since:2006/11/13
カントリー家具の部屋 戻る

約5年前から作り始めた、カントリー家具を紹介するページです。最初の頃は日曜大工レベルでしたが、最近はそれらしくなってきたと思っています。

レターラック(2001/10製作)
とても、カントリー家具とは呼べない代物です。材料はファルカタを使用し、電動糸鋸&のこぎりで切断後、ペーパーで仕上げ普通のくぎで組み立てただけです。

電動糸鋸はハートのくり抜きと飾りに使用しました。仕上げはニス塗りで、日曜大工か夏休みの工作レベルの仕上がりです。

それでも、製作当時は”ハートがあるとカントリーぽいね”と夫婦で喜んでいたものです。

現在は長女の机の横で、小物入れとして利用されています。
タオルストッカー(2001/11製作)
下からタオルが取り出せる
トリマーを購入して初めて製作したものです。組み立てにダボを使用したのですが、位置が合わず苦労しました。材料は相変わらずファルカタで、パイン材自体知りませんでした。
板目のことを考えずに板取したため、天板と底板が非常に弱くなってしまいました。

贅沢にもウレタン塗装で仕上げてありますが、木目の出ないファルカタにはもったいないです。
板取(天板と底板が縦目!) 組み立て中

結構実用的だったのですが、新居に引越し後取り付ける場所がなくなったので、物置に放置されています。
ウォールミラー(2001/11製作)
板取 完成 木彫オイル
玄関にかけてあった鏡(もともと三面鏡)がみすぼらしかったため、フレームを作り変えました。

富士山型のデザインをあしらい、フレームは半分ずつ削って組みあわせとしましたので、結構手間がかかりました。

塗装はワシンの木彫オイルを使用しました。このオイル、ウレタン樹脂が含有されているため、硬度が出るのでお勧めです。色はナチュラルカラーです。

現在は長女の部屋に置いてありますが、もともと壁掛け式で製作したため、いずれ自立式に改造する予定です。
FAX&電話台(2001/11製作)
組み立て途中 完成
初めての大作です。FAXをおいていた台がカラーボックスでなさけなかったので、カントリー風のものを作りました。上段は内部が2段に仕切られており、よくかける電話の一覧表と救急箱が入っています。
下段は本立てと小物入れになっており、製作当時は料理本などを収納していました。

材料にパイン集成材を使用し、やっとカントリー家具らしくなってきました。背面は見えませんが、杉集成材をパネリングのように継ぎ合わせて使用しています。

この頃から、CADを使ってデザインをしていますので、図面は今でも残っています。下部のフリル?もCADで作図し、部品として登録してありますので、いつでも同じものを作ることができます。
使用しているCADはフリーソフトのLiliCadですが、ベジェ曲線(ハートには必須)が簡単にかけるので重宝しています。→LiliCadの入手先

蝶番はカントリーっぽいものが入手できなかったため、普通のものを使用しています。

塗装に悩んだ時期で、カントリー本によく載っているワトコオイルが入手できないため、色々な塗装を買い集めました。最終的にはワシンのウッドオイル(オーク)を塗りました。ワトコのミディアムウォールナットをもう少し濃くしたような色合いです。

現在もFAX台として使用しており、中は薬など救急用品入れになっています。
チェスト(2002/2製作)
一番時間がかかり、大変だった引出し物です。4段分の引き出しを作りましたが、寸法が微妙に合わないためうまく出し入れが出来ず、何度も分解して削りました。あちこち隙間だらけになっていますので、アップでは見れません。
また組み立てにネジを用いず、すべて隠しダボを使用しため、位置合わせするのに大変苦労しました。

最悪なことに塗装の選定を失敗してしまい、いったん塗った塗装面をすべてカンナで削ることになってしまいました。

この頃から、掃除の際に移動を楽にするためキャスターを見えないように装着しています。(カントリー家具では珍しいでしょう)
板取 塗装前。
ここまではよかった
写真ではそうでもない
が、実際はひどい色
カンナで削って
塗りなおし

上記FAX台同様、現役で使用中。すでに4年たっていますが、引き出しの出し入れもスムースです。
CDラック(2002/2製作)
上記のチェストとほぼ平行作業で製作しました。扉部分は框組み風に作ってみましたが、中のパネルがシナ合板のため手間がかかった割に、出来上がりは今ひとつでした。

チェスト同様、塗料の選定に失敗しチョコレート色になってしまいました。
未塗装のほうが良かった チョコレート色になってしまった 家具に塗るものではない

この家具は引越しの際に捨ててしまいました。(塗料も)
キッチンキャビネット(2002/5製作)
仮組み状態 完成
基本的にはレンジ台ですが、炊飯器や米びつなどと共に、台所用品を一気に収納できるものということで製作しました。横幅は普通なのですが、奥行きがなんと600mmもあります。収納するもののサイズにあわせて設計しましたので、この奥行きは必須でした。

