かつて「新快速座席くらべ」というコンテンツがありました。
これはその新幹線バージョンです。
駅長ゆーゆーが独断と偏見で各編成の座席を紹介しています。
評価についてはおいおい追加していこうと思います。

なお、ここで扱うのはわたしがよく乗る東海道・山陽新幹線で、
かつ普通車の座席に限定しているのであしからず(^^;

新幹線といっても、最近は車両のバリエーションが増え、いろんな座席に巡り合う可能性があります。
2001年10月現在のところ、これだけの数に巡り合う可能性があります。(まだ見落としてるかも・・・)

編成記号のリンクをクリックすると、それぞれの編成の紹介に飛びます。

形式 編成記号 時刻表での
おおまかな表記
レア度 両数 主な用途 JR所属会社 主な活躍区間 最高時速
0系
R こだま6両編成 ★★ 6両 こだま 西日本 新大阪−博多 220
R60番台 R編成と判別不能 ★★★★ 6両 こだま 西日本 新大阪−博多 220
100系
G グリーン個室マーク ★★ 16両 こだま 東海 西日本 東京−新大阪 220
V グランドひかり 絶滅 16両 ひかり 西日本 東京−新大阪 230
P こだま4両編成 ★★★ 4両 こだま 西日本 姫路−博多 220
300系
J ひかり→サービス
コーナーマークあり
こだま→16両で無印
16両 ひかり 東海 東京−広島 270
F J編成と判別不能 ★★★★ 16両 ひかり 西日本 東京−広島 270
500系
W 500系のぞみ
または「500系車両」
★★★ 16両 のぞみ 西日本 東京−博多 300
700系

C 700系のぞみ
または東海区間で
「700系車両」
★★ 16両 のぞみ 東海 東京−博多 285
B 最近では
C編成と判別不能
★★★★ 16両 ひかり 西日本 東京−博多 285
E ひかりレールスター ★★ 8両 ひかり
レールスター
西日本 新大阪−博多 285

レア度は独断と偏見によります。基本的に本数が少ないもののレア度を高くしています。
なお、星の数に関係なく、今後近いうちに絶滅が危惧されている編成は赤い★にしています。

100系V編成(グランドひかり)は残念ながら2002年11月をもって絶滅しました(泣)

R60番台やF編成については、本数が少ない上に時刻表では判別不可能なので★4つです(^^;
なお、0系には4両編成の「Q編成」も存在しますが、
2001年10月から、営業運転ではまず出会うことがなくなったのでこの表では紹介していません。

(2002/08/14 追加、2003/05/13修正)
また、最近では100系が6両化されたK編成や、R編成の塗り替えバージョンが出てきました。
座席そのものは2列×2列になっていること以外は特に変化はありません。確認次第ここでも紹介しようと思います。


編成記号って?
その名の通り、編成ごとに付けられた記号のことです。
例えば『E6』だと、
「JR西日本所属の700系レールスター(7000番台)で、その第6番目の編成」ということになります。
編成記号は目に付くところでは、先頭車の窓や運転席へのドア窓に書かれています。
その例。↓E6編成。


各編成の座席の紹介

0系R編成
初代新幹線車両である0系も、もはや東海道区間では引退し、山陽区間の「こだま」でその余生を送っています。
座席は3人がけが固定のものと回転できるものの2タイプがあります。
回転できるものは全体の塗色が白っぽくなって青帯が入るため、外観で見分けがつきます。







        また、回転できるものはドア横にこのマークが付いてます→
回転タイプ ノーマル時 回転タイプ リクライニング時
色はブルー系とブラウン系の2種類。
背ずりに独特のカーブがあり、深く座らないとヘンな姿勢になるため、座り心地は悪いです。
シートは固め。
リクライニング角度はかなりあります。
しかしリクライニングしても背ずりの独特のカーブのために、座る姿勢が悪くなります。個人的には特に首に妙な空間ができてかなり苦しいです。
固定タイプ ノーマル時 固定タイプ リクライニング時
色はブラウン系の濃淡の2種類。
意外にも元々のリクライニングの角度は深い。
シートは非常に固く、長時間の乗車には不向きです。
短区間の乗車にはこれで十分と思います。
座面がせり出す簡易リクライニングシートです。リクライニングできる角度がわずかであり、ほとんど意味がないと思われます(^^;

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0系R編成(R60番台、元ウエストひかり)
かつて「ウエストひかり」を名乗った編成を6両編成に再度組替えたもの。
従って2列×2列シートです。
座席の幅がグリーン車並みでかなり乗り心地がよいです。









