●2002/04/13〜14 春の高山祭? ひさびさの旅行記、いつも4月はまだまだ忙しい時期ですが、今回は珍しく旅行の予定を入れました。 ということで今回の目的地は飛騨高山です。 高山には4年前に仕事でよく行ってましたが、最後に行った時に出張を1人で行くことにして、 わざわざ金曜日に設定して、しかも泊まりにして次の日(休日)に観光したことは秘密です(笑) ということで純粋に観光目的なのは初めてです。 しかし例によって観光だけが目的というわけではなく・・・ 途中、JR高山本線の渚駅で降りて「おねかのえあ〜な部屋」のネタにすることにしました(爆) また、高山の手前で「臥龍桜」という一本桜があって、今年は桜前線の北上が速いこともあって 花見を楽しめる、ということでそちらにも行ってみることにしました。 いちおう「高山ってどこよ?」って方へ。ここらへんです。 ■日程計画段階 まず、渚駅と臥龍桜の最寄りの飛騨一ノ宮駅に降りることを前提に予定を組んでみる。 ・・・・・・・・渚に9:39に着いたら次は14:09・・・だめぢゃん(^^; 実は高山本線は特急の本数は結構あるんですが、普通列車がものすごく少ないんです。 いくら一泊するつもりとはいえ、これでは効率が悪すぎる・・・ ということで渚に着く時間を14:09にして、そこから濃飛バスの下呂線で一ノ宮へ行き、 臥龍桜を観て高山へ行く計画にしました。 ■2002/04/13 旅に出るには比較的遅めの7時起床。 今回はかなり時間的に余裕を持たせてますがさてさて。 網干 9:22→ 9:31姫路 9:56→(ひかり152)→11:28名古屋 新幹線に乗る姫路では、ただいま限定で幻の駅弁を売ってます。 ということで買おうとしたんですが「今日はまだ入ってないんです〜」のひとことで断念(^^;;; 代わりに無難なそぼろ弁当をゲット。お昼はこれでおっけーと。 特に何事もなく名古屋に到着。 名古屋から飛騨路へはおなじみの特急「ひだ」。 この車両(キハ85系)の特徴は「ワイドビュー」のニックネーム通り、 とにかく窓が大きいこと。 高山本線の屈指の車窓風景を走る列車にはうってつけです♪ さすがに土曜日の昼下がり、観光特急ということもあって車内では いきなり宴会と化すところもあり(^^; 大盛況で名古屋を離れます。 名古屋11:43→(ひだ7) →下呂13:23 途中、岐阜(12:02発)で方向転換、高山本線に入ります。 高山本線は全国でも屈指の車窓風景が展開します。 ←飛水峡(ひすいきょう) 下呂の温泉街付近→ 高山に行くならこのまま乗りっぱなしですが、渚と飛騨一ノ宮に立ち寄るため下呂で下車。 下呂はさすがに古い温泉地、駅の近くに公衆浴場がありますが時間がないのでまたの機会に・・・ まずは第1の目的地・渚へ。 下呂13:32→(普通)→14:09渚 ここで非常事態発生。なぜかテレビカメラを持ったスタッフが集結。 レポーターと思われるおねーさんを映してました。 しかもそのままこの普通列車に乗り込むではないか(^^;;; なぜに普通列車で取材なのであろうか・・・・・・ もしかするとおねーさんの名前が渚さんで、 ひょっとすると渚で降りるかもしれない・・・・・・ ←撮影を続けるスタッフ ・・・・・・ということはなく(笑)、わたし1人だけが渚で下車。 しかしこんな山の中なのに「渚」とは・・・ なかなか謎な地名です。 小さいながらも こぎれいな駅舎です→ 渚でのエピソードについては「おねかのえあ〜な部屋」で 後日公開します。SSもどきになるのはご了承ください(笑) 渚駅から徒歩5分の「渚駅口」バス停から「一般国道41号」を北上して一ノ宮へ。 ・・・実は「国道41号線」という呼び方は間違いなんです。正しくは「一般国道41号」。 10年ちょっと前の社内旅行で、このネタでバスガイドさんを車内全員でいぢめました(爆) 渚駅口15:20→15:45飛騨一ノ宮 バスは順調に飛ばして25分で飛騨一ノ宮バス停着。 ここから5分ほどでJRの飛騨一ノ宮駅、そして臥龍桜(がりゅうざくら)があります。 飛騨一ノ宮駅。 臥龍桜のある臥龍公園にはこの駅の跨線橋を越えて、 反対側の出口に出ます。 入場券不要、もちろん無料。地方はおおらかです♪ 跨線橋より、臥龍公園。 真ん中にあるのが臥龍桜です。 臥龍桜(がりゅうざくら)。 樹齢約1000年のエドヒガンザクラ。 なんと国指定天然記念物です。 臥龍桜だけでアルバム作りましたのでこちらもどうぞ。 しばし花見&撮影ののち、一区間だけ列車に乗っていよいよ高山へ。 飛騨一ノ宮16:33→(普通)→16:40高山 高山は飛騨地方の中心地で、江戸時代の町屋が多く残っていることで知られます。 そして、今回の一番の目的である高山祭が有名です。 春(山王祭)と秋(八幡祭)に豪華絢爛な屋台が曳き揃えられます。 