マール王国の人形姫
1998.12.17発売 \5,800 日本一ソフトウェア
1人専用 メモリーカード 1×5ブロック
 『人形と話ができる女の子が冒険を繰り広げるRPG。人形やモンスターを操って戦闘を進める。冒険をかさねて王子さまの愛をゲットしよう!』
 「マール」を手短に表現しろといわれるとこうなります(笑)
 ストーリーを語ると長々しくなってしまうのでここではいいませんが(おい)全体の雰囲気が非常によいです。いうなれば絵本のような世界というんでしょうか。キャラクターが違和感なく溶け込んでいて好感が持てます。
 そして「マール」の最大の特徴としてミュージカル的演出があります。
 そう、場面に応じてキャラクターが歌い出すんです!
はじめてオープニングデモを見たときは度肝を抜かれました(笑) そして、このゲームが楽しいってすぐにわかりました。
 ちょっとゲーム論になって申し訳ないんですが、これからのゲームは「音」がキーワードだと思います。スーパーファミコンからプレステやサターンに変わって決定的に変わったのはグラフィックでした。音ももちろんよくなりましたが。ところが、プレステからドリームキャストやプレステ2(仮)に変わろうとしている今、見た目には確かにキレイなんですが、劇的な変化ではありません。そこで「音」がクローズアップされるわけです。「音」の演出1つでグラフィックの持つ意味も変わってきますからね。
 そう言う意味では「マール」の演出は特筆すべきものだと思います。またゲームがCDになってはじめて実現できた表現の1つだと言えます。
 「マール」の随所に入るミュージカルはゲームの可能性の1つを示したものといえるでしょう。

 まじめにいっぱい書いたところで仕方ないんで、ここらで終わり。

 とにかく、やってみてください。面白さは保証します!
現在、廉価版として「マール王国の人形姫+1(たすいち)」発売中。
「+1」には「マール」の資料集や「リトプリ」の体験版のはいったスペシャルディスクを同梱。