耳の日記念集会報告〈平成9年度〜〉
 
■第30回耳の日記念集会

ひとりひとりを大切にする平和で豊かな社会を

平成16年3月7日(
同志社女子大学新島記念講堂[京都府京田辺市]
参加者:約1000名

先ず、京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築くネットワーク委員長の竹谷明氏の挨拶から始まり、基調報告、集会決起(京都府南部に府立聴覚言語障害センター(仮)の早期設立を実現させよう!、すべての地域で聴覚言語障害者の健康を守り、豊かな暮らしを支える生活支援事業を実施し、デイサービス事業へと発展させよ う!、いこいの村第二次計画を発展させよう!、京都府障害者基本計画と市町村障害者計画に聴覚言語障害者のためのレインボープランを反映させ、計画の確実な策定と実施を目指そう!、聴覚言語障害者が安心して利用できる支援費制度にさせよう!、聴覚言語障害の特性を充分考慮した介護認定がされるよう介護保険制度の見直しを求めよう!、高齢聴覚言語障害者が安心して利用できるホームヘルパーの養成・登録・派遣のサービス供給体制を充実させよう!、保険代や利用料の減免など、すべての高齢者が必要な介護を受けられる真の介護保険制度を実現させよう!、高齢聴覚言語障害者が安心して入所できる特別養護老人ホームを京都市内に実現させよう!、パソコン要約筆記を含む要約筆記者の養成と情報保障機器の充実で難聴者、中途失聴者のコミュニケーション保障を一層発展させよう!、身近なところで、間こえや補聴器の相談、訓練などを受けられるよう難聴者支援事業を実現させよう!、自治体の有資格手話通訳者を増員し、身分保障の充実と健康を 守る条件を整備させよう!、手話通訳者、要約筆記者、盲ろう者向け通訳・介助者の養成・派遣事業をさらに充実させよう!、手話通訳者、要約筆記者、盲ろう者向け通訳・介効者の特殊健康診断の実施を実現させよう!、一人で悩む吃音者をサポートし、共に理解し含える環境を実現させよう!、聴覚言語障害センターの吃音相談事業などを発展させ、吃音者を取り巻く社会的環境を充実させよう!、聴覚言語障害者のための通所授産施設の充実を図ろう!、重度重複聴覚言語障害者の療護施設やグループホームの整備を進めよう!、京都市聴覚言語障害センターならびにいこいの村事業のさらなる拡充と職員の増員、労働条件の改善を実現させよう!、市町村合併後も地域聴言センターを守り、発展させよう!、聴覚言語障害者の事業発展のため、社会福祉法人京都聴覚言語障書者福祉協会後援会の拡充をすすめよう!、補装具、日常生活用具などの結付条件の制限を緩和し、間こえの保障を推進させよう!、聴覚と言語の障害による職業の資格制限の撤廃と、資格取得に挑戦できる条件整備を進めよう!、聴覚言語障害者の働く権利を守り、障害の理解促進と、雇用拡大をすすめよう!、すべての聴覚障害児・学生に豊かな教育を保障するため、早期教育相談及び通学保障、進路保障、講義保障などの条件を整備させよう!、災害時に有効な支援ネットワークの確立と聴覚言語障害者用の防災マニュアルを策定させよう!、選挙において公費による政見放送等の情報保障をはじめ、聴覚言語障害者の参政権保障を実現させよう!、すべての公共交通機関に電光掲示板を、すべての公共施設にOHP、磁気誘導ループ、電光掲示板を設置するよう町づ<り条例に盛り込ませよう!字幕放送の充実やCS障害者放送の拡大で、聴覚言語障害者のテレビ放送における情報保障を充実させよう!)、各地域活動報告の後、「デフ・パペットシアター・ひとみ」公演がありました。「ひとみ」は、千葉県を本拠地にし、メンバー11名の内4名がろうあ者です。

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■第29回耳の日記念集会

仲間の輪を広げ 平和で豊かにくらせる社会を築こう!

