最終更新日:2001/05/01
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パソコンには専門用語がたくさんありますが、ここは初心者にもわかるように解説するページです。
間違いなどが見つかりましたら、どしどしメール下さい。


パソコン本体ハード編(ハードとは、パソコンの部品のことを意味します)
CPU(シーピーユー) パソコンの頭脳部です。これがないと動きません。
CPUの種類
Pentium(ペンティアム) Intel(インテル)社の代表的なCPUの名称。
Celeron(セレロン) Intel社のPentiumII廉価版CPU。
Athlon(アスロン) AMD(エーエムディー)社の代表的なCPUの名称。Pentium!!!と並ぶ現在の主力CPU。
Dulon(デューロン) 廉価版Athlon。セカンドキャッシュが少ない。
K6(ケーロク、ケーシックス) AMD(エーエムディー)社の代表的なCPUの名称。
Cyrix(サイリックス) 最近Socket370用のCyrixIIIがでて復活
Retail(リテール) メーカー保証付きのもの。反対にBulk(バルク)は無保証で、販売店での保証となります。ほかにジャンクというものがありますがこれは不良品のことです(壊れていると言うことです)。
ゲタ Socket7の時代は、電圧や倍率設定が出来るアタプタを意味しCPUとソケットの間に入れていました。
Slot1の場合は、Socket370のCPUを差すための変換アタプタを意味します。
ソケット(スロット) CPUを差し込む形状を意味します。
ソケットの種類 Socket7(ソケットセブン) 数年前まで主流だったソケットです。CPUの裏に足が一杯生えているのがこれです。PentiumやK6、M2などが装着できます。
Slot1(スロットワン) 現在主流のソケット(スロット)です。ファミコンのカセットの様な形をしています。
PentiumIIやPentium!!!、Celeronが装着できます。
Socket370(ソケットサンナナマル?)-PPGA Socket7とほぼ同じソケットです。Celeronのみが装着できます。
Socket370(FC-PGA) 上記Socket370と同じ名称ですが、Pentium!!!が装着出来るように改良された物です。Celeronも装着できます。
SlotA(スロットエー) AMD社Athlon専用のスロットです。外見はSlot1とほぼ同じです。
ただし互換性はありません。
SocketA(ソケットエー) Dulon専用のソケットです。外見はSocket370とほぼ同じです。
互換性はありません。
マザーボード パソコンの元になる基板です。この基板に色々な部品を装着します。
用語解説 AT(エーティー) 数年前まで主流であったマザーボードの規格です。周辺機器用のコネクタはマザーボードから配線を引き出してケースに固定します。また電源ケーブルは2本必要で、左右に分離して接続します。
ATX(エーティーエックス) 現在主流の規格です。各周辺機器用のコネクタがマザーボードと一体化しています。また、電源コネクタも一カ所のみで供給されます。
ATの電源、ケースとは全く互換性がありません。
Chipset(チップセット) マザーボードの場合は、CPUとI/Oの橋渡しをする部品のことを意味します。
代表的なものに440BX、810、820(Intel)、ApolloPro(VIA)などがあります。
PentiumにはIntel製のものが最適化されているらしく、メモリアクセスなどが他に比べて速いです。
Serial(シリアル) RS232C(アールエスニーサンニーシー)のことです。モデムやTA(→用語解説)を接続する所です。9pinのコネクタで、日本で代表的なパソコンであったPC9801シリーズのものと形が違うので注意して下さい。
Parallel(パラレル) プリンタポートのことです。DOS/V(ドスブイ)の世界ではここにスキャナなども接続できます。25pinのコネクタでPC9801のRS232Cとそっくりなので誤接続しないように注意して下さい。
VGA(ブイジーエー) モニタ(Display)を接続する所です。PC9801のものと違い、コネクタのpinが3段になっています。PC9801の古いモニタは接続できません。
