兄ハロルド・Ｂと弟ダンカン・Ｂ。殺し屋の呼び名。バイオテクノロジーの落とし子で、細胞レベルから人間と異なっている。

樹上から襲いかかるミツ首の魔物。

念力によって相手を炎に包ませる能力。

10メートルの距離で直径1メートルに攻撃範囲が広がる銃。30発の散弾は、標的の体内に入った瞬間、茸状に変形しダメージを与える。

タロスの武器庫で生まれた史上最悪の武器。ミスカに乗り移った。

マリアが少年に見せた、青銅のできた葉書き。実は、既に少年の両親は滅ぼされており、それを不憫に思ったマリアが自分で書いたものである。

村の出入り口で赤い目を凝らし、誘われた村人を食らう魔物。

マグネシウムと炭化ジルコニウムをベースとした太さ7ミリの紐。こすっただけで容易に発火し、水中でも使用可能な上、1時間日なたに干しておけば、保温帯になる。

レイラの所有する戦闘カーは、70ミリ無反動砲と20ミリミサイル・ポッド、貫通砲が装備されている。

レディ・アンがDを救うために講じた防御。あらゆるエネルギーを吸い取る花で周囲を守る。

薔薇姫が飛ばす吸血薔薇。人間の第7胸椎の上に根を下ろし、吸血されたのと同じ症状を起こさせる。

酒場でナン・ランダーが注文した酒。

薔薇姫が使った技。高さ10メートル・横500メートルの薔薇の壁。

噴水病のために滅びかけた村。

人間と魔性の妖婚によって生まれた者のみによって統治されている里。

Dと神祖が対決した平原の名。死者の血肉が土壌である。

革命政府の虎の子の軍団。リイ伯爵の城に空爆を行った。

魔物たちを倒すことを生業とした者。強力な魔物を対象とするハンターほど、 雇用金額は高くなる。知力・体力ともに他のハンターの追従を許さず、 かつての支配者である貴族すら 恐れぬ鉄壁の精神力を有すると認められた者こそが、吸血鬼ハンターなのである。吸血鬼ハンターの相場は、最低でも1日5000ダラス。旅行用の圧縮食が 1パック3食分が100ダラスであるから、かなりの高額であることは間違いない。

狩りの時以外、指1本動かさないこと。利き腕を自由にしておくこと…… などがあるが、Dはあっさり無視した。

小さなキーを押すと、辺境標準時・現在位置座標・ヘルスメーターが分かる。《都》の機械工が手作りで年に10個しか製造できず、辺境での入手は極めて難しいため、所有者は生命を狙われる可能性がある。

スーインが新型の砥石を買いに行った町の名前。

ダンピールの吸血鬼ハンターが、雇い主にとって諸刃の刃であることを示す事件。ピーモンド村に雇われたハンターが、村長の娘の美しさに、貴族の血を抑えることが出来ずに、自身が狩る対象となってしまった事件。村人総出で取り押さえ杭を打ち込んだが、犠牲者の数は24名に達した。ただし、ツルギ医師の最新統計によると、 そのようなことは20000分の1パーセントに過ぎないとのこと。

