 |
A-23a | DODO | 藤堂まこ | 澪の携帯話で撃沈。 |
A-23b | 館林にぶつかり隊 | とどえ | わたしのKEY系の始まりはここなのだ。当然デフォルト。 |
A-27a | かのね屋 | D&さとPON | 現在のお気に入りその2。とにかく素敵過ぎます♪ |
E-07a | CherryPearl | 夢悠桜花&南真珠 | POPな絵。こういうのもよいです。奈美さんつながりで知る。 |
F-46a | フフフのお店 | 水平さいか | グッズ系ならここ。わたしの携帯ストラップはここの美凪。 |
F-49a | う゛ぇあーる東日本 | 浦上奈美 | 絵がカッコイイ。香里激ラヴ。 |
M-24a | 仙弾 | おこさまランチ | 現在のお気に入りその3。絵もセンスも素敵♪ |
M-26b | 赤字救済倶楽部 | 小泉亜古 | ちびキャラを描かせたら最強! |
M-34a | つちねこ | 神原みずき | ギャグセンスがgooなのです♪ |
↑ここまでKEY系 |
|||
Z-48a | サリーガーデンズ | 紺野キタ | 全ての始まりはここにある。デフォルト中のデフォルト。 |
ア-15a | 雪待月 | いわみゆうこ | 5月のコミティアで買った本がよかった♪ |
ラ-16a | Bonny Bird Factory | 天野うずら | なにげによさげ♪Kanonアンソロより発見。今回はオリジナル。 |
く-27b | UKOZ | 西UKO&北条KOZ | とにかくひみつの階段本に大期待♪ |
はっきりいって数はたかが知れてます。
とはいえ全くサポートのない1人買い状態ではやむをえないでしょう。
そして体力(笑)
冗談抜きでここでは体力が最後にモノを言います。
したがって老体にムチ打つ(汗)わたしはできるだけ早めに仕掛けねばならないのだが・・・
リストの中で最大手は依澄屋である。細やかな線は絵的に好みです。お話も◎♪
マジキュープレミアムでは原作付きのオリジナルも発表されたので今後の展開にも期待。
新刊を拝めるかどうかは状況判断と運で決まるでしょう。
あとは・・・なんとかなるでしょう、きっと。先着のオマケなんぞを望まなければ(涙)
●8月11日
深夜に東京へ出発である。
家に22時過ぎまで粘っていても退屈なので、姫路で映画のレイトショーを観ることにする。
時間が合いそうなのは・・・「千と千尋の神隠し」
夏コミ前のウォーミングアップとしては最適である。
映画の感想は・・・不思議な気持ちになれる、とだけ言っておきましょう。オススメです♪
23時。
そろそろ時間なので姫路駅に向かう。
ホームに立つ。
思いのほか乗客は少ない。
姫路からは東京へ夜行バスも出ているからだろう。渋谷着6:00。
しかしこの時期の道路は何が起こるか分からないので使わないことにしている。
23時10分。
到着まであと10分ちょっとである。
おもむろにアナウンスが流れる。
「寝台特急あさかぜ号、ただいま網干駅手前におきまして人身事故が発生したため現場に停車しております。
申し訳ありませんがいましばらくおまちくださいませ・・・」
こ、このク●ボケがぁ(激怒)
・・・・・・なんてセリフは言っちゃいけません。たとえ心の中で思っていたとしても(撲殺)
しかしなんてタイミングの悪いことか・・・
定刻より遅れること35分後の23時58分に「あさかぜ」到着。
検札のときに車掌さんに聞いてみる。
「どんな事故だったんですか?」
「飛び込みでねぇ・・・」
「そうですか・・・」
こんな深夜にダイビングはやめてください(泣)
せめて人に迷惑のかからない方法を選んでください(をい)
●8月12日
おもむろに目覚める。
時計をを見ると6時。
今どこ走っとんやろ・・・目を凝らす。
・・・・・・沼津?静岡県の沼津らしい。
しかし遅れをほとんど取り戻してないことに気付くのは新幹線乗り換えの可能な熱海を過ぎてからだったりする(汗)
覚悟を決めて、前日買った朝食セットを食べる。
『腹が減っては戦はできぬ』
誰が言い始めたかは知らないが至極まっとうなお言葉である。
なお、2日前から急に歯茎が腫れて前日に歯に大穴を掘ってもらったことは秘密だ(泣)
列車が神奈川県に入ってから歩みは更に遅くなる。
まさに死への行進である。
結局47分遅れで東京到着。
8時20分
もはや絶望的時間である。
しかも東京はまた雨ですか・・・
去年は台風だったし。
とにかく有楽町のコンビニでレインコートを買っておく。
足取りも重く、いつものルートを選択。
東京→有楽町→新木場→国際展示場 。
9時ちょうど、国際展示場駅到着。
時間が時間なので列もそれ相応の多さである。仕方あるまい。
今回は北の駐車場で待機なので、レインコートをかぶっててもうっかり座れない。
余計な体力の消耗が不安材料である。
10時開場。
とはいえ列が動くわけがない。10万人単位の人間が列つくってるんだから仕方がない。
11時4分。ついに列が動いた(笑)
延々と歩く。
途中でスタッフのおにーさんが叫ぶ。
「この先もう1つ大きなみずたまりがあります!
