最終更新日:2004/01/17
AMD Athlon&Duron 元に戻る

安価で高性能なCPUのAMD AthlonXP。発売当初、実クロック表示でなくモデルナンバー表記で本当の性能はどうなの?と思っていたが、ライバルのPentium4と同等の性能を発揮。
最近はAthlonXPの値段が格安になり、Pentium4と同等の性能のものが、半分程度で購入できる。

いくら安いからといっても、Celeronと比べてはいけない。Celeronはクロックが高いだけで性能は全然ダメなCPUである。
Pentium4もクロックは高いが性能は、PentiumIII時代よりかなり落ちている。(Pentium4 2.0G = PentiumIII 1.4G)
ただ最新のPentium4 3.0G(HT)は別格。AMDはAthlon64で追撃しているが、今後どう出るか見物である。

AthlonXP2500+ Batonのオーバークロック耐性
倍率固定が噂されているAthlonXP2500+(Barton)の45週ものを購入しました(\9,280)
AXDA2500KV4D AQYFA 0345RPMWのロットです

使用マザーはGA-7VAX、冷却FANはWhisperRockII
温度はWindows起動後のアイドリング状態でのコア/システム温度(室温20度で測定)
周波数 FSB 倍率 電圧 温度 備考
1826MHz 166 11 1.65V 28/32 定格動作
1980MHz 180 11 1.65V 30/33 SuperPI完走
2090MHz 190 11 1.65V 31/34 SuperPI完走
2112MHz 192 11 1.65V 32/34 ベンチマーク完走
2134MHz 194 11 1.65V
Windows起動中に落ちる
2200MHz 200 11 1.65V
BIOS起動のみ
☆ベンチマークはSuperPI(104万桁)、3Dmark2001SEのみ
CPU温度確認はPC Alart4を使用したため低めになっています

SEITECのPC2700メモリを使用しているわりにはがんばっています。
PC3200を使えば200MHzも狙えるかもしれませんが、AGPバスが悲鳴をあげそうです
KT400マザーではBartonの魅力を発揮できないと思い、
nForce2マザーを新たに購入し、クロックアップ耐性チェックを行いました

使用マザーはMSI K7N2 Delta-L、冷却FANはWhisperRockII
温度はWindows起動後のアイドリング状態でのコア/システム温度(室温20度で測定)
周波数 FSB 倍率 電圧 温度 備考
1826MHz 166 11 1.65V
定格動作
2200MHz 200 11 1.55V 32/28 SuperPI完走
2200MHz 200 11 1.65V 40/35 ベンチマーク完走
2233MHz 203 11 1.55V
WindowsOK。SuperPIダメ
2255MHz 205 11 1.55V
BIOS起動のみ
2255MHz 205 11 1.65V
SuperPI完走
2288MHz 208 11 1.65V
Windows起動OK
2310MHz 210 11 1.65V
BIOS起動のみ
2365MHz 215 11 1.65V
Windows起動中に青画面で停止
2365MHz 215 11 1.7V
Windows起動OK
2420MHz 220 11 1.75V
起動せず
☆ベンチマークはSuperPI(419万桁)、3Dmark2001SEのみ
CPU温度はMBMを使用

色々テストしてみましたが、定格電圧ではFSB205MHz位が限界のようです
なぜかFSB210MHzだけが起動しません。
1.55Vまで電圧を下げてもFSB200で動作しますので夏安心です。
44週以降のAthlonXPが倍率固定になったという噂は本当でした。この状態がいつまで続くか判りませんが、FSBが上げられない古いマザーにはつらいものがあります。しかしクロックアップ耐性はかなりありそうです。
nForce2マザーとの組み合わせでは、まだまだ余力がありそうです。
\10,000以下で購入できるCPUがAthlonXP3200+相当で動作するので十分満足です。


↓ここから下は2003年5月の記事です↓
AthlonXP1700+ B-Step(苺皿)のオーバークロック耐性その2
製造中止が噂されるAthlonXP1700+(B-Step)をもう一つ購入しました(\6,480)
AXDA1700DLT3C JIUCB 0312RPMWのロットです