老樹につくコケ。煎じて飲めば、リンパ系の病に相当な効果を発揮する。

ローレンス・ヴァルキュアが領地に放った妖物。背後を取られた者は操るままに動かされ、歩き疲れて死ぬ運命である。

太い葉巻のような外観を持つ飛行体。《都》まで6時間ほどで行けるが、“遊戯地”の上を通るため、物騒極まりない。

両翼に2基づつのエンジンを備え、300人もの乗客を運ぶことが出来る。貴族が開発したものと人間が独自に開発したものがある。

飛行体が発着するための場所。Dたちが訪れたときには5000年と1年と298日ぶりの訪問だった。

100人分の食事がセットされたコンテナ。直径30センチ、長さ1メートルの円筒の形をしている。

フィッシャー・ラグーンが作り出した武器。加速器から射出される「物質」は光速を超え、ビッグ・バンと同じ破壊力を生む。

夜の間のみ、ここを通るものを自滅させる街道。全行程は1キロほど。一種の心理攻撃により、自殺に追い込むらしい。

人間に羽根を生やしただけの姿をしている。極めて残忍な性格で、人間を生きたまま八つ裂きにする習性がある。

簡単な手術で一家の安全を護る護衛となる妖物。

縦3メートル、横10メートル、高さ3メートルの特殊鋼の箱。貴族たちが 移動の際、日中に人間の攻撃から身を護るために作られた。小型核爆弾の直撃に耐えるほどの堅牢。

シャンバラの森に生える薬草で《都》にもっていけば、半年は左うちわで暮らせる。

ジョン・M・ブラッサリー・プルート八世が使う特殊能力。

貴族が仲間同士で使う亜空間通信波のこと。

攻撃を跳ね返したと思うと跳ね返せず、斬ったと思うと斬れないという、信念の逆をついた攻撃法を有する魔物。倒すには、無意識レベルでの変換が必要である。

クラウハウゼンの村の西の外れにそびえる大城館。大遊戯館にして、娼館でもある。

世に出してはならぬ宝物や発明を封じる空間。建造には貴族院の許可がいる。

銀河の運動エネルギーを使った力場。敗れるのは神祖だけだという。

ラージン村の兵器を一手に管理する役。管理者の名前はエリスである。

旅人の必需品。ほぼ眼球を覆う2枚の薄い膜は、赤外線フィルターの役目を果たし、火を焚くのは生命取りになりかねない場合に使用する。

ギャスケル大将軍の得意技。無機質はもとより人間までも出現・消滅させたりできる。

背中のタンクから、圧縮空気によって高温燃焼の油性物質を送り出す武器。空気摩擦により発火し、炎と化す。

辺境最北端にある村。海からやってくる貴族の伝説がある。ウーリンの故郷。

強烈な超高速振動を生み出す武器。これにより物質は結合エネルギーを破壊され、塵と化す。

もう一人の自分を作り出す技。思念と空中の浮遊分子、術者の毛穴から出るたんぱく質で構成される。

最凶最悪の伝染病。「辺境医学全書」によれば、断定できぬ種類の妖物を媒介とし、人間が感染すれば、強烈なめまいや倦怠感、疲労を覚える。そして3時間後には肺に近い毛穴から出血が始まり、効果的な治療を施さない限りは、半日後に死亡する。

ある2点を選び、それをつなぎ合わされば、中に閉じ込められた者は永劫に移動しつづけることになる。 ちなみにこの技術は、魔界都市ブルース・シリーズなどにも出てくるので、興味がある方はそちらの方も 読んでみることをお勧めします（笑）

南北辺境での最高貨幣。フローレンスなら、5人家族が半年暮らしていける額である。

火炎獣の装甲さえ貫く火薬銃。通常、3脚をつけ固定して連射する。

貴族たちが生み出した魔物。シャンバラの森に出没する。

辺境における伝染病などの症状・治療法などを記した書物。辺境の村々に配布されている。

辺境を巡回している《都》の医療部隊。貴重な存在である。

《都》から派遣されてきた精鋭。あらゆる妖魔に対する 戦闘訓練を受け、無反動バズーカやレーザー・ライフルなどの強力な武器で武装した、一人一人が 一小隊にも匹敵するファイターの集まりである。

辺境一帯の村から注文を受けた品物を届ける輸送隊のこと。

湿地帯用の渡し舟。人間なら100人、馬車なら25台までＯＫの大型船もある。

稲妻とエーテル体から生まれた人工生命体。「風立ちて“D”」に登場した ホムンクルスは、粘液に濡れた皮膚と3本の指をもっていた。

雪崩を引き起こす可能性のある火薬銃の代用品として使われる武器。圧搾空気でボルトを打ち出す方式。