貴族の中で、ただひとり、支配される民がその徳をたたえる
吸血鬼。爪を、レーザーすら跳ね返す鋼鉄に変えて武器とする。
人間の娘
シャーロット・エルバーンと
クレイボーン・ステイツへ 逃避行の旅に出る。
マシラに 取りつかれた
ボルゴフに胸を射られて死んだ。
水に弱いという弱点を克服した
貴族。正確には、博物館の肖像画と精神だけが物語に登場した。
万能屋。月に2度、
シヴィルの眠る村へやってくる。体つきがでかく、腕は痩せた女の腰ぐらいある。
辺境地帯ランシルバ区統治官。ランシルバの村が出来る遥か昔から統治している貴族。年齢は3757歳。位は伯爵。
ドリス・ランを夫人に迎えようと 画策するが、娘である
ラミーカに反対されている。 最後は、
Dに胸を突かれて滅んだ。
バルバロイの里の住人。最初、鼠色のコートを着た 中年男だったが、彼の本体は腹にいる人面疽である。他人に取りついて500年らしい。
サクリ村の魔法医師。人工心臓を2度交換しているほどの老婆だが、
薔薇姫の
花の祝福を無効とする薬を調合できるほどの技量の持ち主。
7歳のときに
貴族にさらわれ、その息子である
少年の世話をすることになった娘。赤茶色の髪を持ち、10年以上も
少年の世話をしていた。彼女の母親は、彼女を連れかえってほしいと
Dに依頼したが、結局、
少年のもとへ戻り、老婆となって朽ち果てる――彼女は吸血されていないのだ――まで彼のそばにいるのであった。
金属繊維のストゥールを巻いた金髪の女。マリアというのは偽名らしく、実は博打で巻き上げたストゥールの持ち主の名前らしい。南部辺境区一の都市「
ショアラ」で一番でかい酒場にいたことがある。
通称「人形師のマリオ」と呼ばれる。辺境西部では3本の指に入る実力の持ち主だが、
Dにはまだまだ及ばないのは周知の通り。
リナのクラスで1番おとなしい同級生。 失敗作として処理されてしまった
リナの跡を 継ぎ、《
都》で
貴族の 歴史を学ぶことを決意する。
占い師
クラリスの一人娘。16,7歳の娘で、未来を見透かす能力を持つ。右の尻に黒子がある。最後には
神祖に血を吸われた。
辺境の一地区ミドウィッチ地方で数百人もの人間を食い殺してきた妖魔。三つの美女の首を持ち、下でひとつになっている。
銀灰色の鱗で覆われた胴と尻尾を持つ。人為的に作り出された擬似妖魔ではなく、数万年の伝説を生き抜いてきた真の
悪鬼。髪の毛を自分の意思で動かし、獲物を捕らえることが出来る。
異魏罹須(イギリス)の女性。
神祖の言によれば、その血潮は「かつてないほど甘く、
かぐわしく感じられた」という。が、彼女が元で
神祖は 灰になってしまったらしい。
移動街区の町長。身長170センチ・体重60キロほど。年齢200歳以上の白髪の老人。
移動街区に現れた吸血鬼を 退治するために
Dを招くが、自宅で擬似吸血鬼を製造していた。
リデルの村から脱出して辺境めぐりのカーニバルで軽業を学んだ姉弟の姉のほう。11,2歳ぐらいで勝気な性格。
両親を犠牲者にした
貴族を恨んでいる。
ギャスケル将軍に招かれた“招きびと”の一人。好戦的な性格である。
オートマン(機械人間)を操る。