最終更新日:2000/06/10

CASSIOPEIA E-500購入使用記 戻る

1.購入に当たって
他には、ZAURUS、MI-310とM110、CASIOPEIA E-55も検討しました。
ZAURUS Pocket MI-110M
モ丿クロでバッテリが単4で寿命も長く魅力的でしたが携帯のケーブルが\20,000もする為却下となりました。
ZAURUS Color pocket MI-310(SH3 66MHz)
力ラーで反射型の為バッテリが単4で寿命も長く公称30時間が魅力的でしたが、色があまリきれいでない、
バックライトをつけると何時間もつか判らない、メモリが10Mしかないので色々ソフトが入らない。
10円メールができない。もう少しでモデルチェンジしそうで却下。
→予測通りすぐにMI-EX1がでました。
CASSIOPEIA E-55(VR4111 69MHz)
E-55 最後まで悩みました。モ丿クロですがバッテリ寿命が長く単3が使用可、WindowsCEでメモり16Mなのでソフトも入る、
携帯アダプタも安い。でもCPUが遅いためレスポンスが悪いのではと却下。
2.E-500の購入
E-500に決め、さあ購入しようと店に行きましたが展示すらしていません。(1999年4月4日)
購入意欲が少しなくなりかけていましたが、たまたま仕事中に立ち寄ったお店で3台も在庫があり、即購入しました。

一緒にデジタル携帯電話用ケーブルも購入しましたが、E-500が\83,000(税込み)、ケーブルが\4,200(税込み)でした。
3.早速使ってみる
説明書を見ながらメインのリチウムBATを入れてACアダプタを接続し充電開始。
完了まで5〜6時間とありますが、早く使ってみたいので早速電源0N。
まずタッチパネルの調整を行い、次に時計の設定0Kでセットアップ完了。
Microsoft WindowsCEの画面が表示、スクリーンをタップして完了。
あれ?!いくらタップしても先へ進みません。え〜い電源0FF、再度0Nで、あれまっ白。
初期不良が頭をよぎります。もういきなりメモりオールクリアです。
また一からやってみますが同じです。どうしよう。
バックアップ用の電池がまだ入っていません。これを入れましょう。
再度0N。うまく画面がでました。ほっとしました。
レスポンス悪くありません。初代ZAURUSは結構おそかったので気になりません。
いきなり続けてソフトのダウン口ード−インストールを行いました。
4.接続ソフトのインストール
クレードルを母艦となるパソコンにRS232Cで接続しE-500をのせます。
つづけてWindowsCEサービスをインストールします。これがないE-500にソフトを入れることはできません。
インストールが完了すると、母艦のマイコンピュータにモバイルデバイスが増え、データおよびプログラムは
モバイルを一つのHDDと同じようにコピーしたり削除したりができます。
但し、RS232C接続ですので速度は遅いです。
なお初期設定ではスピードが19,200bpsなのでこれを115,200bpsに変更します。
母艦側の設定
「コントロールパネル」−「システム」−「デバイスマネージャ」でモデムを開きます。
E-500のクレードルを接続しているCOMポートを開き、モデムプロパティの接続速度を115200に変更します。
E-500側の設定
「スタート」−「設定」−「通信」でPCとの接続のタブを選び、接続の変更でシリアルポート@115kを選択します。
5.色々なソフトをインストール
E-500にはボーナスCD-ROMがついてきます。
わたしは、イメージビューワーと、WebブラウザのNetFrontを追加しました。
あと、10円メールの申し込みもしたかったのでその対応ソフトも追加しました。
メーラーは最初からOutlookが入ってますので、ダイアルと受信トレイの設定を行います。
ダイアル設定
まず発信元の設定を、「スタート」−「設定」−「ダイアル」で行います。
続けてダイアルアップの設定を、「スタート」−「プログラム」−「通信」−「リモートネットワーク」で行います。
内容はWindows98のダイアルアップとほぼ同じです。
アカウント、DNSは空白で0K。
モデムはデジタル携帯電話の場合PDC Plug-In Modemを選択。
次へで電話番号を入れ、市外局番としてダイアルのチェックを入れて完了です。
受信トレイの設定
「スタート」−「受信トレイ」−「作成」で「オプション」を選択し、サービスを追加します。(インターネットメールを選択)
接続には先ほど入れた発信元の設定を、POP3ホストやユーザIDなどは母艦で設定しているものと同じでOKです。
他の設定はデフォルトで良いと思います。(メールはサーバーに残ります。また添付ファイルは開きません。)


