ONE〜輝く季節へ
1998.5.29 タクティクスONEの紹介
 PCを手に入れてはじめて手にしたゲームらしいゲーム。
 こういうゲームは手を出すまいと思っていたのに・・・・・・思いっきりハマりました。
 きっかけはゲーム店。ONEの存在を知ることなく過ごしていた99年4月。そう、PS版の「輝く季節へ」の発見がはじまりでした。ちなみにそのときは買いませんでした。すでにPS版「To Heart」を買ってたもんで(笑)
 「To Heart」攻略のためネットサーフを繰り返すうち、「輝く季節へ」の話題があったページに突入。なにげなく見たところ賛否両論の声が大量に・・・どこのHPかはもう忘れてしまいましたが。
 そこで「オリジナルをやってみようか」と思ったのが運のつき。その後は推して知るべし(爆)

 主人公折原浩平はごく普通の高校2年生。しかし、彼には悲しい過去があった。封じ込めてしまいたくなるような過去が。そして1人の少女があらわれる。「えいえんはあるよ」と。彼は少女と盟約を結んだ。永遠の盟約を。
 時は流れ、浩平はいろいろな体験をして1人の少女と結ばれます。
 しかし、永遠は長く続かなかった。ついに盟約が動き出す。「えいえんはあるよ」と・・・・・・

 ゲームシステムはごく普通のコマンド選択式。しかし、これほど「ゾクリ」とさせられたゲームはありませんでした。ものすごく焦りを感じるというか。「えいえんのせかい」という漠然とした設定のおかげで、ある意味体験したことのない迫力を感じました。

 ONEの世界観は結構むずかしいものがあります。時間軸も変やし(笑)
 でも幼い頃に似たような体験をした人はあるかもしれません。「えいえんはあるよ」はないにしても、飼っていたペットが死んだとか、だいすきなおじいちゃん・おばあちゃんが死んだとか、引越しで友達と別れたとか・・・自分がどうしようもない無力感にさいなまれることがあったと思います。
 その時どのようにして無力感を克服しましたか?思い出してみて下さい・・・。
 浩平の悲劇はある意味起こるべくして起こったのかもしれませんが、最大の悲劇は盟約の発動が無力感を克服した(かのようにみえた)後に起こってしまったことにあると思います。克服していれば盟約の発動はなかったかもしれません。

 というわけで、シナリオは非常に心動かされるものがあります。この設定とあいまって思わず涙することもありました。個人的にイチ押しなのが茜シナリオ。誰がプレイしても一番分かりすいのがその理由です(^^ゞ

 さあ、えいえんのひとときへいざ・・・