●2000/02/05 城の崎にて
 ここ2週間ほどめちゃめちゃ忙しかった。「忙」という字を分解すると「心が亡くなる」と書く。
 本当にそうだと思う今日この頃。
 で、最近ようやく人間に復帰(笑)したので無性に旅行に行きたくなってきた。日帰りでもいいので・・・日記にちょこっと書いたところ、城崎にほど近いゆうさん(久美浜在住)とご一緒することに。いちおうイレギュラーながらオフ会とあいなりました。

 城崎(きのさき)は南紀白浜とならんで関西の奥座敷の1つの温泉地。特にこの時期はカニのシーズンとあいまって週末は観光客でごったがえします。旅館も結構グレードが高いところが多いので、今回は日帰りで外湯めぐりすることにしました。

 今回の行程。
 網干8:55→9:06姫路9:23→(かにカニはまかぜ)→11:14城崎17:16→(はまかぜ6)→18:59姫路19:05→19:14網干。
 地図で見るとこんなところでしょう。往復タイプの極めてシンプルなルートです。


旅のスタートはこの列車。

左の列車が「かにカニはまかぜ号」。以前は「エーデル丹後」「エーデル北近畿」などで使用され、通称エーデル車と呼ばれます。先頭の展望車が最大の特徴です。現在は大阪−米子間の夜行急行「だいせん」に使用されています。

で、城崎駅に到着。意外にもがっちりした感じの駅舎です。瓦葺きの大屋根も特徴的です。ちなみに1925(大正14)年の建築。今年で75周年をむかえます。
この時期は列車到着の度に大量の観光客が吐き出される状態が続きます。

いきなり温泉に入るのもなんでしたので、まずは城崎町文芸館へ。城崎には志賀直哉や与謝野寛・晶子など多くの文人墨客が訪れ、作品を執筆されています。文芸館ではその紹介がされています。

・・・・・・が、ギャラリーも兼ねてまして、この日はゆうさんの写真の先生達の作品がなぜかたくさん展示されていました。「同じ景色を写してなぜこうなる!?」とゆうさん。妙に納得してしまいました(笑)

城崎の街並み。川にかかる橋と柳の木が印象的です。

ただいま下水道工事中につき左には工事車両も・・・
風情がない・・・(^_^;)

というわけで外湯めぐりのはじまり〜。
現在城崎には6つの外湯があって、それぞれにご利益があるとか。大谷川の上流から、鴻の湯・まんだら湯・御所湯・一の湯・柳湯・地蔵湯となってます。
なお、2000年7月には城崎駅前に「さとの湯」が復活!

外湯6湯一覧です〜

鴻の湯/夫婦円満・不老長寿

まんだら湯/商売繁盛・五穀豊穫

御所湯/火伏防災・良縁成就

一の湯/合格祈願・交通安全

柳湯/子授安産

地蔵湯/家内安全・水子供養
まずは御所湯(ごしょのゆ)に入って一服。いったん外に出て「ますや」でカニぞうすいをいただく。続いて地蔵湯に入ったところであえなくダウン(^_^;) 全部制覇するにはもう少し工夫が必要と見た(笑)

番外編。一の湯の前には飲泉もありました。少ししょっぱいです。

大谷川で餌をついばむカモ。この時期にしか見ることはできませんね。

射的屋発見。なぜか屋号がキューピー(笑)
レトロな雰囲気が漂います。

射的屋の中。たまりませんね〜、これは(^^)

一の湯の真向かいにある喫茶店「しんくうかん」。
(写真中央)
腰が60度くらい曲がったおばあちゃんが切り盛りしてます。城崎にお立ち寄りの際はぜひ寄ってみてくださいね。

帰りは「はまかぜ6号」の車中の人となりました。無事姫路に到着。ゆうさん、おつきあいいただいてありがとうございましたm(__)m
(ちなみにこのときの「はまかぜ」はなんと7両編成! 普段は3両のときもあるのに(笑))