使用マザーはGA-7VAX、冷却FANはWhisperRockII
温度はWindows起動後のアイドリング状態でのコア/システム温度(室温28度で測定)
周波数 FSB 倍率 電圧 温度 備考
1662MHz 133 12.5 1.5V 41/?? ベンチマーク完走
2075MHz 166 12.5 1.5V
起動せず
2075MHz 166 12.5 1.62V 44/38 SuperPI完走
2125MHz 170 12.5 1.62V 46/41 同上
2150MHz 172 12.5 1.62V
SuperPI完走。3DMark2001SEが強制終了
☆ベンチマークはSuperPI(104万桁)、3DMark2001
TMPGEncで1GbyteのVOBファイルからmpeg2ファイルが作成できるかもチェックしています
今回の苺皿は期待外れです。11週以降のロットはクロックアップ耐性が落ちているという噂は本当のようです。
(それでも定格の1.46Gに対して2.1Gと約1.4倍動作ですが)
同じ買うなら製造週が10週までのものを購入した方が良いでしょう。

今回購入した石は、予備としてストックしておくことにします。


↓ここから下は2003年4月の記事です↓
AthlonXP1700+ B-Step(苺皿)のオーバークロック耐性
またまたまたThoroughbredコアのAthlonXP1700+を\6,980で購入しました
AXDA1700DLT3C JIUHB 0309MPMWのロットでCPUIDは681
某掲示板で話題の苺皿です

使用マザーはGA-7VAX、冷却FANはWhisperRockII
温度1はWindows起動後のアイドリング状態、
温度2はDVDShrinkで再エンコ中のコア/システム温度(室温27度で測定)
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 温度1 温度2 備考
2075MHz 166 166 12.5 1.5V

ベンチマーク完走
2175MHz 174 174 12.5 1.5V 41/44 46/44 ベンチマーク完走。エンコOK
2225MHz 178 178 12.5 1.5V
46/44 SuperPI完走。エンコ中強制リセット
2237MHz 179 179 12.5 1.5V
46/44 同上
2250MHz 180 180 12.5 1.5V
46/44 SuperPI、15ループでエラー
2250MHz 180 180 12.5 1.62V 46/44 52/46 ベンチマーク完走。エンコOK
2262MHz 181 181 12.5 1.62V 47/44 - SuperPIエラー
☆ベンチマークはSuperPI(104万桁)、FFベンチ、3DMark03
2003/04/27 室温27度で再測定しデータ修正
とりあえずさらっとクロックアップしてみましたが、さすが噂の苺皿です。今までのAthlonXP1700+より簡単に低電圧でクロックアップができました。CPU温度も低く素晴らしい石です。

4/22追記
1.5Vの定格電圧でもう少しクロックアップしてみましたが、高負荷で使用時に強制リセットがかかります。
DVDShrinkで再エンコを行いながら、WEB閲覧し、ホームページのメンテ、さらにMPEGビデオを再生するといった事を行い、故意に負荷をかけてテストした所FSB174MHzが限界のようです。

私の使用しているGA-7VAXはPCI/AGPが非同期に設定できず、FSB174MHzまでが33/66MHzで動作し、175〜179MHzでは35/70MHz、180MHz以上は36/72MHzになります。
CPU温度はFSBをあげていっても一定で、電圧と比例しているようです。
電圧を1.62Vにあげると、FSB180MHzでもほぼ問題なく動作します。まだテストが完全でないので常用できるかどうかは判りません。

4/27追記
FSB180MHzで2〜3日使ってみましたが、全く問題ありません。しばらくこれで常用して様子を見ようと思います。

5/31追記
気温が上昇し大阪で31度を記録。そのためCPUの温度がかなり上がり始めました。TMPGEncでエンコードを行うとCPU58度、SYS48度になります。真夏はクロックを下げないと乗り切れないかもしれません。

6/7追記
DVDのリッピングや作成を行っていると、強制リセット不具合が頻繁に発生。現在FSB166MHzに落とし1.5Vで動作確認中。
★苺皿とは・・・苺->いちご->15の意味で動作電圧が1.5Vの意味。皿はThoroughbred(サラブレッド)を意味する。
この2つを組み合わせて苺皿と呼んでいる。