購入後、約1年経過しました。使用した感想は以下の通りです。
1.Outlook98との連携
母艦のWindowsCEサービス設定でデータをシンクロさせると、母艦CドライブのMy Documentホルダ内にE500 My Documentのホルダができます。これはE-500本体のMy Documentとシンクロしており、このデータが変更されるとリアルタイムでE-500本体も書き換わります。
モバイルデバイスは共有化ができませんので、外部からLANでデータ変更時には E500 My Documentを変更すればよいので便利です。
2.バッテリー寿命
意外と長持ちします。と言っても、連続で4時間ほどですが。
もともとLibretto50でモバイルしていましたので、帰宅したら即充電の癖がついてます。
これを行ってますので、外出先でバッテリーが切れて困ったことは有りません。(リチウムBATで良かった)
他のPDAと同じように考えてはいけません。(小さな小さなサブノートだと思えば良いのです)
3.携帯電話による、インターネット接続とメール送受信
これがやりたくて、E-500を購入したのですから毎日のように接続しました。電話代が心配です(^_^;)
モデムの設定で、呼び出しのオプションの待ち時間経過後に呼び出しをキャンセルするを50〜58秒に設定しないと携帯でうまく接続できないそうです。(わたしは120秒のデフォルトで接続できましたが)
ただ、最近のホームページは800x600以上を必要とする作りなので240x320の画面では苦しいです。
私のホームページもとりあえず、メインだけは240x320対応にしましたが、これからもっとPsPC用のホームページができればいいなあと思います。
i-modeであっても、接続の設定は同じでOKです。
N501iとP501iで接続テストしましたが、問題なく通信できました。
4.メモリ容量
32Mbyteということで、すぐに一杯になるのではと心配していましたが、モバイルビデオプレーヤ(サンプル含む)を入れてもまだ余裕あります。
MP3データを入れるとさすがに厳しいですが、通常のアプリとデータ程度なら十分かと思います。
今現在、NextTrain、Train、Runman、TascalExplorer、NetFront、Kpad、PowerToys、BSQUARE、イメージビューワ、ポケットデータベース、モバイルオーディオプレイヤー、10円メールマスター、スケジュールビューワをいれて使用メモリは約4Mbyteです。
5.不具合?
a.なぜかバッテリの残量がでません。(そういう仕様のようです)
b.いろいろさわっていると、ハングアップしたようになります。(裏のリセットキー時々押しましょう)
c.母艦のIE4.0の接続をモデムにしておくと、E-500のPC-LINKがつながると同時に母艦にダイアルアップの画面が2回もでます。(接続をLANにすると直ります)
6.10円メールの設定
普通のメーラでは10円メールは利用できないようです。(受信トレイに設定して何回接続してもダメなので気がつきました)
10円メールマスターの設定で専用のID、PASS、電話番号を入れてからメール受信します。
うまく設定できていれば、マスターネットのお知らせが受信されます。


ActiveSyncVer3.0セットアップ記(&赤外線通信設定)
11月初めに、MicrosoftからやっとActiveSyncVer3.0の日本語版が出ました。(無料です!!)
インストール方法と、赤外線ポートによる同期方法を書いてみました。
ActiveSyncVer3.0のインストールと赤外線接続の方法
1.Microsoftのサイトからダウンロードしたプログラム(MSASYNC1.exe)を実行します。ダウンロードはここをクリック!
インストールの際にWindowsCEサービスが起動していてもかまいません。自動的に終了してくれます。
2.使用許諾やインストール先フォルダを設定して先に進みます。
3.接続のところで、PsPCを赤外線モードにして、母艦の赤外線ポート付近に置いておきます。
PsPCの設定
「スタート」−「設定」−「通信」でPCとの接続を赤外線ポートにします。(このとき、”PCにケーブル接続する”をチェックしておきます)
4.次へ(N)を押すとCOMポートの確認中になり、その後 ”モバイルデバイスに接続するCOMポートを認識できません”とエラーが表示されます。 この画面で使用できる他のポートが表示されており、その中に赤外線ポート(IR)があることを確認します。もしこの項目が無い場合母艦の赤外線ポートが使用可能になっていません。
5.ここでPsPCのPCリンクを実行した後、ActiveSyncの接続画面で次へ(N)を再度押すと自動的に接続され、パートナー関係の設定画面が表示されます。
6.パートナー関係を設定した場合は、次に同期方法を聞いてきますが、複数の母艦と同期させる場合は、必ず”モバイルデバイスをこのPCのみと同期しますか”の問いかけに対し、”いいえ、2台のPCと同期します”をチェックして下さい。
接続速度について
自動的に最高速度の115,200bpsで接続されるようです。
約600件の連絡先と約200件の予定を同期するのに、1分位しかかかりませんでした。
この速度なら、わざわざシリアル接続するメリットはありませんので赤外線ポートが付いている機種をお持ちの方は是非使用してましょう。
ActiveSyncVer3.0にするメリット
速度が早くなります。
WindowsCEサービスでも115kに設定することは出来ましたが、どうも本当に115kが出ているようには思えませんでしたが、ActiveSync3.0の115kリンクは本当に早くなります。
モバイルデバイスを開いた時に表示される速度も劇的に早くなります。
設定が簡単
複数のパートナーシップ確立や、同期の設定などがかなりわかりやすくなりました。