                  ドア横のウエストひかりマークは健在。→
                  従って外観で見分けることが可能。
「ウエストひかり」とは?
山陽区間において、航空機とのシェア争いの中で発案されました。1988年に新大阪−博多間で運転開始。
0系を下記のような2列×2列シートに改造して居住性の向上を図りました。当初は6両編成でしたが、好評のため12両編成に増強。豪華なビュフェ(6両当時から)やシネマカーが設置され、多様なサービスが展開されました。
しかし、近年の高速化の影響で2000年4月に引退。その精神はひかりレールスターに引き継がれました。
ノーマル時 リクライニング時
色はブルー系とブラウン系の2種類。
とにかく幅が広いですが、背ずりのボリュームがありません。小柄な方は頭部あたりがつらいかもしれません。
シートはやや固め。
リクライニング角度は見た目よりは少なく感じます。
体格によってはリクライニングしない方がいいかもしれません。大柄な人向きの座席かも。

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100系G編成
かつての「ひかり」の主力も高速化によって現在は東海道区間の「こだま」での運用が中心に。絶滅危惧種です(^^;
100系は、デビュー当時(1985年)は0系と比較すると座席が飛躍的に良くなったことが特筆されます。全て回転リクライニングシートになり、初めて3人がけが回転可能になりました。
また、新幹線初の2階建て車両を2両連結します。
G編成においては8,9号車の2階がグリーン席、8号車1階がカフェテリア
(1往復を除いて営業休止)、9号車1階がグリーン個室(1人・2人用各3室、
3人・4人用各1室)です。
ノーマル時 リクライニング時
色はグレー系とブラウン系の2種類。
やや小ぶりですが、居住性は良好。
シートはやや柔らかめ。
当時はこのリクライニング角度に驚喜しました(笑)
良い座席です。

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100系V編成(グランドひかり)
中間に2階建て4両を連結。食堂車+グリーン車3両。
食堂車は2000年3月をもって営業休止。
グリーン車(7,9,10号車)の2階がグリーン席、
1階は普通席扱いながらグリーン席並みの2列×2列シートです。
1989年のデビュー当時は最高のアメニティ編成と呼ばれ、
特に前出の1階普通席は現在でも最高の居住性を誇ります。






しかし現在は高速化のため活躍の場が激減。P編成への改造の影響もあり現在の定期運用はわずか1往復。それも2002年6月で事実上消滅しました。臨時列車での登場も極めてまれです。
残念ながら2002年11月をもって絶滅しました(泣)
一般車(1〜6,11〜16号車)の座席はG編成と同等ですが、
微妙に異なります。
一般車(1〜6,11〜16号車) ノーマル時 一般車(1〜6,11〜16号車) リクライニング時
色はグレー系とパープル系の2種類。
G編成の座席より深く座れる気がします。
シートはやや柔らかめ。
リクライニングの角度は大きめ。
腰の辺りの丸みが少しあります。
2階建て1階普通席(7,9,10号車) ノーマル時 2階建て1階普通席(7,9,10号車) リクライニング時
色はグリーン系。
R編成(R60番台)の座席と同じ仕様ですが座面が若干分厚い。ゴージャスな2列×2列シートです。
室内はモーター音が全くないので非常に静かです。新幹線普通車では最も静かな空間です。
この静かな空間が失われるのは非常に残念です。
R編成(R60番台)の座席と同じ仕様ですが、リクライニング角度はなぜかこっちのほうがある気がします(^^;
なお、中央のアームレストにはグリーン車と同じオーディオ装置を装備。

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100系P編成
0系Q編成の置き換えのため、V編成G編成を改造して4両編成化したもの。このため、座席はV編成のものや元ウエストひかり転用のものがあります。しかも今後はG編成のグリーン車の座席を転用する編成も出てくるため、短いながら要注目の編成といえるでしょう。









        16両で活躍していたことを思えば、「P」の文字が哀れ・・・
撮ったのはP5編成。V編成改造のもの。
ウエストひかりの座席を転用しているため2列×2列シートです。
座席の詳細は0系R編成(R60番台)と同様。ただし窓が広いため展望は良好です。

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300系J編成
初代の「のぞみ」の編成であり、現在の「ひかり」の主力編成です。
この編成から3列シートの中央(B席)が、他の座席より3cmだけ幅が広がりました。










              JRマークがオレンジならJR東海なのでJ編成。→
              車番からも判別可能。J編成は300系0番台。
ノーマル時 リクライニング時
ノーマル時。色はブラウン系のみ。
全体的に厚みがありません。
アームレストの一部がメタルになり若干高級感あり。
シートは固め。
やや平べったい印象があります。
腰付近に丸みがない分、広く感じられます。

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300系F編成
同じ300系ですが、こちらはJR西日本所属。性能的にはJ編成と同等。
外観のみではJ編成と見分けがつきにくいです(^^;
しかしインテリアはJ編成とは微妙に異なります。









