1924-25年のドイツと日本の出来事
1924年
・ロンドンで賠償問題会議。ドーズ案を採択し、ドイツも承認
・賠償金額、1924年は10億マルク。以後漸増
・アメリカ資本流入による好景気到来
・ドイツ国有鉄道会社発足
・ベルリンで第23回世界平和会議
大正
13年
・新高額切手発行
・ラジオ放送開始
・築地小劇場創立、近代演劇の発展に寄与
1925年
・エーベルト大統領没
・ヒンデンブルク、大統領選挙で当選
・10月に好景気から一転して経済危機に(翌年末まで不況)
・ロカルノ条約調印(アルザス・ロレーヌ放棄、ラインラント非武装地帯の承認等)
・ハイゼンベルク、量子力学発表
・ライツ社、ライプチヒ見本市にて35ミリカメラのライカ−(A)型発表
大正
14年
・富士連合加刷葉書、富士連合6銭葉書発行
・山田耕筰、日本交響楽協会設立
・地震研究所設立
・普通選挙法成立
・日ソ基本条約

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インフレ後のワイマール共和国で発行された切手

1924.1.11 (金曜 Freitag, Friday)

1.鳩図案シリーズ 航空切手

 インフレ期の1922年以来発行されていた鳩図案と同じ図案の航空切手を、小型化して発行したものです。普通切手としても通用しました。
 なお、使用目的については、1924年4月24日(木)からの航空料金を示しています。これは、郵便物に航空料金として加算するための料金であって、航空料金込みの郵便料金ではありません。4月24日より前は、すなわち、この切手が発行された当時の料金については、正式な通達がなく、インフレ時代の1923年10月20日当時の料金から推測したものを併記しています。厳密には、実例で調査するしかありませんが、3ヶ月の短期間で実例が市場に出てこないため、推測せざるを得ないことをご了承ください。

5Pfennig
加貼り用(発行時は25gまでの印刷物と推測)
10Pfennig
葉書、20gまでの書状、20gまでの印刷物(発行時は20gまでの書状、特定地域宛の外信葉書と推測)
20Pfennig
20gを超えて50gまでの書状、20gを超えて50gまでの印刷物、特定地域宛の外信葉書、20gまでの特定地域宛の外信書状(発行時は20gまでの特定地域宛の外信書状と推測)
50Pfennig
加貼り用(発行時は250gを超え500gまでの書状、250gを超え500gまでの印刷物と推測)
100Pfennig
100gを超え250gまでの書状、100gを超え250gまでの印刷物(発行時は500gを超え1kgまでの印刷物と推測)
200Pfennig
80gを超え100gまでの特定地域宛の外信書状(発行時は1kgを超え2kgまでの印刷物と推測)
300Pfennig
500gを超え1kgまでの印刷物(発行時は加貼り用と推測)

・有効期限は、1926年6月30日です。


1924.2.25 (水曜 Mittwoch, Wednesday)

2.慈善切手 付加金付き

 チューリンゲンの聖エリーザベト(1207-1231)の善行から、「飢餓に苦しむ者に食事を与え」、「喉の渇きに苦しむ者に水を与え」、「着るものさえ持てぬ者に衣服を与え」、「病に苦しむ者を看護する」の4つの場面を図案に採用した切手です。額面の3倍という高額の付加金付きで発行されました。

5+15Pfennig 飢餓に苦しむ者に食事を与え
10+30Pfennig 喉の渇きに苦しむ者に水を与え
20+60Pfennig 着るものさえ持てぬ者に衣服を与え
50+150Pfennig 病に苦しむ者を看護する

・有効期限は1925年6月30日です。


1924.3.

3.鷲図案シリーズ 通常切手

 新しいドイツの象徴としての鷲図案を採用した切手です。以後、記念切手と区別するため、「通常切手」と明記します。

3Pfennig
市内用葉書、50gまでの印刷物
5Pfennig
20gまでの市内用書状、市外用葉書、50gを超え100gまでの印刷物、50gごとの外信印刷物加算料
10Pfennig
20gまでの市外用書状、20gを超え500gまでの市内用書状(1924年12月31日まで)、100gを超え250gまでの印刷物、商品見本、他
30Pfennig
速達料、20gまでの市外用書留書状、20gまでの外信書状(1924年12月31日まで)、他

・有効期限は1930年7月31日です。


1924.5.