USB(ユーエスビー) スキャナやプリンタ、キーボード、マウス、CD-Rなど何でも繋ぐことができます。
電源をいれてまま抜き差しが可能なポートです。今後はSerialやParallelにとって変わり主流となるでしょう。
IEEE1394(アイトリプルイー) 最近できた規格のポートです。DigtalVideoカメラを接続することが出来ます。今後はHDDなどの高速デバイスが接続出来るポートとして一般化してゆくと思います。
ISA(アイサ) 拡張カードを取り付ける場所(バス)の規格です。現在はあまり使用されなくなっています。長いコネクタが前後にあり、マザーボードの下の方にあります。だいたい黒色になっています。
PCI(ピーシーアイ) 現在主流のバス規格です。ほとんどの拡張カードがPCIバス用です。白色のコネクタとなっています。
AGP(エージーピー) 最近できたバス規格です。ビデオカードだけが装着できます。薄茶のコネクタでマザーボードの上のほうにあります。
OnBoard(オンボード) 普通マザーボードに、いろいろな拡張カードを装着してパソコンを作り上げるのですが、拡張カードと同等の機能がマザーボード上にある場合OnBoardと言います。
よく有るのはサウンドカードやビデオカードがOnBoardになっている場合です。
但し、OnBoardの拡張カードは単品ものに比べて性能が劣ったり、他の拡張カードと取り替えが出来ないなどのデメリットがたくさんあります。
後々にグレードアップするつもりがあるのでしたら、できるだけOnBoardのないマザーボードを選択しましょう。
BIOS(バイオス) マザーボードのプログラムのことです。CPUの設定や拡張カードの設定などを行い記憶しています。非常に大事なものでこれが消えたり化けたりするとマザーボードは使えなくなります。
一般的にちゃんと部品を付けたのに画面が何も写らない場合はBIOSが飛んだと総称し、泣く泣くマザーボードを買い換えることになります。
BIOSの変更は一般的なAWORDタイプの場合、電源ONでdelキーを押すと設定画面が出ます。前述した様、扱いには注意が必要です。
PnP(プラグアンドプレイ) Windows98からサポートされた機能で、マザーボードのBIOSにも設定項目があります。
色々な拡張カードを増設した際に、うまく動作するように設定してくれる機能です。
ただし完璧ではないので、OS側で若干修正が必要な場合もあります。
ビデオカード 画面表示をする拡張カードです。これがないとモニタには何も写りません。
用語解説 AGP マザーボードの項目でも説明しましたが、ビデオカード専用のバス規格です。規格が新しいためSocket7のマザーボードではうまく動作しない場合がたびたび有るようです。
nVIDIA(エヌビディア) Riva(リーバ)シリーズのビデオチップメーカです。
代表的なものに、Riva128、RivaTNT2、GeForce256があります。
現在最も売れているチップメーカだと思います。
3Dfx(スリーディーエフエックス) Voodoo(ブードゥー)シリーズのビデオチップメーカーです。
代表的なものに、Voodoo2、Banshee(バンシー)、Voodoo3があります。
なお、Voodooシリーズ専用の描画ルーチンでGlid(グライド)というものがあります。これはDirectXが遅れいまいちのため開発された専用描画ルーチンです。
nVIDIAに買収されてしまいました
S3(エススリー、エスキューブド) 数年前には一世を風靡したビデオチップメーカです。
ポルシェの名前を冠した、924、968シリーズは当時最速を誇りましたが、その後3Dに乗り遅れ、Virgeシリーズで失敗、Savageでも失敗し続けました。
2000/08でビデオチップ製造を打ち切りました
Matrox(マトロックス) Millennium(ミレニアム)シリーズで有名なメーカです。
S3の968と当時競っていました。高価なビデオカード(当時\50,000)にも関わらず、神話のようによく売れていました。
近年S3と同様、3Dに乗り遅れていたのですがG200、G400のGシリーズで見事復活し、nVIDIA、ATi共に活躍しています。
ATi(エーティーアイ) ALL-IN-WONDER、RADE-ONシリーズで有名なメーカです。