↓ここから下は2003年3月の記事です↓
AthlonXP1700+ B-Step(Thoroughbred)のオーバークロック耐性
またまたThoroughbredコアのAthlonXP1700+を入手
前回はA-Stepと呼ばれる物でしたが、今回はB-Stepを\4,980で購入。
早速クロックアップのチェックをしてみました。
AXDA1700DUT3C JIUHB 0309UPMWのロットでCPUIDは681です

マザーはMAIN機のGA-7VAXで実験です
冷却FANはWhisperRockII、FANは吹き付けです
温度はベンチマーク実行直後のコア/システム温度です。
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1463MHz 133 133 11.0 1.62V 定格
1826MHz 166 166 11.0 1.62V 電圧のみ定格。22/28℃
2075MHz 166 166 12.5 1.62V Windows起動中に保護エラー
2075MHz 166 166 12.5 1.75V ベンチすべてOK。33/33℃
2100MHz 168 166 12.5 1.75V SuperPI時々エラー
2125MHz 170 166 12.5 1.75V ベンチマークx。ホットブート失敗する
*ベンチマークは、SuperPI(104万桁)、3DMark2001SEを使用
恐ろしいくらいのクロックアップ耐性です。購入価格\4,980のCPUが約\30,000のAthlonXP2600+相当で動作します。
コア温度はA-Stepよりさらに低く、夏場でも全然問題ない様子でしょう。
最近のAthlonXP1700+は、クロックアップができず熱くて冷却にさんざん苦労したAthlonのイメージを払拭し、往年のCeleron300Aを彷彿させる素晴らしい石です。

2003年04月20日加筆
春になり気温が上がってきたため、コア/システム温度が上がり始めました。
室温27度にて測定した結果は以下の通りです
温度1はWindows起動後、アイドリング状態。温度2はベンチマーク中の最高温度
コア電圧 温度1 温度2
1.6V
40/40
1.75V 42/41 46/44
1.85V
44/42
冷却系の見直しをしないと、夏場は苦しいかもしれません。

2003年04月29日加筆
このCPUはA7M266と組み合わせて実験中に焼けてしまいました。
おまけ(ロット番号の見方)
例:AXDA1700DUT3C JIUHB 0309UPMW
Uは動作電圧を示します
M・・・・1.75V
U・・・・1.6V
L・・・・1.5V
Bはステップ(Model No.)を示します
A・・・・A-Step(Model7)、ID680
B・・・・B-Step(Model8)、ID681
0309は製造週を示します
03・・・・2003年
09・・・・9週目

AthlonXP1700+は大きくわけて4つのVersionがあります

登場時期 コア Step 電圧 目標値 コメント
AXDA1700DMT3C xxxxA 2002年 Palomino A 1.75 L1オープンでクロックアップは期待できません
AXDA1700DLT3C xxxxA(偽皿) 2002年
Thoroughbred A 1.5 1800MHz 今は流通していないと思いますがL1クローズで1700+ブームの火付け役
AXDA1700DUT3C xxxxB(真皿) 2002年
12月末
Thoroughbred B 1.6 2000MHz A-Stepよりさらにクロックアップでき、値段も安い。
製造週が0250のものはクロックアップが難しいようなので注意
AXDA1700DLT3C xxxxB(苺皿) 2003年
3月末
Thoroughbred B 1.5 2200MHz 電圧が下がり発熱も少なく、かなりのクロックアップができるもの。
製造週が0311以降はあまりクロックアップできない(1.5Vでは2Gオーバーも難しい)
2003年5月現在1.5V動作のB-Stepがほとんどですが、製造週が新しくなるにつれてクロックアップ耐性が落ちています。できるだけ古いものを探しましょう。(0310位までがベスト)


↓ここから下は2002年12月の記事です↓
Thoroughbredコア1700+のオーバークロック耐性
ThoroughbredコアのAthlonXP1700+が結構いけてるとの情報を某掲示板で入手。
早速CPUを入手しクロックアップのチェックをしてみました。
AXDA1700DLT3C AIUGA 0237MPMMのロットでCPUIDは680、L1クローズ品です
まずはM7VIGマザー、冷却FANに\480で購入したPIII 1.0G用を使用。PK-OCK7/EV6の下駄に乗せ実験
電圧は可変できないので1.5V固定です。
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1463MHz 133 133 11.0 1.5V 定格動作
1662MHz 133 133 12.5 1.5V ベンチマークダメ。コア38度
1660MHz 166 166 10.0 1.5V 起動せず
1650MHz 150 150 11.0 1.5V SuperPI完走。コア38度
M7VIGではCPUの電圧が上げられないのでこの程度しか実験できません。
メモリ設定が非同期にできないので、SDRAMを使用するとこの程度のFSBで限界です。
DDRならもっと上まで動作すると思います。

