1922年のドイツと日本の出来事
1922年
・ソビエトとラパッロ条約締結(ヴェルサイユ条約第116条相互賠償権の放棄
・ラーテナウ外相暗殺抗議に300万人規模のデモ
・共和国保護法可決
・フルトヴェングラー、ベルリンフィル常任指揮者に
大正
11年
・外信用富士鹿切手発行
・富士連合8銭外信葉書発行
・ワシントン海軍軍縮条約

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1922年に発行されたドイツ切手

1922.1.1 郵便料金値上げ

1922.1.-5.

1.網すかしシリーズ

 1921年12月から、切手の用紙が菱形すかしから網すかしに切り替えて発行されました。ちょうど1922年1月1日から料金が値上げされた関係で、新たな需要が出た75Pfennig切手と1.25Mark切手(表記上は1 1/4Mark)の新図案が間に合わず、旧ゲルマニア図案切手の版を用いて網すかし用紙に印刷したり、雑然としたシリーズになっています。厳密に言うと、3Markは1921年発行ですが、便宜的にここに入れています。なお、各切手に発行当時の用途を併記していますが、実際はその後の値上げで様々な用途に使われています。(以下、同じ。)

5Pf 5Pfennig 1922年5月
加貼り用
10Pf 10Pfennig 1922年2月
点字印刷物、他
15Pf 15Pfennig 1922年5月
加貼り用
25Pf 25Pfennig 1922年3月
加貼り用
30Pf 30Pfennig 1922年5月
加貼り用
40Pf 40Pfennig 1922年1月
5ワードまでの通信文つき絵葉書、他
50Pf 50Pfennig 1922年1月
50gまでの印刷物、他
60Pf 60Pfennig 1922年1月
加貼り用
75Pf 75Pfennig 1922年3月
市内用葉書、他
80Pf 80Pfennig 1922年3月
50gごとの外信印刷物、他
100Pf 100Pfennig 1922年1月
50gを超え100gまでの印刷物
120Pf 120Pfennig 1922年5月
加貼り用
1 1/4Mark 1 1/4Mark (125Pfennig) 1922年3月
20gまでの市内用書状、市外用葉書、外信葉書(特別低額料金適用の隣接国宛)、他
150Pf 150Pfennig (1.50Mark) 1922年3月
配達証明料、代金引換手数料、価格表記保険料、他
160Pf 160Pfennig (1.60Mark) 1922年5月
加貼り用
2Mark 2Mark 1922年1月
書留料、20gまでの市外用書状、20gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、他
3Mark 3Mark 1921年12月
速達料、20gを超え100gまでの市外用書状、250gを超え500gまでの印刷物、外信書状(ハンガリー・チェコ宛)、他
4Mark 4Mark 1922年1月
20gまでの外信書状、100gを超え250gまでの市外用書状、他
5Mark 5Mark 1922年2月
小包、価格表記、他
10Mark 10Mark 1922年3月
小包、価格表記、他
20Mark 20Mark 1922年5月
小包、価格表記、他

・100Pfennig切手に、3種類の色違いがあります。
・20Mark切手に、1色(緑)が天地逆に印刷されたものがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.4.2 (日曜 Sonntag, Sunday)

2.ミュンヘン・ドイツ工芸博覧会記念

 ミュンヘンで開かれるドイツ工芸博覧会を記念して発行されました。図案は、ミュンヘン市の紋章を配したものです。高額の10Markと20Markは、着色紙で菱形すかしの用紙に印刷されています。

1 1/4Mark 1 1/4Mark
20gまでの市内用書状、市外用葉書、外信葉書(特別低額料金適用の隣接国宛)、他
2Mark 2Mark
書留料、20gまでの市外用書状、20gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、他
3Mark 3Mark
速達料、20gを超え100gまでの市外用書状、250gを超え500gまでの印刷物、外信書状(ハンガリー・チェコ宛)、他
4Mark 4Mark
20gまでの外信書状、100gを超え250gまでの市外用書状、他
10Mark 10Mark
小包、価格表記、他
20Mark 20Mark
小包、価格表記、他

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.5.