ただし、これだけの奥行きがあると材料も大量に必要となり、狭い団地で製作するのは大変でした。カットした材料を置く場所にも困りましたので、ゴールデンウィークを使用し2日間で仮組までこじつけました
炊飯器部分はスライドします
この作品で初めてワトコオイルを使用しました。近所では入手が困難だったため、わざわざ代理店から通信販売で購入しましたが、塗りやすさと出来上がりのよさに”さすがワトコ”と感心しました。
送料が少々かかっても、今まで購入して失敗した塗料のことを考えると、最初からワトコにすれば良かったと後になって後悔しました。

この家具、引越しの際に奥行きがありすぎて、外に出すことが出来ませんでした。しかしねじ止めだけで組み立てていたので、一旦分解して無事搬出することが出来ました。

新居の設置スペースには1cmの隙間を残してギリギリで入り、現在も活躍しています。
リサイクルボックス(2004/10製作)
新居に引越しして初めて製作したカントリー家具です。家の前の駐車スペースで作業できるため大分楽になりました。トリマーの作業も今までは室内で行っていたため大量の粉塵で大変でしたが、今回は外で作業ができるため心配ありません。

空き缶とペットボトルを分別するためのリサイクルボックスが引越し第一号です。中にプラスチック製のごみ箱を入れれば簡単だったのですが、費用がかかりすぎるため、木枠を組んだだけの構造になっています。そのため、強度が足らず左右の扉が微妙に干渉しています。

塗装はワトコのナチュラル仕上げ。塗った当初は薄く感じましたが、現在はいい飴色になっています。
強度に問題あり FAX台と同じデザイン 中の構造
シェルフ(2004/10製作)
リサイクルボックスと同時進行で製作しました。新居には壁がたくさんあるので、シェルフを飾る場所には困りません。89mm幅SPF材(一般的に1x4材と呼ばれるもの)を使用しましたので、かなり安く仕上がりました。

かぎを掛けられるようにフックを6個取り付けました。壁への固定方法は、シェルフの背面に穴を斜めにあけて、そこへ石膏ボード用フックのマジッククロス8を引っ掛けるようにしています。
そのため、一般的な取付方法である三角フックと違い斜めにならず、壁に密着しています。

塗装はワトコのミディアムウォールナットですが、ケチったためかなり薄く仕上がっています。
マガジンラック(2004/11製作)
カントリー家具定番のマガジンラックを製作しました。できるだけ安く製作することを考え、SPF材を使用しました。

制作費は\500とリーズナブルです。
ハンガーラック(2005/6製作)
コートや帽子をかけておくことができるものです。玄関に置くように設計しました。高さが1800mmもあるため、素材のソリに悩まされました。この作品で、トリマーを使った麦穂の彫りこみに初挑戦しました。
上部はV字ビット 下部はU字。適当に彫ったため
左右がアンバランス
背面はSPF材を5枚あわせて製作。他もすべてSPF材を使用していますので、木目がきれいに出ています。
ただ、天然木特有の松ヤニに悩まされ、最終的には木工用ボンドで固めました。

上部側面に桃の葉?模様をくり抜きましたが、ジグソーの刃が斜めになったため、裏側が悲惨になっています。

下部はベンチチェストになっており、中は収納式になっています。
ダストボックス(2005/7製作)
カントリー家具定番中の定番、ダストボックスです。SPF材を剥ぎ合わせて、280mm幅にして使用しました。簡単にできると思いきや、天板を斜めにしたため合わせが大変で、結構時間がかかりました。これも、掃除が楽にできるようキャスターが装備されています。

仮組 トリマー前 コーナ処理とキャスタ 完成
ベンチチェスト(2006/11製作)
前回のダストボックス以来、約1年ぶりの製作となりました。図案はずいぶん前に出来ていたのですが、なかなか図面にできず放置していました。(カメラやパソコンのリペアにはまっていたせいもありますが)

剥ぎ合わせが面倒なので、材料は一般的なパイン集成材を使用しました。背もたれを75度の角度にしてあるのが特徴です。底には荷重がかかると自動的にロックするキャスターを装備しています。仕上げはワトコのナチュラルです。

幅910mm、奥行き368mm、高さ650mm、座面高さ350mm
ペンスタンド(2006/11製作)
ベンチチェストの塗装が乾くのを待っている間に、図面を書いて製作したものです。約2時間とかなりの早さで完成しました。材料は余っていたSPF材の140mm幅と89mm幅を使用しました。

左のダボをのこぎりでカットする際に失敗し、少し傷をつけてしまいました。わずかな傷でも、オイルを塗ると目立ってしまいます。

小さいものですが、トリマーのV字ビットを使用して麦穂?も彫りました。やっと、ジグソーがうまく使えるようになりましたので、このような小さなハートでも綺麗に抜くことができます。