1923年のドイツと日本の出来事
1923年
・フランス軍とベルギー軍、ドイツの賠償金不払いを理由にルール地方を占領
・インフレ進む。特に8月以降は天文学的数字に
・人員整理令で官吏の20%削減決定
・バイエルンで非常事態宣言
・国防軍、各地の武装蜂起を鎮圧
・ミュンヘン一揆
・レンテンマルク発行(当日のレートは1ドル=4兆2000億マルク)
・労働時間規制法発布(1日10時間労働)
大正
12年
・関東大震災、被害総額55億円
・震災切手/震災葉書発行
・震災恐慌

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1923年に発行されたドイツ切手

1923.1.

1.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 利用量が多い額面の切手が追加されました。なお、各切手に発行当時の用途を併記していますが、実際はその後の値上げで様々な用途に使われています。(以下、同じ。)

25Mark 25Mark
20gまでの市外用書状、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの重量印刷物、250gまでの商品見本、他

・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.1.15 郵便料金値上げ

1923.1.

2.ポストホルン図案 1色刷シリーズ

 1923年1月15日(月)の料金値上げに伴い、利用量の多い額面に該当するポストホルン図案切手が2色刷から1色刷に替えられて発行されました。なお、ポストホルン図案シリーズとしては、これが最後のシリーズとなりました。

20Mark 20Mark
20gまでの市内用書状、25gを超え50gまでの印刷物、他
40Mark 40Mark
書留料、配達証明料、他

・20Mark切手と40Mark切手に、それぞれ2種類のタイプ違いがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。

40Markのタイプ違い
40Markのタイプ違い
タイプT
・40が太い
タイプU
・40が細い


1923.1.

3.大型数字図案シリーズ 網すかしシリーズ/額面追加

 前年末に発行されたシリーズの菱形すかし用紙が網すかし用紙に変更され、さらに1月の料金値上げで新しい額面が追加されました。一部の額面には、ちょうど該当する小包料金がありません。

400Mark 400Mark
75kmを越える距離で3kgまでの小包、他
1000Mark 1000Mark
75kmを越える距離で8kgを越え9kgまでの小包、他
2000Mark 2000Mark
加貼り用

・2000Mark切手に、2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.2.

4.ポストホルン図案 1色刷シリーズ 追加

 1923年1月15日(月)の料金値上げに伴い、利用量の多い額面に該当するポストホルン図案切手が2色刷から1色刷に替えられて発行されました。なお、ポストホルン図案シリーズとしては、これが最後のシリーズとなりました。

30Mark 30Mark
20gを超え100gまでの市内用書状、50gを超え100gまでの印刷物、50gごとの外信印刷物、他

・30Mark切手に、2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.2.

5.大型数字図案シリーズ 網すかしシリーズ/額面追加

 前年末に発行されたシリーズの菱形すかし用紙が網すかし用紙に変更され、さらに1月の料金値上げで新しい額面が追加されました。一部の額面には、ちょうど該当する小包料金がありません。

100Mark 100Mark
加貼り用
200Mark 200Mark
75kmまでの距離で3kgまでの小包、他
300Mark 300Mark
75kmまでの距離で3kgを越え5kgまでの小包、他
400Mark 400Mark
75kmを越える距離で3kgまでの小包、他
3000Mark 3000Mark
加貼り用

・200Mark切手に、3種類の色違いがあります。
・3000Mark切手に、4種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.2.19 (月曜 Montag, Monday)

6.ライン・ルール地方救済 付加金付き

 1923年1月に賠償金不払いを口実としてフランス軍とベルギー軍に占領されたライン・ルール地方は、住民の抵抗運動により経済活動が麻痺していました。これを救済するため、翌2月19日に付加金を加刷した切手が発行されました。額面の割にサイズの大きい20Mark切手が一番付加金が高いので、切手の額面も一番高いと錯覚しがちです。カタログでは20Mark切手を最後に持ってくるのが慣例で、なおさらそのように感じますが、ここではあえて付加金順ではなく、額面順に並べています。
 ところで、当時まだ発行されていない5Mark切手が、台切手に使われています。この額面は、おそらく、前年12月15日の値上げで印刷物料金になった5Markを想定して、早くから用意されていたものの、さらなる値上げで適用料金がなくなり発行が遅れたと思われます。

5+100Mark 5Mark+100Mark
加貼り用
20+1000Mark 20Mark+1000Mark
20gまでの市内用書状、25gを超え50gまでの印刷物、他
25+500Mark 25Mark+500Mark
市外用葉書、他

・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.2.24 (土曜 Sonnabend,Saturday)

7.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 前述のように、おそらく発行が遅れたため補助額面になったと思われる切手です。当時は最低料金が10Markであったため、単独の使用はありません。

5Mark 5Mark
加貼り用

・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.2.28 (水曜 Mittwoch, Wednesday)

8.鳩図案航空切手 大型2色刷シリーズ 追加

 航空切手の高額額面の追加発行です。航空切手専用ですが、実際は通常切手としても使われました。後に1色刷で再発行されています。→鳩図案航空切手1色刷シリーズ

10Mark25Mark 10Mark-25Mark

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.3.1 郵便料金値上げ

1923.3.