3.ポストホルン図案 1色刷シリーズ

 当初、高額面であったポストホルン図案切手が、値上がりにより需要の多い額面になってしまったため、1色刷に変更されたものです。2色刷の切手の在庫がなくなった局から徐々に置き換わりました。

2Mark 2Mark
書留料、20gまでの市外用書状、20gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、他
3Mark 3Mark
速達料、20gを超え100gまでの市外用書状、250gを超え500gまでの印刷物、外信書状(ハンガリー・チェコ宛)、他
4Mark 4Mark
20gまでの外信書状、100gを超え250gまでの市外用書状、他

・2Mark切手に3種類、4Mark切手に2種類の色違いがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.5.-6.

4.ポストホルン図案 2色刷シリーズ 追加

 大型横長の数字図案切手が、ポストホルン図案切手に変更され、さらに新しい高額面が加わりました。高額面のため、いずれも2色刷になっています。

5Mark 5Mark 1922年6月3日
小包、価格表記、他
10Mark 10Mark 1922年6月
小包、価格表記、他
50Mark 50Mark 1922年5月
小包、価格表記、他

・50Mark切手に2種類のタイプがあります。
・50Mark切手に、収入印紙に使われていた特殊な用紙(花びらすかし)に印刷されたものがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。

50Markのタイプ違い
50Markのタイプ違い
タイプT
・50の0が太い
・ホルンのひもが太い
タイプU
・50の0が細い
・ホルンのひもが細い

50Markのすかし違い
50Markのすかし違い
網すかし(左) 花びらすかし(右)


1922.7.1 郵便料金値上げ

1922.7.

5.鳩図案航空切手 小型1色刷/大型2色刷シリーズ

 航空切手専用ですが、実際には普通切手としても使用されました。日本の煙草のパッケージに、この図案に似たデザインのものがあります。1Mark以上は、2色刷です。

25Pf40Pf50Pf60Pf80Pf 25Pfennig-80Pfennig
1Mark2Mark3Mark5Mark 1Mark-5Mark

・切手シートの5段目と6段目の間にガッターマージンがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.8.

6.数字図案 網すかしシリーズ 追加

 旧ゲルマニア図案の75Pfennig切手に替わって、ようやく数字図案の75Pfennig切手が発行されました。旧ゲルマニア図案で代用していたもう一つの1 1/4Mark(125Pfennig)切手は、7月1日(土)の料金値上げで該当するものがなくなったため、数字図案では発行されませんでした。

75Pf 75Pfennig
市内用葉書、20gを超え50gまでの印刷物、等

・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.10.1 郵便料金値上げ

1922.10.

7.ポストホルン図案 1色刷シリーズ 追加

 10月1日(日)の料金値上げで新たに必要になった料金用の切手として、ポストホルン図案切手が追加されました。需要の多い額面のため、1色刷になっています。

5Mark 5Mark
20gまでの書留印刷物、等
6Mark 6Mark
20gまでの市外用書状、速達料、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、他

・6Mark切手の数字に2種類のタイプがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。

6Markのタイプ違い
6Markのタイプ違い
タイプT
・6の数字が斜体
タイプU
・6の数字が通常


1922.10.

8.ポストホルン図案 2色刷シリーズ 追加

 新たに必要になった料金用の切手として、ポストホルン図案切手が追加されました。位置づけとしては高額面のため、2色刷になっています。なお、これが最後の2色刷のポストホルン図案シリーズになりました。

20Mark 20Mark
20gまでの外信書状、等
30Mark 30Mark
75kmまでの距離で5kgまでの小包、等

・20Mark、30Mark切手とも、数字に2種類ずつタイプがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。

30Markのタイプ違い
30Markのタイプ違い
タイプT
・30が太い
・ホルンのひもが太い
タイプU
・30が細い
・ホルンのひもが細い


1922.10.