数年前のメーカー製パソコンのほとんどにRAGEシリーズやMachといったチップが乗っていました。
OEMにめっぽう強いメーカです。
サウンドカード 音を出すためのカードです。これがないとピッという音ぐらいしかでません。
用語解説 SoundBlaster(サウンドブラスター) シンガポールのCreative(クリエイティブ)社が出しているサウンドカードの名称です。DOS時代に代表的なカードメーカとなり、現在のWindowsでもリファレンスボードとなっています。
現在SoundBlasterLive!シリーズが主力です。
MIDI(ミディ) 音楽を演奏する為の規格です。31.25kbpsのシリアル通信で楽器とパソコンのやりとりをします。
チャンネルは16CH同時に使用できますので同時に16台の楽器をコントロールできます。
なおインターフェースは、サウンドカードのゲームポートに内蔵されていますので専用ケーブルを接続すれば使用できます。
GM(ジーエム) MIDIで演奏する際の音源の規格です。
Roland(ローランド)社の開発した規格ですが、Windows98では標準規格として採用されました。
GMを拡張したGSというものも有ります。
XG(エックスジー) YAMAHAが開発したMIDI音源の規格です。
GMとほぼ互換となっています。
メモリ マザーボードには一切メモリは乗っていません。BIOS画面を出すだけでも必要です。
用語解説 SIMM(シム) Socket7の時代に主流であったメモリの規格です。
大体は72pinのものになります。
FP(ファーストページ)とEDO(イーディーオー)というタイプがありました。
なおPentium機には同じ容量のSIMMを2枚づつ差すという決まりがありました。
DIMM(ディム) PentiumIIが出始めたころにあった規格です。
168pinのものになりますが、アクセスタイミングが特殊なものなど色々あり互換性に乏しかったです。
昔のDIMMが今のマザーボードに使える可能性は少ないと思います。
SDRAM(エスデーラム) 現在の主流です。
DIMMの一種ですが、規格がほぼ統一化され互換性もあります。
66MHzで動作するものと100MHz、133MHzの3種類があります。
またアクセスタイミングでCL2、CL3といったものがあります。
今、お店で普通に売っている物は100MHzのCL2かCL3ですがどんなマザーボードでも大概使用可能です。
ハードディスク パソコンのOSやソフトを保存する装置で絶対に必要です。
用語解説 IDE(アイディーイー) HDDの規格です。
現在販売されているHDDはほとんどがIDEです。
マザーボードには4台のIDE機器が接続出来るようにコネクタがあらかじめ用意されています。
CD-ROMもほとんどがIDEになります。
IDE規格上は8台まで認識できるようです。
SCSI(スカジー) 数年前まではハードディスクはSCSIというのが普通でした。
しかし接続するために専用のインターフェースボードが必要なため、現在はほとんど使用されていません。
しかしCD-Rには、SCSIが最適なためそういった用途では使用されています。
各接続機器ごとにID番号を設定する必要があり、合計8台接続できます。
ただし7番はインターフェースカード自身で使用しますので、実際には7台しか接続できません。(0番から6番)
ATAPI(アタピ) IDEと同じ様な意味合いで使用されています。
ほぼ同じことだと思って下さい。
ULTRA ATA33 IDEのデータ転送規格です。最大33Mbyte/secの速度でデータのやりとりが出来ます。
最近ATA66やATA100といった、高速でやりとり出来る規格ができ、ハードディスクの転送速度は飛躍的に速くなりました。
ただ、どちらも専用のインターフェースが必要な場合が多いので注意して下さい。
Master(マスター)、Slave(スレーブ) IDEのハードディスクが4台接続できると前述しましたが、その区別をするため、IDE機器にはジャンパピンが付いています。
Primary(プライマリ)-Masterが一番始めになり、つづいてPrimary-Slave、Secondary(セカンダリー)-Master、Secondary-Slaveの順になります。


