マーカス兄妹
辺境で随一とされる吸血鬼ハンター・グループ。倒した貴族は 三桁に達する。しかし、同行した他のハンターは一人として生還しなかったため、 黒い噂が絶えない。
「D-妖殺行」
◇マイクロ・コンピューター
貴族の科学文明の遺産。データ分析の他に、推理能力まで 備わっている優れもの。現存数は少ないが、使える者はもっと少ない。 Dはいとも簡単に扱った。
「風立ちて“D”」
◇マガイ
偽装することができる生物。
「D-邪王星団」
◇マチューシャ村
中部辺境区にある村。20年前に移動熱射病で人口が激減した。廃墟と化した礼拝堂がある。
「D-邪王星団」
◇魔の時間帯
貴族の力が最も弱まる時間帯のことで、正午から1時間はバイオリズムが低下し、ほぼ身動きができなくなる。
「D-蒼白き堕天使」

◇ミシュガルドの石塔群
帰らざる砂漠を半分まで渡った旅人が、白骨死体となって発見された場所。帰らざる砂漠から 5000キロは離れている。
「D-聖魔遍歴」
◇水琴
水中・雨中ないし滝壷に張り巡らされた糸。水に触れれば美しい音を発し、生物が触れれば寸断される。
「D-蒼白き堕天使」
◇ミチシルベ
ランシルバの森に生息するキノコの一種。燐光を放つ性質がある。
「吸血鬼ハンター“D”」
◇三つ首の四足獣
体長3メートル、全身を黒い光沢に覆われている。南の貴族が遺していった飼い犬で、小型原爆の直撃でも耐える合金装甲を持つ。おまけに灼熱の炎を吐く。
「D-昏い夜想曲」
◇ミノス王の迷路
先史時代の名工ダイダロスが人獣ミノタウロスを封じこめた迷路。刻一刻と迷路はその形状を変化させるため、生きて脱出した者はいないという。
「D-邪王星団」
《都》
究極の科学技術の結晶。七つの大陸に現存しているが、半ば破壊されている。
「吸血鬼ハンター“D”」
◇ミルカラ金貨
辺境標準の貨幣。ちなみに時だましの香は50枚が相場である。
「D-邪王星団」
◇ミント
人食い蟻。数億匹単位で行動する。
「D-妖殺行」

◇ムーンライト・ゴーグル
月光を増幅させて、視界を真昼のように見せるゴーグル。
「D-邪王星団」
霧魔
霧状の妖魔。レーザーの一照射で死ぬ。
「吸血鬼ハンター“D”」
ムマ
死人街道の果てにある城砦。人間と貴族の結合が行われていた。
「D-双影の騎士」

◇メクラマシ
人間の女性そっくりの幻像を作りだし、旅人をおびき寄せる妖物。
「D-邪王星団」
◇メサイア
十年に一度、三回しか鳴かない妖鳥。その鳴き声を聞いた者は必ず不幸になるという。
「D-北海魔行」
◇メビウス書籍
読む者が知らぬうちに最初のページへと戻り、しかも、内容がその度に変わる書籍。無限回に一度の割合で印刷自体に狂いが生じる可能性がある。
「D-蒼白き堕天使」
◇メルツ河
南部辺境区を流れる河。全長50キロにも及ぶ。
「D-蒼白き堕天使」

◇モーター・カー
加工しやすい木や軽合金の枠だけの本体に、タイヤやエンジンを積んだ物。
「D-蒼白き堕天使」
◇モール族
地中に巣食う異形の化物。
「D-邪王星団」
◇モドリソウ
シャンバラの森に生える若返りの妙薬。
「D-薔薇姫」
◇戻り笛
内側に独特の仕掛けがあり、脳の記憶野に影響を与えて、記憶を呼び覚ます笛。
「D-双影の騎士」
◇森の人
シャンバラの森に棲息する魔物。全長3メートルほどの毛むくじゃらの楕円形に、ふた抱えもある手足を有する。
「D-薔薇姫」
分子浸透(モレ・インター)
ジョン・M・ブラッサリー・プルート八世が好んで使う特殊能力。 人の身体も影のように通り抜けることが可能。
「D-死街譚」