次はマザーをGA-7VAXに変えて実験です
冷却FANはWhisperRockII、FANは吹き付けです
室温22度。温度はベンチマーク実行直後のコア/システム温度です。
*ベンチマークは、SuperPI(104万桁)、3DMark2001SEを使用
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1463MHz 133 166 11.0 1.5V 定格動作。23/27℃
1463MHz 133 166 11.0 1.62V 電圧のみアップ。32/36℃
1540MHz 140 166 11.0 1.5V 動作問題なし。25/30℃
1705MHz 166 166 10.0 1.5V ベンチすべてOK。31/35℃
1705MHz 166 166 10.0 1.86V 43/38℃
1790MHz 166 166 10.5 1.5V BIOSのみ。Win起動できず
1790MHz 166 166 10.5 1.62V ベンチすべてOK。35/36℃
1827MHz 174 174 10.5 1.62V TopPerformance Disabled
1869MHz 178 178 10.5 1.62V 再起動に失敗する。SuperPI104万桁OK
1875MHz 166 166 11.0 1.5V 起動せず
1875MHz 166 166 11.0 1.62V 3DMark2001起動せず。35/36℃
1875MHz 166 166 11.0 1.75V ベンチすべてOK。42/40℃
1875MHz 166 166 11.0 1.86V 45/40℃
1960MHz 166 166 11.5 1.86V 起動せず
2046MHz 166 166 12.0 1.86V 起動せず
2131MHz 166 166 12.5 1.86V 起動せず
FSB166時の周波数が計算通りになっていませんが、これはGA-7VAXがDipSWを166MHzに設定しても
TopPerformanceをEnabledにすると+3%され170.5MHzになるるためです
電圧もなぜか+5%で1.62V、+7.5%で1.75Vとなってしまいます
11.5倍以上は電圧を上げても起動しません。限界がこのあたりにあるようです

年末年始の休みでクロックアップ耐性を細かくチェックしてみました。
166*11=1875はやはりホットブートに失敗します
同様に175*105=1838以上もホットブートに失敗します
ベンチマークなら178*10.5=1869MHz、170.5*11=1875MHzでもOKです
素晴らしいクロックアップ耐性です。購入価格\6,980のCPUがAthlon2000+以上の性能で動作します。
クロックアップ時のコア温度もかなり低いため、夏場でも問題なさそうです。


安価なCPUのクロックアップ
Athlonも高クロック版へ主流が移り、低クロックのものは格安で手に入るようになりました。
AthlonXP1600+を\5,980の格安で入手。早速クロックアップ耐性をチェックをしてみました。
バルク品を購入。色はグリーン。AX1600DMT3C AGOIA 0236XPKWのロットでL1オープン品です
冷却FANは\480で購入した河童Celeron用リテールでAMDとIntelのコラボレーションを実現。
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1066MHz 133 133 8.0 1.75V 動作には問題なし
1200MHz 150 150 8.0 1.75V 動作には問題なし
1328MHz 166 166 8.0 1.75V 起動せず
1400MHz 133 133 10.5 1.75V 定格動作
1662MHz 133 133 12.5 1.75V ベンチOK。3DMark2001実行で46℃
AthlonXP2000+相当で動作し、結構クロックアップできる石です。
AthlonXPのL1クローズをはんだ付けでチャレンジして見たのですが大変苦労しました。

L1のランドに予備はんだを盛るのがなかなかできず、結局はんだごてを寝かして”べたー”とはんだを付け、こて先をきれいにしてもう一度ランドをなぞって余分なはんだを取り除きました。