ソフトウェア編(Windows一般)
Windows(ウィンドウズ) 語弊があるかもしれませんが、現在最も一般的なOSです。
用語解説 OS(オペレーションシステム) 最も基本となるソフトウェア(以下ソフトと略)です。
一昔前はMS-DOSと呼ばれるOSでしたが、近年はWindowsが普通になりました。
UNIX(ユニックス)やLinax(リナックス)などもOSですが、素人には関係のないOSです。(一般人向けのアプリケーションはありません)
Windowsの歴史 Windowsは2.0→3.1と進化し、Windows95で爆発的にヒットしました。
その後、Windows95OSR2、Windows98、Windows98SEと変わってきています。
大きな特徴として
Windows3.1→ウィンドウがタイリング表示出来るようになった。
Windows95→ファイル名の長さが8文字以上OKになった。デスクトップにアイコンが自由に配置できるようになった。
Windows98→拡張カードが自動的に認識出来るようになった。USBなど新しいインターフェースが使用可能になった。
WindowsMe→マルチメディアが強化されたWindows95系列最後のOS。とうとうリアルモードDOSがなくなり、32bit化がかなり進んだ。今後はNT系列のWindows2000と統合される。

なおWindowsにはNTと呼ばれる業務用のOSも存在しますが、一般的には使いにくいOSです。
最近雑誌で騒がれている、Windows2000はWindowsNT4.0の後継OSです。
CPUが500MHzぐらいでは、全然使い物になりません。
Explorer(エクスプローラ) Windows95から採用されたファイル管理用のソフトです。
ファイルのコピー、削除といった一般的な操作から、ソフトの実行、FDDやHDDのフォーマットといった作業まで行えます。
エクスプローラの操作がひととおりできないとWindowsは使いこなせません。
スタートメニュー 画面下部左側の”スタート”のことです。
ここから、ソフトの実行や各種設定、Windowsの終了などを行います。
タスクバー Windows95からついたもので、画面下部のバーのことです。
現在呼び出されているソフトが表示されていて、ワンタッチで切り替えることができます。
タスクトレイ 画面下部右側の時計が表示されている部分です。
タスクバーと似ていますが、こちらはシステムに常駐し簡単に終了しては困るものソフトが表示されています。
システムトレイ 画面下部左側の、スタートメニュー横にある部分です。
通常はインターネットエクスプローラとメールソフト、チャンネルが表示されています。あと一つは画面上の全ての窓を最小化するものです。
ここに登録されているソフトはシングルクリックで起動することが出来ます。
コントロールパネル Windowsの各種設定を行う部分です。
「スタート」−「設定」で呼び出すことができます。
ソフトの削除や、新しいハードウェアの設定、画面設定、プリンタ設定など重要なものがたくさんあります。
補足説明 エクスプローラの動作について

マウスの操作に慣れないと思った様に操作できません。
マウス左右のボタンと、動作について簡単に説明します。

マウス左ボタン Windowsでは通常2ボタンマウスを使用しますが、マウスをクリック(プッシュ、ピック)と言うと、通常は左ボタンを押すことを意味します。
左ボタンはほとんどの場合”OK、決定”を意味します。また、キーボードのEnterキーもほぼ同じ機能になります。

マウス右ボタン ほとんどの場合、サブメニューが開きます。どんなメニューが出るかはソフトによって違いますが、現在の作業時に最もよく使うと思われるメニューがでてきます。

ドラッグ マウスの左右どちらかのボタンを押しながら、マウスを移動させることです。
アイコンや、ファイルの場合は
同じドライブ内で、実行ファイル(拡張子が.com、.exe以外)は移動になります。
ドライブが違う場合はコピーになります。
なお拡張子が.com、.exeの場合は同一ドライブに関わらずショートカットが作成されます。
同じドライブ内でコピーしたい場合や、.com、.exeファイルのコピーをしたい場合は右クリックを押しながらドラッグします。
ショートカットのアイコンには左下に矢印がつきます。
ショートカットは、ファイルそのものではなく見出しのようなものですので、誤って消してしまっても大丈夫です。

削除 アイコンやファイルをマウスでクリックし、削除するとゴミ箱に入ります。
いっぱいになるまで、ゴミ箱内にありますので誤って削除した場合はゴミ箱から取り出せば元通りになります。
Deleteキーを押しても削除されます。
キーボードショートカット Windowsではマウスを多用しますが、うまく操作が出来ずにいらいらすることが多々あると思います。
ほとんどの操作はキーボードでも代用できます。
マウス操作がうまくできない場合は、キーボードも併用しましょう。

ctrl+c 反転表示されている文字列をクリップボードにコピーします。
★クリップボードとは、一時的に記憶しておく場所です。
ctrl+x 反転表示されている文字列をクリップボードに移動します。
上のcrtl+cと似ていますが、こちらは画面上からは削除されます。
ctrl+z 今行った操作を無効にします。
undo(アンドゥー)という操作になります。
crtl+y undoを無効にします。リドゥーという操作です。
ctrl+v クリップボードに記憶していた文字列を呼び出します。
ctrl+a box内の文字列を全部反転表示させます。
shift+矢印キー 文字列を反転表示させます。
alt+f4 アプリケーションを終了します。何回も押しているとパソコンの終了画面までいきます。
ctrl+esc Windowsスタートメニューを表示します。
shift+F10 マウス右クリックと同等で、メニューが表示されます。