            JRマークがブルーならJR西日本なのでF編成。→
             車番からも判別可能。F編成は300系3000番台。
ノーマル時 リクライニング時
ノーマル時。色はグレー系のみ。
J編成と同等ですが、決定的に違うのが座席の固さ。
全体的に柔らかくなり、特に頭部が柔らかくなりました。
個人的にはこっちの方が良いです。
J編成と同様に平べったい印象。
腰付近に丸みがない分、広く感じられます。

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500系W編成
世界最高300km/hで爆走中。昔の絵本の未来列車そのままの、いろんな意味ですごい編成。未だに人気は高いです。
独特の前面形状の影響で、300系700系より座席間の距離が若干狭くなっています。
ノーマル時 リクライニング時
色はパープル系のみ。
全体的にコンパクトですが、狭苦しくはありません。
シートはやや固め。
腰の辺りを包み込むような丸みがあります。
このため人によっては狭く感じられるかもしれません。

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700系C編成
次世代の主力車両。空気抵抗を減らすための前面形状ですが、見た目はやっぱり「カモノハシ」(^^;;;
通常運転の「のぞみ」は既に500系か700系に統一されました。
700系ではトンネルに入るときの「耳ツン現象」が劇的に減りました(笑)
おそらく気密性がアップしているものと思われます。
ノーマル時 リクライニング時
ノーマル時。色はブルー系のみ。
全体的に厚みがなく、アームレストは安っぽい印象。
トータルの乗り心地は良好。
シートはやや固め。
腰の辺りを包み込むような丸みがあります。
500系よりは丸みは少め。

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700系B編成
JR西日本所有の16両の700系。2001年10月より営業運転開始。
2001年10月現在は、「ひかり」に限定運用されています。










                   先頭部のこのマークがあればB編成。→
ノーマル時 リクライニング時
色は濃いブルー系のみ。500系に準じた造りですが、個人的にはレールスターの自由席とほぼ同じと思いました。やや狭苦しく、背ずりも低く感じられます。
シートはやや柔らかめ。
通路側の頭部に滑り止めがついたので、立ってる人に
とっては取っ手の代わりになります。
腰の辺りを包み込むような丸みがあります。
500系よりは丸みは少め。
なぜか滑りやすく、、スーツを着てると
時間が経つにつれてズルズル滑っていきます・・・(^^;

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700系E編成(ひかりレールスター)
大阪−福岡間の航空機とのシェア争いでのJR西日本の切り札の1つが、このレールスター。ウエストひかりの精神を受け継ぎ2000年3月デビュー。
8両編成と短いため、新大阪より東へは行きません(^^;
速度は最高285km/hで「のぞみ」並み、しかも「ひかり」で運転するため料金は安いです。
車内設備もグレードが高く、指定席の2列×2列シート、車内アナウンス一切なしのサイレンスカー(4号車)、普通車と全く同じ料金の4人個室など、独自のサービスが光ります。
非常に人気が高く、いつも指定券が取りにくいのが悩みのタネ。
経験上、サイレンスカーがよくすいてます(^^;
が、早く編成を長くしてもらいたいところです。
自由席(1〜3号車) ノーマル時 自由席(1〜3号車) リクライニング時
色はグリーン系。やや狭苦しく感じます。
背ずりも低く感じられます。
シートはやや柔らかめ。
B編成と違って、特に滑ることはありません。
狭いものの座り心地は比較的良好です。
しかしレールスターはやはり指定席をオススメします。
指定席(4〜8号車) ノーマル時 指定席(4〜8号車) リクライニング時
色は濃いブルー系ですが、照明が電球色なのでこの画像では黒く見えます(^^;
今最もゴージャスかつリーズナブルな座席の1つ。
とにかく広く、深く、座り心地良好。
頭部あたりも非常に良いです。
リクライニング角度も申し分ありません。
唯一の弱点はリクライニングのボタンの場所が分かりにくいことぐらいでしょう(^^;
あらゆる体型に対応できていると思われます(笑)
文句なしで現在の普通車の最高レベルの座席です。
普通4人個室(8号車) 内部 普通4人個室(8号車) 車外より
レールスターの8号車車端部には、普通車と同じ料金で利用できる個室が4室あります。4人まで入室可能。
色はオレンジ系。

リクライニングこそしませんが、柔らかめの大ぶりな座席なのでリラックスできることでしょう。
車外より。ご覧の雰囲気です。

なお、利用料金は部屋売りのため、4人分の普通車指定席料金が必要です。
つまり、2人で利用しても4人分の指定席料金を払う必要がありますが、この額は2人分のグリーン車利用料金
よりも安いです。

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