これも運命だと思ってあきらめて渡ってください!!」
ええ、もうあきらめてます(泣)
渡りますとも。おにーさん、いい味出してます♪
11時20分、入場。
作戦は『即、依澄屋に並ぶ』これしかない。めざすは東1ホール。
ほどなく依澄屋の待機列に到着。思いのほか少なめである。
とはいうものの少なくとも1時間は並ばないといけないくらいのボリュームの長さである。
ここで最初の心の葛藤が始まる。
「こんなところに並んで他の新刊買えるんだろうか・・・」
ここが買えなかった時の情けなさが頭をよぎる。そしてさらに他のところが買えなくなる苦しみを(汗)
しかし、今回はなんとしてでも目標をクリアしたいので意を決して並ぶ。
列の1つ前にいた人が質問してきた。
「今日ここ新刊あるんですか?」
イントネーションからして関西人である。
少々ツッコミたくなるのを押さえて、
「あるよ〜。ペラ本やけどね」
ペラ本と聞いてなぜかガックリしたようである(笑)
とりあえず自分の知ってる情報を教える。
よく聞くと、彼は前日(2日目)がメインで今日は全く興味がないらしい。
しかし友達連中に引き回されて仕方なく買い出しに回ってるんだとか。
今日はサークルチケットを入手して入場、手には「まんだらけ」の紙袋が。なるほど、企業ブースか・・・
その彼に電話が入る。
「あ、もしもし●●君、今『いもむや』言うとこに並んどんやけどな・・・」
をい、ここはいずみやなんだってば(笑)
ちなみに「いもむや本舗」は近所のA-07a。同じく大手ではある。
しかしどうやらよくわかってないらしい(汗)
とりあえず、ここは青春の苦い経験でもしてもらいましょーか、
ということで教えないで放っておく。罪な奴だ(誰が)
まあ、彼にとってはどっちでもいいんでしょう(爆)
わたしにとっては大いに問題あるのだが(苦笑)
12時25分。
前から何かまわってくる。たぶん依澄さん直筆でしょう。文面はこんなんだったと思う。
「お待たせしてすいません。12時現在で新刊はあと200部です。
申し訳ありませんが1人1部でお願いします。
びみょーなとこで申し訳ないのですが・・・(以下略)」
ぐああ(滝汗)
アナウンスしてくれるのは非常にありがたいっす。
しかしあと200部。
既にもう25分経ってます(汗)
いったい何人いるんだ?
ここで再び心の葛藤。
「やっぱり他まわろうか?」
しかしいまさらしょうがないので、今回は大人の苦い経験になることを覚悟して並び続ける。
さらに待ち続けること15分。
あと数列で買い物列、というところで前からお品書きが回ってくる。
新刊の部分は・・・消されてない!
よっしゃあ〜♪
ということで無事に依澄屋の新刊を買えました♪ 並ぶこと1時間20分の悶々とした時間が実りました(笑)
すぐに切り替えて番号順に回ろうとする。
が、ぷるぷるひよちゃん+虚弱体質にはこれまた素晴らしいボリュームの列が・・・
さすがにコレに並ぶと致命傷になるので、ここはあきらめて他を回っていくことにした。
その他は思いのほか順調に回れました。
先着オマケはあきらめてるので気が楽です(涙)
なお、う゛ぇあーる東日本・浦上奈美さんに上月イチゴジャムを献上(笑)
ということでKEY系は終了。
続けて創作ラインへ。ひととおりざくっと見る。
・・・・・・うーむ、俺的にイマイチである。それとも俺に見る目がないのか(爆死)
よふかしくじらさんやみまさか・みさささんが一緒なら新規開拓できたであろうに(汗)
ちびっと後悔を胸に母港(笑)のサリーガーデンズへ。
こんのさんは席を外してましたが新刊「ヨミビトシラズ」をゲット。
回るのを後回しにして不安でしたがなんとかなりました。
残りの東館回りを終えて西館へ・・・
・・・っていうか、なんでガレリアで人が詰まるですか(滝汗)
西館へ行くのにここまで苦労したことはありません。
さらに西館へ降りるエスカレーター前で驚愕する。
いまだかつて見たことのないおびただしい人波・・・・・・
・・・・・・なんやこれ!