9.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 1923年3月1日(木)の料金値上げに伴い、労働者図案切手が追加されました。従来ポストホルン図案シリーズで発行されていた額面が労働者図案シリーズに置き換わった形です。

40Mark 40Mark
20gまでの市内用書状、市外用葉書、外信書状(ハンガリー・チェコ宛)、他

・40Mark切手に、2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.3.

10.大型数字図案シリーズ 網すかしシリーズ 追加

 前年末に発行されたシリーズの菱形すかし用紙が網すかし用紙に変更されたものです。

500Mark 500Mark
75kmまでの距離で8kgを越え9kgまでの小包、他

・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.3.

11.小型数字図案シリーズ

 横長の高額図案シリーズのうち、インフレのため徐々に低額料金になってきたものについて小型化したものです。100Mark切手には2種類の色違いがあります。

100Mark 100Mark 濃い紫
20gまでの市外用書状、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、他
100Mark 明るい紫
200Mark 200Mark
20gを超え100gまでの市外用書留書状、速達+書留料、気送管書状、他

・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.4.1 郵便料金値上げ(小包のみ改訂)

1923.4.

12.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 労働者図案の追加額面が発行されました。従来ポストホルン図案シリーズで発行されていた額面が労働者図案シリーズに置き換わった形です。

20Mark 20Mark
市内用葉書、25gまでの印刷物、他

・横すかしがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.4.

13.鳩図案航空切手 2色刷シリーズ 追加

 航空切手専用ですが、実際には普通切手としても使用されました。後に1色刷で再発行されています。→鳩図案航空切手1色刷シリーズ

100Mark 100Mark

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.4.

14.小型数字図案シリーズ 追加

 横長の高額図案シリーズのうち、インフレのため徐々に低額料金になってきたものについて小型化したものです。

300Mark 300Mark
20gまでの外信書状、75kmまでの距離で3kgまでの小包、他
400Mark 400Mark
加貼り用
500Mark 500Mark
75kmまでの距離で3kgを越え5kgまでの小包、他

・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.5.

15.大型建物図案シリーズ

 最高額の切手として、ルータゆかりのヴァルトブルク城を図案に用いた切手が発行されました。それまで最高額であった数字図案の3000Mark切手と同じく横長のものです。

5000Mark 5000Mark
75kmを越え375kmまでの距離で19kgを越え20kgまでの小包、他

・色違いが2種類あります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.5.

16.鳩図案航空切手 1色刷 追加

 航空切手の高額の2色刷を1色刷にして、さらに新たな額面を追加したものです。

5Mark 5Mark
加貼り用
10Mark 10Mark
加貼り用
25Mark 25Mark
葉書の航空料金
100Mark 100Mark
20gを超え50gまでの書状の航空料金

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、5Mark〜25Mark切手が1923年9月30日、他は1923年11月30日です。


1923.5.

17.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 労働者図案の追加額面が発行されました。従来ポストホルン図案シリーズで発行されていた額面が労働者図案シリーズに置き換わった形です。なお、この切手はコイル切手として発行されましたので、シートはありません。

50Mark 50Mark
代金引換料、外信書状加算料(特別低額料金適用の隣接国宛)、他

・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.6.

18.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 労働者図案の追加額面が発行されました。従来ポストホルン図案シリーズで発行されていた額面が労働者図案シリーズに置き換わった形です。なお、労働者図案シリーズとしては、これが最後の切手となりました。

30Mark 30Mark
加貼り用

・2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1923.6.

19.鳩図案航空切手 1色刷 追加

 航空切手の高額の2色刷を1色刷にして、さらに新たな額面を追加したものです。

200Mark 200Mark

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.7.1 郵便料金値上げ

1923.7.

20.大型建物図案シリーズ 追加

 1923年7月1日(日)の料金値上げに伴い、最高額の切手として、ゴシック建築としては最大規模のケルン大聖堂を図案に用いた切手が発行されました。小包料金用の高額面ですが、発行当時はちょうど該当する料金がありません。なお、インフレ期の大型建物図案シリーズとしてはこれが最後です。

10000Mark 10000Mark
加貼り用

・色違いが2種類あります。
・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.7.

21.大型数字図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴い小包料金用に追加されたものです。発行は7月末頃とされています。

4000Mark 4000Mark
75kmまでの距離で15kgを越え16kgまでの小包、他

・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.8.1 郵便料金値上げ

1923.8.

22.小型数字図案シリーズ 追加

 横長の高額図案シリーズのうち、インフレのため徐々に低額料金になってきたものについて小型化したものです。

1000Mark 1000Mark
20gまでの市外用書状、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、書留料、配達証明料、250gまでの商品見本、他

・有効期限は、1923年11月30日です。


1923.8.

23.大型数字図案シリーズ 追加

 料金値上げに伴い小包料金用に追加されたものです。発行は8月初旬頃とされています。

5000Mark 5000Mark
75kmまでの距離で15kgを越え16kgまでの小包、他

・有効期限は、1923年11月30日です。

→1923年8月24日料金値上げ以降の超インフレ時期の切手はこちらをクリックしてください。

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