9.大型数字図案 網すかしシリーズ

 新たに必要になった小包用の高額切手として大型数字図案が追加されました。すでに50Markとしてはポストホルン図案切手(2色刷)が発行されていましたが、大型数字図案(1色刷)として再登場した形になります。このあと発行される同じ図案の100Mark以上の切手と違って、着色紙は使われていません。

50Mark 50Mark
小包、等

・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.10.

10.大型数字図案 菱形すかしシリーズ

 新たに必要になった小包用の高額切手として大型数字図案が追加されました。高額切手は大型数字図案、という流れの延長です。
 なお、このシリーズは、すでに使われなくなった菱形すかしの用紙で印刷されているのが注目されます。用紙の色も、赤みのあるクリーム色という特徴あるものです。

100Mark 100Mark
75kmまでの距離で10kgを越え15kgまでの小包、等

・有効期限は、1923年11月30日です。


1922.11.15 郵便料金値上げ

1922.11.

11.ポストホルン図案 1色刷シリーズ 追加

 新しい額面のポストホルン図案切手が追加されました。なお、11月14日以前の旧料金体系でも、8Markは市外用重量書状、印刷物重量便に使えましたので、これを想定して製造しているうちに値上げされた可能性もあります。

8Mark 8Mark
20gを超え100gまでの市内用書状、書留料、等

・「8」の字体に2種類のタイプがあります。
・有効期限は、1923年9月30日です。

8Markのタイプ違い
8Markのタイプ違い
タイプT
・8が太い
・ホルンのひもが太い
タイプU
・8が細い
・ホルンのひもが細い


1922.11.

12.大型数字図案 菱形すかしシリーズ 追加

 新たに必要になった小包用の高額切手として大型数字図案が追加されました。赤みのあるクリーム色の着色紙が使われています。

200Mark 200Mark
小包、等
300Mark 300Mark
小包、等

・有効期限は、1923年11月30日です。


1922.12.

13.労働者図案 網すかしシリーズ

 新たに必要になった市外用書状用の切手として労働者図案が発行されました。11月15日(水)の値上げが急であったためか、やや遅れて発行されています。市内用書状用の4Mark切手は、ポストホルン図案シリーズの在庫があったため、新たに用意されませんでした。

12Mark 12Mark
20gまでの市外用書状、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、等

・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.12.11 (月曜 Montag, Monday)

14.冬期慈善切手 付加金つき

 植林する少女を描いた付加金つき切手です。付加金は、お年寄りと子供の救済を目的としたものでした。

6+4Mark 6+4Mark
市外用葉書、等
12+8Mark 12+8Mark
20gまでの市外用書状、100gを超え250gまでの市内用書状、100gを超え250gまでの印刷物、250gまでの商品見本、等

・版欠点が多数知られています。
・有効期限は、1923年1月15日です。


1922.12.15 郵便料金値上げ

1922.12.

15.労働者図案 網すかしシリーズ 追加

 新たに必要になった市内用書状用の切手として労働者図案が発行されました。10Mark切手としては過去にもポストホルン図案シリーズ等が発行されていて在庫があったはずですが、切りの良い額面で需要が見込まれたため発行されたと思われます。

10Mark 10Mark
20gまでの市内用書状、50gを超え100gまでの印刷物、等

・有効期限は、1923年9月30日です。


1922.12.

16.大型数字図案 菱形すかしシリーズ 追加

 新たに必要になった小包用の高額切手として大型数字図案が追加されました。赤みのあるクリーム色の着色紙が使われています。

400Mark 400Mark
75kmを越える距離で7kgを越えて8kgまでの小包、等
500Mark 500Mark
75kmを越える距離で9kgを越えて10kgまでの小包、等

・有効期限は、1923年11月30日です。

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