最終更新日:2005/08/25
簡単家庭内LAN構築 戻る

わたしは現在7台のパソコンをLANで接続し使用しています。ADSLなどの高速インターネットが一般的になってきた今、LANの構築は必須となっています。
ここでは一般家庭での簡単なLANの構築について説明します。

最も簡単なLAN(パソコン2台をつなぐ)
用意する物
1)LANカード2枚(100BaseTXもしくは1000BaseTのもの)。USB接続のものは高価、速度が遅いなどの理由でおすすめできない。
2)LANケーブル(クロスタイプ)

LANの接続方法
2台のパソコンにそれぞれLANカードを差し、あとはLANケーブルでつなぐだけ。
Windows98SE以降であれば自動的にTCP/IPプロトコルでLANが使用できるようになります。

ファイルの共有
共有したい(両方のパソコンで見たい)ドライブ、またはホルダをエクスプローラなどで選択し、右クリックすると共有(H)があります。そこで設定できます。
なお無印Windws98やWindows95はTCP/IPのプロトコル追加、ファイル共有サービスの追加、アドレスの設定などが必要になり少しややこしいです。
簡単なLAN(パソコンを複数台つなぐ)
用意する物
1)LANカードをパソコンの台数分
2)LANケーブル(ストーレート)を台数分
3)HUB(ハブ)接続するパソコンの台数分のポートがあるものをを購入します。LANカードが100BaseTXなら10/100BaseTX用を購入すれば良いのですが、1000BaseTのLANカードを装着した場合は、1000BaseTタイプを購入しないと速度がでません。

接続方法
それぞれのパソコンにLANカードを装着し、LANケーブルでHUBに接続します。

ファイルの共有
上記と同じです

注意)HUBにはUPLINKやカスケードといったポートが必ずあります。これは他のHUBと接続したり、ADSLモデムやTAと接続する際に使用します。一般的にパソコンは接続しません。
メモメモメモ(後日整理します)初心者向けではありません
プリントサーバーの接続
プリンタに小型プリントサーバーを直結し、ネットワークプリンタとして使用することができます。
ただしWindowsNT系のOSには最初からTCP/IPネットワーク印刷のプロトコルが用意されており、簡単に印刷出来るのですが、Window98系のOSにはこのプロトコルがありません。
一般的にはプリントサーバーを購入すると添付されているのですが、フリーソフトもあります。
HLPRMON(http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se048195.html)
わたしはcoregaのプリントサーバーを使用しているのですが、上記のTCP/IP印刷ソフトの方が使いやすいため入れ替えています。

スプールの形式
EMFにすると印刷完了まで、アプリケーションは操作できなくなる。
通常はRAWの方がよい
LANケーブルの結線

LANケーブルには8本の線が入っていますが、使用しているのは4本です。残りはノイズ対策のため使用しています。
短い距離であれば4本のみでも使えます。どうしてもLANの太いケーブルが敷設出来ない場合は電話線で配線することも可能です。
スイッチングハブとは
通常のハブの場合パソコンの台数が増えるにつれ、速度が低下していきます。これはネットワークにデータを送っていないポートにも同じように帯域が割り振られる為です。
これを解決するためにスイッチングハブがあります。このハブを用いると必要のないポートには帯域を割り振りません。また大量にデータを送受する必要の有るポートには最大限帯域を割り振ります。その際でも、それ以外での送受には影響が出ません。
以前はスイッチングハブは大変高価でしたが、今は普通のハブ(リピータハブ、ダムハブという)の約2倍くらいで買えます。
たくさんのパソコンを接続する場合は、スイッチングハブを使用したほうがよいでしょう。

なおADSL用のルータはたいがいスイッチングハブを使用していますので、効率よくデータを送受できます。
→昨今(100BateTX以降)のハブはすべてスイッチングハブになっており、リピータハブは存在しません。
WindowsでのTCP/IPを使用したネットワークTIPS
ネットワークコンピュータで自分以外が見えない
1)ワークグループは同じでないと見えません。その場合はネットワーク全体で見えるはずです。

ワークグループが同じなのに見えない
1)TCP/IPのIPアドレスを手動で設定している場合はサブネットマスクが同じでないとダメです。さらにIPアドレスの上2つが同じでないとダメです。
例1)パソコンA・・・・IPアドレス192.168.1.1、パソコンB・・・・192.168.1.2。サブネットマスクはどちらも255.255.255.0
→正常に繋がります
例2)A・・・・192.1.1.1、B・・・・192.168.1.2。サブネットマスクはどちらも255.255.255.0
→繋がりません