東海おねツアー

根尾の淡墨桜へ花見へ行ったあと、それぞれの行きたいところを回ることにした。

長森 「すごい桜だったね」
浩平 「ああ。あんなの初めてだ」
椎名 「みゅー♪」
七瀬 「あたしはなんでこの子のお守りなのっ!」
椎名 「みゅ?」
深山 「七瀬さん、おたがいさまよ。こっちはみさきのお守りで大変だったんだから」
みさき 「雪ちゃんひどいよ〜」
深山 「だって、見張っとかないとお弁当全部みさきにもっていかれそうだったからね」
みさき 「う〜」
浩平 「さて、まずは長森の行きたいところの番だな」
みさき 「浩平君、何事もなかったかのように話を進めちゃだめだよ」
浩平 「わかってるって。今日の最終目的地は先輩の行きたいところだ」
みさき 「うれしいよ〜」
七瀬 「ねえねえ折原、『根尾』って逆さまにすると・・・」
浩平 「七瀬にしちゃ上出来だな。こじつけすぎだけどな」
ずびびびびっ!
浩平 「ぐあああぁぁぁぁ・・・」
七瀬 「次はこれじゃ済まないわよっ」

 ↓今回のメンバー
長森 瑞佳七瀬 留美椎名 繭川名 みさき深山 雪見
 あ〜んど折原浩平の6人です。





■まずは長森へ・・・
浩平 「岐阜に着いたぞ」
長森 「長森までたったひと駅だよ」
浩平 「そのひと駅が異様に長い、なんてことはないだろうな?」
長森 「大丈夫だよ。180円ですむもん。」





浩平 「たった5分で着いてしまった・・・」
長森 「うん」



 長森 瑞佳

浩平 「確かに『ながもり』だな」
長森 「なんか恥ずかしいね」





七瀬 「見事に何もないわね、瑞佳」
長森 「ほんとだね」
みさき 「風が気持ちいいよ〜」
深山 「ほんとね」
椎名 「みゅー!こいのぼり・・・」




浩平 「おっ。もうこいのぼりか」
長森 「あ、お城が見えるよ!」




浩平 「稲葉山城だな。稲葉山城といえば・・・」
七瀬 「『鬼武者』の舞台よ」
浩平 「やるな、七瀬。今日は絶好調だな」
七瀬 「まあ、たまにはね」
浩平 「長森、何もなかったけど、これでいいのか?」
長森 「うん。ここに来ただけで十分だよ」



■名鉄新岐阜駅にて・・・
浩平 「さて、次は椎名の番だな」
椎名 「みゅー♪」
長森 「繭、あそこに書いてるよ」



 椎名 繭

椎名 「みゅー、みゅー♪♪♪」
浩平 「なんか勘違いしてないか?」
長森 「あはは、たぶんそうかも・・・」
七瀬 「で、なんであたしがこの子の横にいなきゃなんないわけ?」
浩平 「非常手段だ」
七瀬 「なにそれ?」



 七瀬 留美

浩平 「これが『ミューチケット』か」
七瀬 「普通の切符ね」
浩平 「ま、そりゃそうだ」

※なお、このチケットの席番は展望席ではありません(^^;





椎名 「ここにもみゅーがある・・・」
浩平 「電車にもちゃんと貼ってあるな」





浩平 「どうやらここらしいな。展望席だ」
椎名 「線路・・・」
長森 「このまま進むんだよ」
浩平 「気に入らなかったらこれをつかんどけ」
椎名 「みゅー♪」
七瀬 「折原・・・」
浩平 「だから非常手段だって言ったろ?」


みさき 「あ、動き出したよ」
深山 「結構はやいかもね」






椎名 「みゅーーーーーーーーーーーっ♪」
七瀬 「ぎ、ぎゃあああああーーーーーっ!」
浩平 「結構喜んでるな」
長森 「よかったね、繭」
椎名 「うん♪」
七瀬 「お、おりはらぁ・・・」
浩平 「どうした、七瀬?」
七瀬 「な、なんでこうなるのよっ!!」
浩平 「不可抗力だ、髪の毛ぐらい自分で管理しろ」





椎名 「みゅーー♪みゅーー♪」
七瀬 「ぎゃああああああーーーーーっ!」





椎名 「おもしろかった♪」
浩平 「よかったな、椎名」
長森 「また乗ろうね、繭」
七瀬 「あたしは一生やめとくわ・・・」



■川名へ・・・ 〜みさき先輩の挑戦〜
浩平 「さて、最後はみさき先輩だな」
みさき 「うれしいよ〜」
浩平 「川名までは俺が買ってやる。
       でも、川名から先はみさき先輩ががんばってくれ」
みさき 「・・・うん」
浩平 「心配するなって。いざとなったら助けてあげるから」
みさき 「少しづつ練習しなきゃね」
深山 「みさき」
みさき 「雪ちゃん?」
深山 「大丈夫。きっとできるよ」
みさき 「うん、がんばるよ」