L1のジャンパは当初太めの線で接続してみましたが、つき具合をチェックしようと”ちょんちょん”とひっぱったところ、L1のランドがもげて無くなってしまいました。(゚◇゚)ガーン
一旦はあきらめかけたのですが、それ以外のL1をはんだ吸い取り線をほぐした線を使って無事接続に成功しました。
溝は修正液で埋めました 汚いはんだです。おまけに
一番右のランドが。。。
現在このCPUは予備でストックしています。年末年始の休みで余っているASUS A7M266と組み合わせて、現在稼働中のCeleronマシンと入れ替える予定です


CPU冷却FAN比較
マザーボード・・・・GIGABYTE GA-7VAX Rev1.1 BIOS F6
CPU・・・・Athlon2000+を140*12.5にクロックアップ。電圧は1.75V定格
室温22℃にて測定

Windows起動 ROログオン ROプレイ中 備考
KANIE
Hedgehog294M
51℃ 56℃ 60℃ FANをSANYO(109R0612S406)に
変更
36℃ 36℃ 39℃
Speeze
WhisperRockII
38℃ 44℃ 46℃ FANは吹き付け(標準)
35℃ 38℃ 40℃
Speeze
WhisperRockII
40℃ 45℃ 47℃ FANを吸い出しに変更
32℃ 32℃ 33℃
上段CPU温度
下段システム温度
ROはラグナロクオンラインの略
WhisperRockIIを装着した状態
当方の実験結果では、KANIE Hedgehog294MよりWhisperRockIIのほうが冷えるようです。
またCPUファンが8cm 2500rpmなので、KANIEの標準6cm 5800rpmよりかなり静かです。

今回のKANIEはFANを4800rpmのSANYOに変更しているので冷却能力が若干低下していますがそれを考慮してもWhisperRockIIの方が冷えるようです。

KANIEもDELTA 6800rpmの高速FANをつければ冷えるのですが、爆音になるためとても耐えられません。

WhisperRockIIの取り付けは非常にやりづらいです。金具が固いため一旦8cmのFANを外してから取り付けたほうが良いでしょう。なおCPUと接触する箇所にはあらかじめシリコングリスが塗られていますのでそのまま装着しても問題ありません。(ちょっと塗りが分厚いですが)

私の所有しているGA-7VAXのようにPAL8045Uが取り付けられないマザーボードには特にWhisperRockIIがおすすめです。6cm仕様のヒートシンクに8cmFANを取り付けるために高いお金をだしてダウンバーストを購入するくらいなら、\3,500ほどで購入できるWhisperRockIIを使用した方が安くあがります。今はさらに性能をアップしたFalconRockII(コアと接する部分に銅柱が埋め込まれている)が出ていますのでそちら購入すればより効果的でしょう。


↓ここから下は2002年11月の記事です↓
MobileDuronのクロックアップ
最近のブームに乗り、静音PCを製作しようと思い立ちました
MobileDuron800が\1,980の激安価格で手に入りましたので早速クロックアップテストを行ってみました
バルク品を購入。DHM0800ALS1B AHHAA0133CPHWのロットでL1クローズ品です
MorgunコアでSSEもサポートされています。ただ動作電圧が1.5Vなのであまり低電圧ではありません
マザーはM7VIG、冷却FANに\480で購入したPIII 1.0G用を使用。PK-OCK7/EV6の下駄に乗せ実験です
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
500MHz 100 133 5.0 1.6V 下駄なし。
MobileDuronがBIOSでサポートされてないとこうなります
665MHz 133 133 5.0 1.6V FSBのみ変更。動作には問題なし
800MHz 100 133 8.0 1.6V 定格動作
1066MHz 133 133 8.0 1.6V ベンチマークすべて完走。コア33℃
1197MHz 133 133 9.0 1.6V ベンチマークOK
1263MHz 133 133 9.5 1.6V 起動せず
1330MHz 133 133 10.0 1.6V 起動せず
たった\1,980のCPUで1.0GHzオーバーです。なんていい時代なんでしょうか。
まだまだクロックアップできそうですが、このCPUを定格動作で静音PC用とするか
カリカリにクロックアップしてサブマシンで使うかを決めてませんのでこの程度にとどめています。
SSEも有効なので、TMPGencによるMPEGビデオ作成も快適。以前に購入したAthlon1.0Gの立場がありません