芋の子を洗う、というのはこのことを言うんでしょうか。
きのう観た「千と千尋〜」のワンシーンを思い出す。
しかし、今ここで目にしているのはまちがいなく人間様である(笑)
西4ホールへの並びを尻目に西館へ突入。
西館の目的地はただ1つ、UKOZのみである。
はやく差し入れを解き放ちたい。重いんです(汗)
しかし
差し入れのビワゼリー6個×3箱も買うんじゃなかった、
と思っても決して口に出してはイケナイ(蹴)
UKOZ付近へ到着。
次から次へ、結構人が来てるじゃないですか♪
スペースにいた方にごあいさつ。
「こんにちは、緑風館館長です」
「はい?」
「ゆーゆーです。初めまして」
「キャー!!」
マ、マジですか(汗)
なんか有名人になってるんですけど(苦笑)
いたのは西UKOさんとありとさん。感動の初対面である(笑)
ということで北条KOZさんの分も合わせてビワゼリーを託す。
晶→長崎→ビワゼリーなどという思考回路を持つのはおそらくわたしぐらいでしょう(爆)
来た道を引き返して遅い昼食。
食事が終わった時点で14時10分。東館をもう少し見て回ることにする。
しかし既にヘロヘロ状態であったため、とりあえず創作ラインをじっくり回る。
・・・・・・やっぱり俺好みがないんですけど。なぜ?(涙)
14時30分。
もう一度サリーガーデンズ付近を訪れる。
が、既に撤収されてました(汗)
毎回売り切れるのがだんだん早くなってきてます。
今後の参考までに。
14時45分。
ひと足お先に撤収。
行きと同じルートで東京駅へ。
東京駅地下の大丸で自分ち用のおみやげを買う。
東京みやげが同人誌なのも粋ですが(殴)ここはやはりいつものデフォルトを。
ちなみに我が家の東京みやげのデフォルトは
・豊島屋の鳩サブレー ・鎌倉五郎茶屋の何か一品
である。どっちも東京みやげではなく鎌倉みやげではあるのですが(苦笑)
鳩サブレーと鎌倉五郎茶屋の水ようかんをゲットしたのち、ふと目に止まるものがあった。
築地・ちとせの「ひとつぶ桃」。若い白桃の実を葛でくるんだ見た目にも面白い和菓子である。
店員のおねーさんが声をかけてきた。
「T●チャンピオンの●橋先生が作った限定販売のお菓子です!」
「・・・・・・すいません、
T●チャンピオン映らないんですけど(泣)」
「・・・・・・」
会話はそこで途切れた(汗)
番組名はいちおう知ってます。でもウチじゃあ映らんのです(涙)
地方住民の悲しさが身にしみました(哀)
でも面白そうなので少し買いました(笑)
18時45分。
東京発。列車が動き出す。
東京はもうこの時間になるとかなり暗い。
実質30分ほど時差があることを再確認。
隣席の男性のケータイが鳴る。どこかで聞いたメロディ。
Kanonの「雪の少女」だ。
ををっ、同志よ(嬉)
しかし体力的に死んでいたのでただひたすら寝ることにする。
22時23分。
何事もなく姫路到着。速攻でダッシュして22時27分発の播州赤穂行きに乗る。
22時37分。
網干到着。一瞬の夏の宴の終幕である。
参加された皆様、
本当におつかれさまでしたm(__)m
あとがき
なんか某●魂風になってしまったんですけど(滝汗)
あのサイトを見てるとものすごく影響を受けます。
そういう意味では見ないほうがよかったのかも知れませんが(苦笑)
ヤヴァイ表現がある場合は大人の冗談だと思って軽く受け流してください(爆)