巨人並みの身長を有し、また馬鹿力の持ち主でもある。首から下をカーテンらしい紫色のビロードを着こんでいる。しかし実体は、
ライアを倒すためだけに作られた人間である。
バイパー婆さんに救出された
隠されっ子。
貴族である
ヴェネッシガー侯爵にさらわれ、 グラディニア城で下女として働いていた。お腹に子供がいる。
金髪の娘。
ヴラド・バラージュに血を吸われてしまったが、
ヨハン卿の催眠術で吸血の衝動は抑えられていた。が、ショックで解けてしまい、
バイロン・バラージュ男爵を噛んでしまった。
10年前(12080年?)の光と闇の遺伝子の結合実験の結果、昼歩くことができるようになった犠牲者。
だが実験当初から血に飢えていたため、失敗作とみなされて処理された。
サクリ村のバイク青年団の団員。
シャンバラの森で
蛇人間に火炎銃で眉間を命中させるが、致命傷にはならなかった。
ドリス・ランの弟。七、八歳ぐらいの少年で、旧式のレーザーライフルで
霧魔狩りをするのが得意。また、
グレコが届けた花束をディスポーザーで細切れにしてから牛に食わせるなど、気が利く少年でもある。
バイオ兄弟の弟。細胞を活性化し、肉体が分断されても独自の行動が可能な上、他の生物と融合できる。
麗銀星が宿に泊まるときに使った偽名。職業は画家。
しかし、ネーミングセンスはやや難アリだと思われる(笑)
移動街区の航路管制室に勤めている。妻ベラ、息子のルークとサイモンの4人家族。磁気嵐を通過した後に、吸血鬼に襲われてしまう。
麗銀星と同じく《
怪魔団》の メンバー。背中のこぶに微小な毒蜘蛛を無数飼っている。
又の名を「悟られずのツィン」といい、
ギリガンに雇われた5人のうちの一人。実は、同じ日、同じ時刻に生まれた双子である。他人に化けるのがうまく、最初、
ハン爺さんに化けていいところまでいったが、
Dには見破られ片腕を落とされた。しかし、体液は
スキン・ベールとなり、
Dの長剣さえ切れ味を鈍らせた。
黒髪・黒目の巡回医師。1年の契約期間をもって
移動街区に滞在していた。身長170センチぐらいで、投げメスで敵を威嚇するなど、区役所跡の病院長のような技を使う。カラテをこなし、
Dに対して一種の敵愾心を持っている。 理由は、
Dが、
ドリスの心を 掴んで離さない恋敵だからである。
貴族研究家。「犠牲者による貴族のレベル識別法と防御対策」をものした。
《都》の革命政庁から禁書に指定されているが、 辺境の人々に広く読みつがれている。
最強の吸血鬼ハンター。この世ならぬ美貌と凄絶な剣技、
ダンピールゆえの不死身性を持つ。 性格はきわめて無口で沈着。胸に、
貴族のテクノロジーを無効にする青いペンダントを下げている。旅人帽をかぶり、黒コート姿で、背中に優美なカーブを描いた長剣を所持。左手に
人面疽が隠れており,Dのピンチを救ったり、つっこみ(笑)を担当する。
父親は、全世界の貴族の頂点に立つ
神祖である。
シヴィルが眠る村の住人。酒乱で乱暴者。
Dに背後から
電子槍を投げつけたが、どこからか飛来した鉄矢によって殺された。
通称「逆しまのトト」と呼ばれ、またの名を
蛮暁。北の辺境一の盗賊。二つの金属の輪を鳴らして、相手の行動ベクトルを逆にすることができる。
グレンに腹を裂かれても、こぼれた内臓を戻して逃げ去る化け物のような体力を持つ。
擦り切れた紺のオーバーとマフラーをつけている。少し、自閉症の気がある。霊体移動と、耐え難い恐怖を振りまく特技を持っていたため、周囲から疎まれていた。
滅びの神“
クルル”の誘いには乗ったが、人間の心は失わなかった。そのせいか、“
クルル”の触手によって刺し貫かれた。
持ち逃げ途中に
人食い街道にはまり、自ら自分の喉を斬って自殺した賭博師。追っ手に追われていた
辺境の小村ランシルバに住む黒髪の少女。人狼ハンターだった
父親譲りの鞭さばきは逸品である。吸血鬼
マグナス・リイ伯爵に 「
貴族の口づけ」を受け、伯爵を滅ぼすために
Dを雇う。 家族には弟
ダンがいる。