↓ここから下は2002年9月の記事です↓
AthlonXPのクロックアップ
久しぶりにマザーボード一式を変更。その際にAthlonXP2000+を一緒に購入しました。
早速クロックアップテストを行ってみました
バルク品を購入。AX2000DMT3C AGOIA0213WPEWのロットです。
当然L1オープンですが、AthlonXPは深い溝が入っているため鉛筆ごしごしができません。
木工ボンドで溝を埋めてみましたがうまくできませんでしたので、次回再チャレンジしたいと思います。
メモリはPC2700を使用し、TopPerformance有効にて早速クロックアップテストを行いました
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1660MHz 133 133 12.5 1.75V 定格動作。冷却FANはKANIE。46度
1660MHz 133 166 12.5 1.75V 動作OK
1750MHz 140 166 12.5 1.75V ベンチマークすべて完走。
1750MHz 140 166 12.5 1.75V ベンチマークすべて完走。CPU54度/SYS42度
1775MHz 142 166 12.5 1.75V SuperPI実行時エラー
1787MHz 143 166 12.5 1.75V 例外OE
1800MHz 144 166 12.5 1.75V SuperPI実行時エラー
1812MHz 145 166 12.5 1.75V SuperPI実行できず、ハングアップ
1812MHz 145 166 12.5 1.83V 電圧+5%設定。SuperPI完走。58度
BIOSでTopPerfomanceをEnabledにするとベンチマークがかなり向上します。
温度はシステム46度でCPUが58度、高負荷で62度くらいになります。

最近CPUの温度がWindows起動でも60度位(外気30度で)と高い温度となっていましたが、
冷却FANをもう一度つけ直すことで、通常使用時54度(システム44度)と下がりました。
たまには冷却FAN確認しないといけません。
ただしラグナロクをやるとCPU使用率が100%なので、CPU60度(システム48度)と上昇します。
6800rpmのDELTAをつけるとCPU温度はラグナロクをやっていても55度です。
しかしジェット機のような爆音なのでとても耐えられません。


↓ここから下は2002年5月の記事です↓
旧型Athlonのクロックアップ
MPEGデータのエンコードを早くするため、メイン機のCPUを
Duron600@950からAthlon(TBコア)に変更しました。
本来はAthlonXPがほしかったのですが、私のマザー(EPoX 8KTA2)では動作しないため、TBを購入。
→後日実験したところ、8KTA2でAthlonXPが動作することが判明

追記:あとでわかりましたが、TBコアのAthlonにはSSEがないため、
TMPGEncのエンコード速度はDuronとかわりませんでした。
今回購入したものはバルク品でAXIAR0115VPMWのもの。
L1オープンのものでしたがDuron同様鉛筆ごしごしを行いました
早速クロックアップテストの結果です
周波数 FSB メモリ 倍率 電圧 備考
1000MHz 100 133 10.0 1.75V 定格動作。冷却FANはアルファ6030。51度
1020MHz 102 133 10.0 1.55V PAL6035と4200rpmFANで使用中
1050MHz 100 133 10.5 1.75V 動作OK。倍率確認用
1100MHz 100 133 11.0 1.75V 起動せず
1100MHz 110 110 10.0 1.75V 3DMark2001 OK。HDBENCH x
1100MHz 110 146 10.0 1.85V ベンチマークすべて完走。最高温度53度
1150MHz 100 133 11.5 1.8V 起動せず
1155MHz 110 110 10.5 1.8V 動作OK
1155MHz 110 146 10.5 1.8V Windows旗まで
1120MHz 112 112 10.0 1.75V 動作OK
1120MHz 113 150 10.0 1.75V Windows旗まで
1130MHz 113 113 10.0 1.75V Windows起動OK
ベンチマークx
1140MHz 114 113 10.0 1.75V Windows起動OK
ベンチマークx
1200MHz 100 133 12.0 1.775V すべてのベンチマークOK。通常51度、最高62度
1200MHz 100 133 12.0 1.75V 冷却FANをKANIE 294Mに変更。最高56度
1248MHz 104 138 12.0 1.8V スーパーPI、3DMark2000完走。通常52度、最高58度
1272MHz 106 141 12.0 1.8V 起動確認のみ。ベンチマーク未実施。通常54度
1300MHz 100 133 13.0 1.8V 起動OK。不安定
1300MHz 100 100 13.0 1.85V ベンチマーク不可
当初L1クローズが不完全で10.5倍と13倍しか動作しなかったので、クロックアップがやりにくかったのですが、
L1クローズをやり直したところ、すべての倍率が使用できるようになりました。
その結果12倍で動作が安定しましたので、現在100x12=1200MHzで使用中です。