ひと足先に高山の街を散策・・・ 飛騨名物といえばこの「さるぼぼ」。 もともとは女の子が遊ぶための人形ですが、 守り神の意味が込められています。 筏橋付近にて。 精肉店なのになぜか洋館・・・(^^; 市内を流れる宮川。中橋を望む。 桜は4月9日に史上最速の満開を迎えました。 高山祭の時期に桜が満開というのは非常に珍しいことだそうです。 高山に残る伝統的な町並み、上三之町。 素朴ながら豪勢な町屋です。 上三之町の夜。 静寂に包まれる普段の姿。 中橋付近の夜。 夜桜がよかったです♪ ざっくり街を一回りした後、夕食は地元でもオススメということで政かつへ。 うーむ、やっぱりみそダレ使ってるんですね(笑) メニューを見てデザートがついている、という理由でヒレカツ定食のC定食をチョイス・・・ ・・・したのがまちがいの元・・・ 出てきたのはこれでもか、これでもかというぐらいのヒレカツの山・・・(^^;;; もちろんおいしかったんですが、最後は泣きながらなんとか完食しました(涙) 食べるのに自信がある人以外はC定食はやめましょう、マジで。A定食でも十分に量があります。 ・・・しかし旅先で食いすぎとは珍しい・・・(^^; 死にそうな腹を抱えつつ夜間撮影(爆) 上の2つの夜景は苦悶の結晶です(笑) ゆっくり歩いて高山駅前のホテルに落ち着く。明日はいよいよ高山祭当日です♪ ■2002/04/14 さて高山祭当日。春とはいえまだまだ冷え込みは厳しく、この日の高山の最低気温はなんと0.2度(^^; 寒くなるのは天気予報でわかってましたが、ここまで冷えるとは・・・パーカー装備しててよかったです。 7時起床。用意しておいた朝食をほおばり、8時に古い街並みへ。 普段なら朝市がにぎやかですが、今日はさすがにちがいました。もうお祭りは始まってました(^^; 春の高山祭は、正式には「山王祭」と呼ばれる日枝神社の例大祭です。毎年4月14日、15日に行われます。 日枝神社は高山の街の南半分の氏神様です。 一方、秋の高山祭は「八幡祭」と呼ばれる桜山八幡宮の例大祭で、毎年10月9日、10日に行われます。 桜山八幡宮は高山の街の北半分の氏神様です。 注目は豪華絢爛な屋台で、歴史的・芸術的にも非常に価値の高いものです。 京都の祇園祭、秩父の夜祭と並んで日本三大美祭のひとつに数えられているとのこと。 上三之町から出てきた龍神台(りゅうじんたい)。 龍神台の見送り幕。 動く芸術品ですね。 恵比須台(えびすたい)、出動の朝。 恵比須台の見送り幕。 なぜか異国風です。 各町から屋台が集結してきました。 からくりを奉納する屋台3台と先頭の神楽台は高山陣屋前の御旅所へ。 残りの8台は神明通りに曳き揃えられます。 からくり奉納、一番手は三番叟(さんばそう)。 この後、翁の面をかぶって仕舞を演じます。 二番手は龍神台。 このあとツボから、 人に化身した龍神が登場。 最後は石橋台(しゃっきょうたい)。 美女が能を舞いますが、突如獅子に変身。 これらは全部糸引きのからくりで、屋台の中で5人くらいが操作するそうです。 もちろん全員の息が合わないとおかしくなります。今日は妙芸を見せていただきました♪ 屋台もじっくり見てみましたが、すごいの一言につきます。 後日アルバムを作りますので、大きめの画像をそこで公開しようと思います。 ひと息ついてからおみやげを物色。さるぼぼ以外は食べ物ばかりですが(笑) 高山といえばまず「とらや老舗」。おいしい饅頭屋です。 難を言えばちと高いですが、おみやげに困った場合、ここのを買っておけばまず間違いありません。 個人的にオススメなのがわらび餅。「わらび餅 いわき」のわらび餅ですが、市販で出回ってるものとは 全然ちがいます。口の中でとろけるわらび餅は初体験でした(笑) 帰ってきてから、きなこと黒蜜を合わせていただきましたが、とてもおいしかったです♪ 忘れちゃいけないのが駄菓子のこくせん。胡麻をベースにした穀類を煎り、水飴でつないで一口サイズにした飛騨のお菓子です。とにかく食べ出すとやめられないおいしさです(^^; こくせんは高山ならどこでも売ってますが、わたしは「谷松」がオススメです。 そろそろ帰らねば、ということで16時ごろにJR高山駅へ。 ここで高山祭の期間しか発売されない幻の駅弁を発見、即ゲットしました。 その名もズバリ「まつりべんとう」。 その中身やいかに? ご飯は赤飯。 おかずは山菜メインながら魚介類も入ってバラエティに富んでます。 これは高山祭の頃の飛騨の家庭の味を再現したとのことです。 これを食べながら帰路に着きました。 高山16:21→(ひだ16)→18:36名古屋 名古屋18:51→(ひかり165)→20:23姫路20:27→20:36網干 ちょっと忙しい旅でしたが、たまにはこんなのもありでしょう。 最近の旅へ HOMEへ |