平成15年3月2日(
京都府長岡京記念文化会館・長岡京市中央公民館[京都府長岡京市]
参加者:約1050名
京都府聴覚障害者協会、京都府難聴者協会、京都言友会などで構成する「京都聴覚言語障害者の豊かなくらしを築くネットワーク」の主催で、乙訓の地で初めて開催しました。今年は、「仲間の輪を広げ 平和で豊かにくらせる社会を築こう!」というテーマに、府内各地から約1050人が集まりました。
午前中は、市街地をパレードして、情報を得る手段の保障や福祉施設の充実など、聴覚言語障害者が安心して暮らせる社会づくりを訴えかけた。午後からは、記念式典がありました。基調報告で、「綾部にある「いこいの村」の老人ホーム増築計画が大きく前進したこと」「南部の府立聴言センター建設に向けての取り組み」などの報告がありました。次に、「いこいの村第二次計画の実現」「聴覚言語障害者福祉のさらなる発展」「聴覚言語障害者の雇用拡大」「手話通訳者や要約筆記者の養成、派遣の公的保障の確保」「府立聴言センターの設立」などを求める27項目の集会決議を採択した。その後、記念祭典があり、地域活動報告、京都府立聾学校PTA手話サークルによる手話コーラス、聴導犬クリップ号と暮らす亀岡市在住の奥村信子さんの
聴導犬体験談発表、劇団あしたの会による手話劇「かみひとえ」、福引きがありました。また、会場には、コミュニケーション機器展や模擬店・バザーなどがありました。
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■第28回耳の日記念集会

共同の輪を広げ 夢・平和・希望に満ちあふれた社会にしよう!

平成14年3月3日(
みやこめっせ(京都勧業会館)[京都市]
参加者:約1300名(青年部からは約5名)
府内各地 の聴覚言語障害者、要約筆記者、手話通訳者ら約1300人が参加し、聴覚言語障害者の福祉の向上を訴えた。今回は、「共同の輪を広げ 夢・平和・希望に満ちあふれた社会にしよう!」を集会テーマに掲げた。主催者の竹谷明府聴覚障害者協会長が「願いが一日でも早く実現するように、ともにがんばろう」と挨拶。聴覚障害者の福祉の向上を目指す一年間の取り組みの基調報告があり、次に、
『いこいの村第二次計画の実現を契機に京都府全体の聴覚言語障害者福祉のさらなる発展を目指そう!』
『すべての聴覚障害児・学生に豊かな教育を保障するため、早期教育相談及び通学保障、進路保障などの条件を整備させよう!』
『聴覚言語障害者の働く権利を守り、企業への障害の理解と雇用拡大をすすめよう!』
『自治体に有資格通訳者の増員をはかり、公的な身分保障の実現と健康を守る条件を整備させよう!』
『パソコン要約を含む要約筆記者の養成と情報保障機器の充実で難聴者のコミュニケーション保障を一層発展させよう!』
『手話通訳者・要約筆記者派遣の有料化を許さず、公的な事業として更なる発展を目指そう』
『補聴器、日常生活用具などの給付条件を緩和し、聞こえの保障を推進させよう!』
など、聴覚言語障害者の生活支援事業を府内の全地域で実施することなどを求める集会決起を採択した。式典終了後、記念祭典があり
、各地域の活動報告、そして 福引きがありました。また、会場には、コミュニケーション機器展や模擬店・バザーなどがありました。
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■第27回耳の日記念集会

共同の輪を広げ1人1人が大切にされる21世紀にしよう!