※ONEを知らない人に念のため注釈。みさき先輩は目が見えません。
 今回は先輩がひとりで歩きます。まずは川名公園へ。がんばれ、先輩。



 川名 みさき

浩平 「川名に着いたぞ、先輩」
みさき 「ここが川名ね」
深山 「まだ地下だけどね」
みさき 「ここから先、がんばってみるよ」
浩平 「ああ、気をつけてな」
みさき 「うん」



 深山 雪見

みさき 「ブロックがちょっとむずかしいかな・・・」
深山 「改めて見ると複雑怪奇ね・・・」
長森 「斜めになってる・・・」
七瀬 「許せないわね」
浩平 「行けそうか、先輩?」
みさき 「このぐらいなら大丈夫だよ、浩平君」





浩平 「改札は無事クリア、と。次は川名公園だな」
みさき 「まだまだいけるよ」
深山 「あまり無理しないでね」
みさき 「うん」





みさき 「案内板は・・・あった。うん、ここを行けばいいのね」






みさき 「風がちがう・・・外に出たよ〜」
椎名 「みゅー♪」
浩平 「やったな、先輩。そこが川名公園だ」





みさき 「ちゃんとひとりで来れたよ〜」
浩平 「よかったな、先輩」
みさき 「まだ帰りがあるからがんばるよ」
深山 「えらいえらい」
みさき 「雪ちゃん、さりげなくひどいこと言ってない?」
深山 「ううん。今日はみさきがんばってるからね」
みさき 「・・・ありがとう」






みさき 「えっと、帰りは桜通線経由で名古屋だよね」
浩平 「ああ」
みさき 「運賃表は・・・あったあった。これ、わかりやすいよ〜」





深山 「すごいわね、これ・・・」
浩平 「路線図だな。俺も初めて見た」
長森 「これだとわかりやすいよね」





みさき 「ちゃんと買えたかな?」
浩平 「大丈夫。合ってるよ、先輩」
深山 「これであとは名古屋に戻るだけね」
みさき 「うん、もう少しがんばるよ」



■旅の終わりに・・・
みさき 「やっと着いたよ〜」
深山 「やればできるわね、みさき」
浩平 「上出来だな、先輩」
みさき 「みんなのおかげだよ。ありがとう」
長森 「ちょっと浩平、あれってもしかして・・・」
浩平 「ん?」

 長森、ほんとに驚く(笑)

七瀬 「旅の最後を飾るにはふさわしいわね」
椎名 「みゅー♪」
浩平 「そうだな」
深山 「そうね」
 みさき 「ふふふっ♪」

というわけでおねツアーは何事もなく無事終了したのであった。

 〜END〜



★訪れた場所などのデータについて。撮影日は全て2001/04/15です。

【長森駅データ】
JR高山本線。岐阜県岐阜市。
岐阜駅からJR高山本線普通列車で約5分。普通列車は30分〜1時間に1本。
県庁所在地駅の隣なのでかなり行きやすい所です。
しかし、付近はちょっと住宅があるぐらいで本当に何もありません(^^;
田舎の雰囲気を味わうにはいいかもしれませんね。

【ミューチケット】
名古屋鉄道の特急指定券のニックネーム。どこまで乗っても350円の固定料金。
パノラマカーの前面展望を味わう場合は新岐阜→新名古屋→豊橋方向となります。
他の特急営業区間は各自調べてくださいね(^^;

【川名駅データ】
名古屋市営地下鉄 鶴舞線。名古屋市昭和区。
名古屋駅からだと、東山線利用で伏見駅で鶴舞線に乗り換え。約20分。
または桜通線利用で御器所(ごきそ)駅で鶴舞線に乗り換え。約20分。
これ以外にも乗り換えルートがたくさんあります。
電車はそれぞれ約7分間隔程度。
付近は住宅街なので特に名所はないようです。

【FASHION ONE】
名古屋駅の地下街の1つ。JR名古屋駅の直下、桜通線名古屋駅の直上にあります。
実はこれの存在は知らなくて、桜通線からJRに行こうとした時に、
エスカレーターを上ってる時に偶然目に入ってきました。さすがにびっくりしました(^^;
桜通線を使ってなかったら、たぶんわからなかったでしょう。
旅の気まぐれは、時にはおもしろいことを見つけてくれるもんです♪