1937年 ・再軍備加速 ・攻撃を前提とした戦争計画の具体化 ・日独伊防共協定締結 ・総統、具体的開戦時期を提案。国防相、陸軍最高司令官は再軍備遅れを理由に慎重論展開 ・ヒンデンブルク号、アメリカのレークハーストで爆発事故 (イタリア、国際連盟脱退) |
昭和 12年 |
・昭和白紙切手発行(田沢切手、風景切手、富士鹿切手) ・第1次昭和切手発行 ・愛国切手(付加金付き)発行 ・新楠公葉書発行 ・富士連合葉書額面改定 ・日中戦争激化 ・新文展(文部省美術展覧会) |
※色の表示は目安です。
1937.3.3 (水曜 Mittwoch, Wednesday)
1.防空
3Pfennig | 茶 | 防空のマークが入った盾を持つ兵士 |
6Pfennig | 緑 | 同上 |
12Pfennig | 赤 | 同上 |
このころから徐々に戦争をテーマにした宣伝切手が登場します。
・有効期限は1938年12月31日です。
1937.4.5 (月曜 Montag, Monday)
2.総統48歳誕生日 付加金付き
6(+19)Pfennig | 緑 | 総統の肖像 | 右の切手を田形に配した小型シート |
指導者個人の誕生日を記念する切手は、ドイツ初ではありませんが、明らかに個人崇拝のムードがただよう小型シートです。(総統の肖像は切手としては初の登場です。)これ以後、総統の誕生日記念切手は、毎年発行されることになります。なお、総統の誕生日は切手発行日ではなく4月20日です。
誤って1936年の年号が入った記念印の使用例があります。
・有効期限は1938年12月31日です。
1937.4.16 (金曜 Freitag, Friday)
3.第1回ドイツ切手展 付加金付き
6(+19)Pfennig | 緑 | 総統の肖像 | 右の切手を田形に配した小型シート、無目打ち |
4月16日から18日(日)までベルリンで開かれた「ドイツの切手」による切手展のための小型シートです。上との違いは、無目打ちであることです。
・有効期限は1938年12月31日です。
1937.6.10 (木曜 Donnerstag, Thursday)
4.文化基金 付加金付き
6(+19+25)Pfennig | 緑 | 総統の肖像 | 右の切手を田形に配した小型シート |
総統48歳記念小型シートと同じ形式ですが、25Pfennig分の付加金がさらに追加されている旨の記述が4カ所(各切手の脇の位置)に入れられています。
・有効期限は1938年12月31日です。
1937.8.1 (日曜 Sonntag, Sunday)
5.第4回ブラウンリボン賞競馬 付加金付き小型シート
42(+108)Pfennig | 茶 | 競争する馬 |
ミュンヘン市内のリーム(Riem)で開かれる競馬を記念した切手の小型シートですが、前年発行された第3回の小型シートに鷲と党のシンボルと月桂樹と年号等を加刷しただけです。
・有効期限は1938年6月30日です。
1937.9.3 (金曜 Freitag, Friday)
6.第9回ニュルンベルク党大会 付加金付き
6(+19+25)Pfennig | 濃緑 | 総統の肖像 | 右の切手を田形に配した小型シート |
これで4回目の同じ図案、同じレイアウトの小型シートですが、各々の切手に党大会の文字が印刷されています。
・有効期限は1938年12月31日です。
1937.11.4 (木曜 Donnerstag, Thursday)
7.冬期慈善
3+2Pfennig | 茶 | 難破した船の救助に向かう救難艇ブレーメン号 |
4+3Pfennig | 灰青 | 明かりをともす燈船エルベ1号 |
5+3Pfennig | 黄緑 | 東海沿岸のクリ砂嘴(さし)付近に停泊する漁船 |
6+4Pfennig | 緑 | 客船ヴィルヘルム・グストロフ号とマデイラのアロエ |
8+4Pfennig | 橙 | バーク(三檣帆船)形式のパドゥア号 |
12+6Pfennig | 赤 | 東プロイセン海上を往く蒸気船タンネンベルク号 |
15+10Pfennig | 藤 | 列車渡船シュヴェーリン号 |
25+15Pfennig | 青 | ハンブルク・アメリカ通運会社が所有する快速汽船ハンブルグ号 |
40+35Pfennig | 紫 | ロイズ北ドイツ代理店が所有する快速汽船エウロパ号 |
恒例の冬期慈善用の付加金付き切手です。ドイツの船がテーマです。
・有効期限は1938年6月30日です。
お断り
1933年11月1日(水)発行の慈善切手から、切手のすかしに当時第一党であった特定の党のシンボルが入れられるようになりました。戦後70年を経過したとはいえ、今も当時を思い出される方々が多数いらっしゃるという事実をふまえ、このシンボルの入った切手の図版を当サイトでは一切公開いたしません。なお、これらの切手の図版を公開しているサイトを何ら否定するものではありません。 |
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