平成13年3月4日(
京都産業会館シルクホール[京都市]
参加者:約1300名(青年部からは10名)
午前中は、府内各地の聴覚言語障害者、要約筆記者、手話通訳者ら約1000名がプラカードを手に、河原町丸太町の旧春日小学校グランド〜四条河原町〜四条烏丸の京都産業会館をパレードし、聴覚言語障害者達の要求などを京都市民にアピールした。その後、午後1時から記念式典があり、来賓の挨拶から始まり、聴覚障害者の福祉向上に向けた運動などについて基調報告があり、次に、『すべての聴覚障害児に豊かな教育を保障するための条件を整備させよう!』『聴覚言語障害者の働く権利を守り、企業への障害の理解と雇用拡大をすすめよう!』『自治体手話通訳者の増員をはかり、公的な身分保障の実現と健康を守る条件を整備すると共に、有資格者の採用など聴覚障害者のくらしを守る通訳者の採用をすすめよう!』『パソコン要約筆記等、要約筆記者の養成・派遣のための必要な公的保障を確保しよう!』『補聴器、日常生活用具などの給付条件を緩和し、聞こえの保障を推進させよう!』など20スローガンを訴え、集会決議が行われた。式典終了後、記念式典があり、各地域の活動報告、そして手話ロックバンド「シャンテ」(3人の視覚障害者と世界で1人の女性手話ロックボーカリストにより構成されるロックバンド)による目で聴くコンサート「手話ロックを聴かせて!耳が聞こえなくでも音楽は楽しめる!」がありました。また、会場にはインターネット体験や情報保障機器展や模擬店がありました。
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■第26回耳の日記念集会

共同の輪を広げ、聴覚言語障害者のくらしと老後を保障しよう!

平成12年2月27日(
宇治市文化センター[京都府宇治市]
参加者:1002名
午後1時から記念式典があり、来賓の挨拶から始まり、聴覚言語障害者の青年の方々による基調報告、そして、『すべての聴覚障害児に豊かな教育を保障するための条件を整備させよう!』『聴覚言語障害者の働く権利を守り、すべての公共機関や企業の法定雇用率の達成をすすめよう!』『手話通訳者の増員をはかり、正職員での採用など公的な身分保障の実現と健康を守る条件を整備しよう!』など17スローガンを訴え、集会決議が行われた。式典終了後、ジャパン聴導犬協会の皆さんによる『聴導犬の講演と実演』、福引きがありました。そのあと、市民アピールパレードを実行しました。
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■第25回耳の日記念集会
平成11年2月28日(
大谷ホール・婦人会館[京都市下京区]
参加者:約1000名(青年部からは約15名)
午前:府内各地の聴覚言語障害者、要約筆記者、手話通訳者ら約1000名が、プラカードなどを手に京都市役所〜四条河原町〜四条烏丸〜大谷ホールをパレードし、「すべての聴覚障害児に豊かな教育を保障するための条件整備とネットワークの確立を目指そう!」「聴覚言語障害者の働く権利を守り、すべての公共機関や企業の法定雇用率達成をすすめよう!」など17スローガンを訴えた。
午後:記念式典があり、『いこいの村・栗の木寮の更なる事業拡充のためのカンパ支援活動』『全ての公共機関や企業の法定雇用率達成をすすめよう!』『聴覚障害者を差別する法令の改正をめざそう!』などを求めた基調報告・集会決議が行われた。この後、記念祭典が行われ、京都市聴覚障害者協会中京支部・みみずく中京支部による手話劇「ほかほかごはん」がありました。
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■第24回耳の日記念集会

天田・加佐に聴覚言語障害センターを実現し、地域生活支援の平等と拡充を!!

平成10年3月1日(
大江町総合会館・駅前広場一帯[京都府加佐郡大江町]
参加者:約1000名(青年部からは約15名)
午前:府内各地の聴覚言語障害者、要約筆記者、手話通訳者ら約1000名が、プラカードなどを手に大江駅前広場(鬼瓦公園)の周辺をパレードし、天田・加佐に聴覚言語障害センターの実現などを訴えた。
午後:記念式典が行われ、『天田・加佐に聴覚言語障害センターを実現し、この地域の聴覚言語障害者への生活支援の拡充』などを求めた基調報告が行われた。この後、『参政権保障のためにすべての政見放送に手話通訳と字幕を!』『手話通訳・要約筆記の健康を守り、公的な身分の保障を!』『聴覚言語障害者への情報を保障するために、ビデオライブラリーの充実を図ると共に、著作権法の改正を進め、すべてのテレビ番組に手話通訳・字幕を!』などを求める15決議を採決した。
会場には、地域聴覚言語障害センターモデルルーム(耳鼻科医による聞こえの相談、ホームヘルプ体験、聴覚障害者など生活相談、ミニ手話・要約筆記教室、福祉機器紹介・説明・相談など)、野外アトラクション、模擬店などがありました。
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