ダイアンローズの四騎士の一人。真昼の光さえぬくみを喪うような深く昏い青の甲冑に身を固めている。モリブデン・クロム鋼・高分子溶鉄・プラス、訳のわからねえ合成物質で出来た大槍を行使する。
ちなみに、全長5メートル以上、重量は50キロを軽く超す。
ダイアンローズの四騎士の一人。背中に2本の真紅の長剣を差している。長剣の太刀風を超音波と化して鋼鉄さえ切断する剣法を操る。
シュラト村の青年。
ライアに貸した金を返してもらおうとしたが、無理強いしたため、3人の護衛に下顎をむしりとられた上、舌まで引っこ抜かれた。
灰色に頭巾で顔を隠し、同色の長衣で身を包んでいて、行く当てを失った
貴族たちに理想の地へ導く存在。ただし、12歳以下の子供を生贄に要求する。首を断たれた子供は死ぬことも許されず、未来永劫、死の苦痛に苛まされる。
1000年前、南西部辺境区を支配した
イゾベル将軍を討伐して、その 肖像画を削り取り、旧支配者の館に居を構えた勇気ある村人の末裔
である現
村長の17歳になる娘。
イゾデルとは双子で、姉。
イゾベル将軍の呪いの日を 三日後に控え、
村長の依頼を受けて来村した
Dの監視下に置かれる。
1000年前、南西部辺境区に軍政による支配を敷いた獰猛な将軍。類い稀な美貌と若さを誇る
貴族で魔道士でもあった。あまりの残忍 さに遂に決起した村人により館もろとも焼き殺されるが、焼け落ちる柩の中から、「千年後に我が
恋人が蘇り、館を乗っ取った一族のひとりに生まれ変わって、我を開放、辺境一帯の人間を抹殺する」と呪いを残す。
怪魔団のメンバー。百歳近い老婆で、見たものを発狂させる妖術を使う。
ローレンス・ヴァルキュア大公を放逐することに手を貸した人間。そのため、彼の子孫が
ローレンス・ヴァルキュア大公に命を狙われることとなった。未来予知の能力がある。
西部辺境統制官であり、
バイロン・バラージュ男爵の父親。
神祖の息がかかった典医
カリオールを使って、昼夜の区別なく奇態な実験に明け暮れていた。2メートルを超す長身で、面長の顔。頭部に赤い宝石のついた笏杖を武器として使う。
ギリガンに雇われている。50歳近い男で、自分の領地を規定することにより、その空間は彼の意思によって変化する。
重力を変化させたり、空気中にニンニクの成分を含ませたりできるのである。
サモンに思いを寄せている。
「流血の伯爵夫人」と呼ばれ、恐れられる。若さを保つため、大勢の人間の血を奪った。そのため、5000年前に
神祖に封印される。
兵器の製造で有名な
ラージン村中の兵器を管理する少女。卓越した反射・運動能力と精神力を有している。赤子の時に捨てられ、15歳のときに予備電子脳や高感度センサーなどを体内に埋めこまれた。60ミリ粒子砲と誘導ペンシルミサイル200発、火炎放射器二基、短針銃一基、高性能透過レーダー、電子障壁がついた直径二メートルほどの丸い兵器を扱い、子宮に小ブラックホール発生装置が備え付けられている。
サクリ村の不良娘。15メートルの鎖分銅を操る。5歳のとき、
薔薇姫に一家を襲われ、腹部には
白騎士につけられた十字の傷が残っている。
薔薇姫と
ダイアンローズの四騎士に 反発するも、最後には
貴族の誘惑に陥落してしまう。
移動街区の住人。「飢餓の時代」に子供が餓死寸前だったために、半ポンド余分に合成バターを盗んでしまう。最初は穏便に処理されたが、街の掟を初めて破った男をどうしても許せなかった町長
ミンの命で射殺され、自殺に見せかけられた。 直接、手を下したのは、当時治安官助手だった
ベイリー・ハットンである。
移動街区の住人。筋肉の病にかかっていたが治療可能だったのを、町長
ミンは
移動街区を降りるのが嫌だったために 自殺させられた。
セドクの村の3代前の治安官。でっぷりと太った白髪の老人。右手にレーザーを仕込んでいる。
南部辺境随一の魔道士で、白髪の老婆。左目を黒い葉で覆っている。得意技は過去の記憶遡行。5歳のとき、30人近い野盗を切り捨てた
Dを目撃している。
Dに
ムマへ行けと指示したあと、
ユマに八つ裂きにされた。
グレコの一の子分。回転式拳銃の名手で、、抜き射ちざまに50メートル
先の蜂を撃ち落せる。
ギムレットに後頭部を一撃された。