冷却FANがCeleron566@850時代のALFA6030のため
CPUコア温度はWEBブラウジングや、ワープロなど通常使用時で51度、
MPEGエンコードを連続して行うと55度ぐらいになります。
AMDのCPUはWindows98やWindows2000でACPI有効にしていてもhaltが無効のため冷えません。
しかしCoolON ProjectのCoolONというソフトを使用すれば、通常使用時でも34度くらいまで下がります。

2002/06/07冷却FANをKANIE Hedgehog294Mに変更しました。
気温が32度と高いため、通常使用時の温度は51〜52度とアルファ6030と変わりません。
しかし負荷をかけると、アルファで60度を超えていたのが、294Mだと56度です。
さすがうわさどおりの冷却FANです。

2002/09/14 メイン機をAthlon2000+に変更しましたので、子供用のパソコンへマザー一式を移植
安定動作重視なのでクロックアップはそこそこにし、低電圧駆動テスト中


↓ここから下は2001年1月の記事です。↓
CeleronからDuronへ
クロックアップが辛くなったIntel河童Celeronに見切りをつけ、ついにAMDへ乗り換えました。
初めて手に入れたDuronのクロックアップ報告記です

Celeronのロットはよく知っているのですがDuronのはよくわかりません
虹色に輝くきれいなコアにはAKBA0037BPCWと書いてあります
L1オープンのものでしたがDuron/Athlonおなじみの鉛筆ごしごしを行いました
早速クロックアップテストの結果です
周波数 FSB 倍率 電圧 温度 備考
600MHz 100 6.0 1.6V 30度 定格動作。アルファFAN
600MHz 100 6.0 1.775V 32度
648MHz 108 6.0 1.6V
起動OK
660MHz 110 6.0 1.6V
起動OK
720MHz 120 6.0 1.6V
Windows旗でハングアップ
744MHz 124 6.0 1.6V
起動せず
700MHz 100 7.0 1.6V
起動せず
800MHz 100 8.0 1.6V
起動せず
850MHz 100 8.5 1.75V 33度 SuperPI完走
867MHz 102 8.5 1.775V 37度 起動OK
900MHz 100 9.0 1.7V 36度 SuperPI完走
900MHz 100 9.0 1.75V 36度 起動OK
900MHz 100 9.0 1.8V
起動OK
950MHz 100 9.5 1.6V
Windows起動中に強制リセット
950MHz 100 9.5 1.7V
SuperPI実行時エラー
950MHz 100 9.5 1.75V
SuperPI実行時エラー
950MHz 100 9.5 1.775V 38度 SuperPI実行時エラー
950MHz 100 9.5 1.8V 41度 すべてのベンチマークOK
950MHz 100 9.5 1.8V 37度 ケースをミドルタワーに変更
950MHz 100 9.5 1.8V 34度 ケース後部に8cm排気ファン追加
970MHz 102 9.5 1.85V 42度 SuperPI完走
1000MHz 100 10.0 1.8V
Windows保護エラーで起動せず
1000MHz 100 10.0 1.85V
Windows保護エラーで起動せず
とすばらしい結果になりました。
苦労して河童Celeronと格闘していたのは何だったのでしょうか。
たった\4,980のCPUが950MHzで楽々動作しています。
色々クロックアップができ、しかも安いDuron。久しぶりにわくわくしてします。

2001/01/21 ケースを余裕のあるミドルタワーに変更しました。
同時に電源もAthlon対応の250W DELTA製になりました。

ここではFSB100MHzと表記されている物は、外部100MHz内部200MHzを示しています。
AMDのCPUは一般的には内部FSBで表記されていますが、マザーボードの倍率設定は
外部FSBをもとにして行いますのでこういう表記に統一しました
おまけ(DuronL1クローズの場所)