4.鷲図案シリーズ追加 通常切手

 鷲図案シリーズの追加です。

40Pfennig
20gを超え500gまでの市外用書留書状(1924年12月31日まで)、他

・有効期限は1930年7月31日です。


1924.5.

5.シュテファン図案シリーズ 通常切手

 中額面の切手にUPU創設者のハインリヒ・フォン・シュテファンを採用したものです。よく似た図案の記念切手があります。

60Pfennig
小包、価格表記、他
80Pfennig
小包、価格表記、他

・有効期限は1930年7月31日です。


1924.5.

6.風景図案シリーズ 通常切手

 1Mark以上の高額面の切手に城や聖堂など、著名な建造物を取り入れた風景図案を採用したものです。

1Mark ラインシュタイン城 1924年5月発行
小包、等
2Mark ケルン大聖堂とアルト・ケルンの風景 1924年5月11日(日)発行
小包、等

・1Mark切手に横すかしがあります。
・2Mark切手に9月以降の通貨単位である「Reichs Mark」の額面のものがあります。(1930年発行)
・有効期限は1938年12月31日です。


1924.6.

7.鷲図案シリーズ 通常切手

 鷲図案シリーズの追加です。

20Pfennig
20gを超え500gまでの市外用書状(1924年12月31日まで)、書留料、外信葉書(1924年12月31日まで)

・有効期限は1930年7月31日です。


1924.6.

8.風景図案シリーズ追加 通常切手

 風景図案シリーズの追加です。

3Mark マリエンブルク市庁舎
小包、等

・有効期限は1938年12月31日です。


1924.10.9 (木曜 Donnerstag, Thursday)

9.UPU50年記念

 1874年10月9日(日)に万国郵便連合(UPU、Union Postale Universelle)がハインリヒ・フォン・シュテファン(1831生-1897没)の提唱で設立されましたが、それから50年を迎えるのを記念して発行されました。図案は、同年発行の中額面の通常切手とよく似ています。

10Pfennig ハインリヒ・フォン・シュテファンの肖像
20Pfennig 同上

・有効期限は1930年7月31日です。


1924.11.

10.鷲図案シリーズ追加 通常切手

 鷲図案シリーズの追加です。

50Pfennig
小包、外信書留葉書(1924年12月31日まで)、他

・有効期限は1930年7月31日です。


1925.5.30 (土曜 Sonnabend, Saturday)

11.ドイツ交通博覧会記念

 5月30日(土)から10月11日(日)にかけてミュンヘンで開催されるドイツ交通博覧会を記念して発行されました。

5Pfennig ドイツ交通博覧会のシンボルマーク
10Pfennig 同上

・それぞれの額面に横すかしがあります。
・有効期限は1925年12月31日です。


1925.5.30 (土曜 Sonnabend, Saturday)

12.ラインラント1000年祭記念

 ラインラント1000年を記念して発行されました。当時のラインラント地方は、連合軍の監視下にありました。

5Pfennig 鷲とラインラントの風景

・有効期限は1928年1月31日です。


1925.7.

13.ラインラント1000年祭記念追加

 ラインラント1000年祭記念切手の追加です。

10Pfennig 鷲とラインラントの風景
20Pfennig 同上

・有効期限は1928年1月31日です。


1925.9.11 (木曜 Donnerstag, Thursday)

14.風景図案シリーズ 通常切手

 風景図案シリーズの追加です。

5Mark シュパイヤー大聖堂
小包、等

・有効期限は1938年12月31日です。


1925.12.15 (火曜 Dienstag, Tuesday)

15.冬期慈善切手 付加金付き

 3種類の切手が発行されました。この年以降、冬期に慈善切手が発行されるのが恒例化されます。切手の図案は、ドイツの象徴である鷲の下に紋章を配したものです。

5+5Pfennig 鷲とプロイセンの紋章
10+10Pfennig 鷲とバイエルンの紋章
20+20Pfennig 鷲とザクセンの紋章

・有効期限は1928年1月31日です。

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