make world





make worldの利用

FreeBSD4.8Rがリリースされ、インストールをしようかと思ったが、再度構築しなおすのも
一苦労かなと思ったので、少し時間があったのと試しにやってみて、だめなら再インストール
と思っていたので、試してみました。

実際の方法ですが、
cvsupというパッケージをインストールしておきます。(cvsup-without-gui)
ソースのダウンロード
次のファイルの一部(2行)を変更します。
/usr/share/exsample/cvsup/stable-supfile

*default host=cvsup2.jp.FreeBSD.org
*default release=cvs tag=RELENG_4_8

RELENG_4_8とすると4.8の最新版のソースをダウンロードします。
また、RELENG_4だけにすると4.XのFreeBSDの最新版ソースをダウンロードします。

ソースをダウンロードしたら、シングルユーザモードで再起動します。
再起動時に、タイムをカウントダウンしている間に、enter以外のキーを押します。
その後、boot -sとキー入力します。

/bin/shで入力待ちになったら、enterを押し、次のようにキー入力します。

# fsck -p
# mount -u /
# mount -a -t ufs
# swapon -a

/usr/objの削除
# cd /usr/obj
# chflags -R noschg *
# rm -rf *

ソースの再構築

出力メッセージの保存をするとエラーが出た箇所をあとで確認するときに楽です。
# script /var/tmp/mw.out
Script started, ....
# make buildworld
... compile, ...
# exit
Script done, ...

単純に再構築する場合は、次のようにします。
# cd /usr/src
# make -j4 buildworld

オプションの-j4でプロセスを最大4個まで同時に行います。早く構築ができます。

無事に終了したら、新しいカーネルの構築をしインストールします。
# cd /usr/src
# make buildkernel
# make installkernel

新しいカーネルで起動するか、シングルユーザモードで再起動します。
無事に起動したら、新しいシステムバイナリをインストールします。
# cd /usr/src
# make installworld

終了後、うまく再起動すればOKです。
細かい設定ファイルを一部変更した方がいいです。
/etc等

あとは、実際に稼働させてみて、変更した方がいい場合は、手動で変更する。

Pen133MHzだったので、ほぼ一日がかりでした。
2003/8/26付けのFreeBSD4.8R-p4になりました。

自宅でフレッツADSLが可能になったので、サーバを立ち上げました。
2004/9/21付けのFreeBSD4.8R-p25になりました。

もう一台サーバにできるノートパソコン(TP240液晶が割れている)を手に入れたので、それをバックアップ
サーバとして稼働できるようにしたので、アップグレードする時はそれを利用しています。

その後、そろそろ4.8Rでなく、最新版の4系に変更しようと思い始めて2005年1月12日に4.9Rに変更しました。
2004/11/12付けのFreeBSD4.9R-p13になりました。

一気に4.8Rから4.11Rにあげると起動しなくなるので、1つずつヴァージョンをあげていく必要があります。
以前に4.7Rから4.10Rにあげた時にうまくいきませんでした。

さらに2月5日に4.10Rに変更しました。
2004/12/1付けのFreeBSD4.10R-p5になりました。

さらに2月8日に4.11Rに変更しました。
2005/1/24付けのFreeBSD4.11Rになっています。


ソースをダウンロードしたところで、/usr/src/UPDATINGを確認してみると
いつのソースか、何を変更したのかが詳しく出ています。